Messier Objects

2016年6月 5日 (日)

それでも続く?メシエ天体-M5/M9/M16/M19/M44/M80/M94/M97/M108

すっかり更新が滞っていました。というかゴールデンウイークに撮影した対象の処理がなかなか進まなくて、ようやく一巡しそうなということで、、

梅雨入りして撮影にいけないのでまったりとアップをしていきます。(とか言いながら今は晴れていますね。でも日曜日ですorz...)

☆☆☆光軸調整途上のε130DとQHY9での撮影☆☆☆

光軸というか、主鏡の抑えの部分(サイドや上の3点止め)を少しやり直してリベンジしたものです。前回よりは改善したようにも見えますが、やっぱり丸くはうつらないんですね。

【M5 へび座の球状星団】

M5_qhy

430mmとフォーサーズサイズの組み合わせで、トリミングなしでも大きく写りますね。
よく見ると星がいびつですが・・・

---
Title:M5
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:240secx4(1x1),RGB:240secx2 (1x1)
Date:2016/4/29@Mitsue



【M9 へびつかい座 球状星団】

M9

この対象は球状星団の中でも小さいですね。前回の撮影は家の近所からでかなりひどい作品でしたので、ちゃんとした場所と鏡筒とカメラで狙ってみました。
さすがに430mmだと小さいですが、周りの暗黒帯とかが見えていて雰囲気がでてますね。
調べてみると、M9の下(座標は西)にあるのがB64、左上に見えている(座標は南)のが、B259とNGC6342の球状星団です。
Barnard'sの         dark nebulaeとかも狙ってみたい対象ですね。この南側には有名なPipe nebulaがあります。(NZではキウイと呼んでました)

---
Title:M9
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:240secx4(1x1),RGB:240secx1 (1x1)
Date:2016/4/29@Mitsue

【M97とM108】

M97_108_qhy_2

最後は、春の代表選手?M97とM108です。
ノートリミングですが、あまりにもちっちゃいですね。
トリミングしてもあまり変わらないような気もしますが・・
このあたりはやはりEdgeで狙ったほうがよさそうです。

---

Title:M97 M108
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:180secx13(1x1),RGB:180secx2 (1x1)
Date:2016/4/29 @Mitsue

☆☆☆光軸調整やり直しε130DとCanonX4での撮影☆☆☆

【M44 かに座プレセペ星団】

M44_x16

西に沈みかけるかに座のプレセペ星団です。
イプシロンでスパイダーキラリンを狙ったのですが、あいにく西はカブリがひどく長い時間の撮影は難しかったです。画像処理もそこそこで・・
星は前日のモノよりも幾分丸くなったかなぁという感じです。

---
Title:M44
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:Canon Kiss X4 ISO1600
Exposure: 120sec x32
Date:2016/5/1@Mitsue

【M94 りょうけん座渦巻星雲】

M94x33

こちらはεでりょうけん座の銀河を放置モードで撮影しました。
対象は小さいのでDSSの2xDrizzleでスタックしています。
こういった撮影の仕方は相性がいいのか、EDGEの直焦点とかで撮るよりも
鮮明且つ周りの淡いところが見えてきますね。

---
Title:M94
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:Canon Kiss X4 ISO3200
Exposure: 120sec x33
Date:2016/5/1@Mitsue



☆☆☆2台体制なのでお隣ではEdge直焦点とX4で撮影☆☆☆

【M16 いて座 わし星雲】

M16_edge2000_2

わし星雲中心部のアップ写真です。
ナローとかで撮影したものに比べるとぼやっと感が満載ですね。
中心部が飽和しないように処理しました。
創造の柱が見えています。
なぜか全体の色はBが抜けきらずマゼンダ色になっております。
できれば、QHY9で狙いたい場所ですね。

---
Title:M16 / Eagle nebula
Optics:EDGE HD 800 (f=2023mm/F=10)
Camera:Canon Kiss X4 ISO1600
Exposure: 120sec x24
Date:2016/5/1@Mitsue



【M19 へびつかい座の球状星団】

M19_x16edge

この球状星団は、扁平率が高くて面白い形をしています。
ちゃんととり直しをしたかった対象なので、ドアップ撮影を試みましたが、
何気にピントが甘いというか、2000mmだとこんな感じになってしまいますね。(汗)

球状星団だとレデューサを付けたほうがもうちょっとしまった画像になりそうです。

---
Title:M19
Optics:EDGE HD 800 (f=2023mm/F=10)
Camera:Canon Kiss X4 ISO1600
Exposure: 120sec x14
Date:2016/5/1@Mitsue


【M80 さそり座の球状星団】

M80edge_2

これまたマイナーな天体ですが、しっかりと取り直したかった対象です。
M19と同様にぼやっとした感じですね。なぜか、左が北の画角です。
コレクションとしては、こちらに置き換えとなりますね。

---
Title:M80
Optics:EDGE HD 800 (f=2023mm/F=10)
Camera:Canon Kiss X4 ISO1600
Exposure: 120sec x10
Date:2016/5/1@Mitsue


以上です。まだあと1日分が残っております(汗)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2016年5月 6日 (金)

The Messier Objects

このブログでもご報告をしておりましたとおり、去年の5月から本格的に取り組んでいたメシエ天体撮影マラソンを今年の3月に110対象を撮り終えました。

それを記念?して、110天体を1つにまとめた作品を天文ガイドさんに応募したら、

なんと・・

「今月の最優秀賞」

をいただくことができました。shineshineshineshineshine

いやぁ。そもそもこんな110枚を連ねた作品なんて応募していいものか・・と悩んだのですが、娘の「応募しないの?」の一声がきっかけとなりこのような栄えある賞をいただくこととなりとても驚いております。

単体の対象では、皆様のレベルがとても高くて入選なんて夢のまた夢みたいな感じですが、たくさんの作品を撮り続けたことがよかったのでしょうか。

今月発売の6月号に手記も載せていただきましたのでもしよければご覧くださいませ。

ひとまとめにした作品はこちらです。(大きな画像はこちらへ)

【The Messier Objects】

M110_b


いつもご一緒する皆様や、こちらのブログをご覧いただいている皆様、Facebookのデジタル天体写真グループの皆様、そして家族に感謝です。。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2016年3月11日 (金)

ε130Dのファーストライトは安定の神野山で

3月第1週の新月期は、あいにくの天気予報でした。
ただ何とか土曜日は晴れそう・・と直前の予報が好転したので、久しぶりに神野山に出かけました。

この日は、天文中年さんが不在でしたが、いつものMarkunさんに、グッチさん、NOBさん、ベアさん、シゲボンさんに、そしてしらびそいらいのたらちゃん!
ひさしぶりの、エクストレイルさん(すみません勝手に命名してます)や、EM200のFさん、以前大台ケ原でお目にかかった大マゼランさん小マゼランさんと大盛況でした。

皆さんとの再会を楽しむ間もなく、初めてのε130をSXD2にのせ、いまだにガイドが安定していないEdge800をEM200にのせて、2台体制の練習撮影スタートです。

いきなりQHY9を使うのはやめて、EOS KissX4での撮影です。
明るい空でかつ、かすんでいることもあるので、ISO1600で90秒露光を重ねることにしました。

【M13/Globular Cluster in Her】

M13_blog

北天最大級の球状星団です。まだ空が低いタイミングで撮影をしましたが、430mmとAPS-Cの組み合わせでとっても迫力がありますね。
そして憧れのキラリン十字スパイダーが入って嬉しいです(^u^)
大きな画像はこちら

--
撮影データ
Title:M13 /Globular Cluster in Hercules
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:EOS KissX4 ISO1600
Exposure: 90sec x25
Date:2016/3/6 @Konoyama

画像処理をしたので光軸があっているのかどうか?この写真だけだとよくわかりません。shock
(星が処理過程で大きくなってしまっているので)
ということで、星像をみるために1枚ものライトフレームをチェック!

【M13 jpeg1枚もの】

M13

F3.3ということもありあっという間に飽和しそうです。背景がかなり明るかったので、レベル調整とカラーバランスだけ整えた画像です。
お恥ずかしながら、光軸があってるのか、あってないのか?この画像を見てもよくわかっておりません。そもそもピントの問題もありそうですが(汗)

お家に帰ってから、光軸をみたら少しずれているような感じでした。ただ、どのタイミングでずれたかわかりませんが・・

ただ、とても星像がシャープなのがわかります。FSQもそうですが、こちらのほうがさらに明るくシャープな気がしてきました。(気分的なモノ?)



【M83/The Souhern Pinwheel Galaxy・南の回転花火銀河】

M83_x47_2xdrizzleb

この時期は、430mmで狙う対象があまりないので、ちょうど南中直後の対象ということでM83を狙いました。
以前撮った時は、FSQで冷却CCDを使ったのですが、空が途中で曇り無理やりデジカメの画像を使って
仕上げて、そのまま放置気味にしていた対象です。
神野山の南から西にかけては、さそり座付近をとると色が出ないくらい明るい空で無謀なトライでしたが、安定したシーイングのおかげで銀河中心部はよく写ってくれたと思います。
大きめの系外銀河を狙うなら、εという選択肢もありますね。
それにしても、Facebookのグループでご教授いただいたDSSのDrizzleは、処理の新しい選択肢として重宝しております。

おおきな画像はこちら

--
撮影データ
Title:M83 /The Souhern Pinwheel Galaxy
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:EOS KissX4 ISO1600
Exposure: 90sec x47
Process:DSS 2xDrizzle
Date:2016/3/6 @Konoyama



【M40/幻のメシエ天体】

M40b

そしてこちらはおまけ?のM40です。
メシエ天体撮影マラソンも後4つと完走間際です。
M40は中心付近にある2重星です。なぜこの対象がという感じですが、あまりにも撮り応えがないので、せめてもの十字スパイダーです。
オレンジの輝いている星は、北斗七星の真ん中にあたるδ星です。
3等星なのですが、こうやって見るとなかなかきれいですね。
お隣にちっちゃな銀河がうつってますね。ほかにもチラチラ銀河があります。
こちらも写野が広かったので、DSSで2xDrizzleです。

--
撮影データ
Title:M40
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:EOS KissX4 ISO1600
Exposure: 90sec x11
Process:DSS 2xDrizzle
Date:2016/3/6 @Konoyama

さて、ファーストライトは無事?終了しました。
まだまだ手探りですが、頑張って撮影していきたいです。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2016年2月21日 (日)

FSQ85 直焦点でのDSO for Messier Objects

限られたくらい夜でできる限りの作品を撮りたい・・ということもあり、最近は遠征をすると2台体制で撮影をする機会が増えています。

設営や後片付けが大変なのですが、ひと月に数日しか撮影できるチャンスがないことを考えると、つい欲張ってしまいます。

2月の熊野の遠征では、落ち着きがないEM200の隣で、すっかり慣れたSXD2を使ってFSQで春の銀河(広範囲)を放置モードで撮影していました。
メシエナンバーがつくだけで、8つと大漁です。

ところで、今回は初めてガイド鏡を軽量のものに変更しての撮影でした。
Kowaのf=100mm小型レンズWatec 910HXを、
Kastecの Q5L-100/75 GSS用フード・キャップ・リングセットにのせて、アルカスイスのアリガタアリミゾでFSQに取り付けます。

いつもは、Borg45ED(f=325mm)をガイド鏡に使っているのですが、今回はEdgeHD800用につかったため、小型化したガイド鏡で試しました。

100mmと1/2インチのセンサーということもあってか、アドバンスドユニットでのキャリブレーションでは、movement is too smallのエラーが出てなかなかキャリブレーションがおわりません。x4にしてなんとか終了しましたが、ガイド星の星像がかなりぼやっとしていて果たしてガイドできるのか・・という状況でした。

こちらの撮影セットは、そのまま放置でキャリブレーションも1度しかしなかったため?か、ガイドエラーが多発しておりました。orz...
2台体制も両方面倒を見るのはなかなか大変で、どうしても片方がおろそかになってしまいます。

とはいえ、一応処理したのでアップします。M天体番号の若い順にアップします。

【しし座のトリオ銀河 M65 M66 NGC3628】

M65_66_ngc3628_b

春の銀河の定番ですね。
去年は、EdgeHDxreducerの1400mmとQHY9で撮影したのでかなり窮屈でしたが、450mm+KissX4だと中心に小さく写ります。
もう少し焦点距離が長いといいのですが、800mm~1000mmのものは持っていなくてこんな感じになってしまいますね。

FSQで撮影したこともあってか、Edgeよりもシャープに写って、色もよく出ているようです。
銀河も無理しないでこんな感じでとってもいいんじゃないかと思えてきました。
もう少し大きく写るといいのですが。

--
Title:M65 M66 NGC3628
Optics:FSQ-85ED (f=450mm/F=5.3)
Camera:EOS KissX4 ISO3200
Exposure: 240sec x20
Date:2016/2/6 @Kumano



【M88 M91+M90】

M88_91b

こちらは、マルカリアンチェーンのはずれにある銀河です。
トリミングをしていないから、なおさら「ショボィ」写りですね。
それぞれを見ると、撮り応えがありそうな形をしていて、上にあるM88はグルグル渦巻がよく写ってくれそうです。
M91は謎の天体で、カタログに記載された位置には天体がなく長い間不明?だったそうですが、どうやらこのNGC4548であるというのが定説となっているようです。ちなみに一番下の中央に写っているNGC4571という説もあったようですね。

なんでこんな構図・・と思われるでしょうが、実は両方とも撮影したのは初めてなので、メシエ天体+2個ゲットです。(笑)
右下にM90が写ってます。ここに写るならもう少し構図を右にずらして縦位置にすればよかったかな。ともあれ、両方の銀河とも拡大してみるとなんとか形がわかるので、良しとしました。
3月時間があれば1個ずつデジカメで撮りたいですね。

---
Title:M88 M91
Optics:FSQ-85ED (f=450mm/F=5.3)
Camera:EOS KissX4 ISO3200
Exposure: 240sec x12
Date:2016/2/6 @Kumano



【もう一つのしし座のトリオ銀河 M95 M96 M105】

M95_96_105_b

しし座の前足寄りによるもう一つのトリオ銀河です。
上から、M95,M96で、下の3つの銀河団の中で大きくぼんやりと光っているのがM105です。
M95やM96はなかなか特徴的な形をしていて面白いです。

ただ、しし座のトリオと違ってこちらがわは、あまり色合いがなくて地味な印象です。
まあもう少し焦点距離を長くしないと、銀河の詳細は見えてこないですね。

--
Title:M95 M96 M105
Optics:FSQ-85ED (f=450mm/F=5.3)
Camera:EOS KissX4 ISO3200
Exposure: 240sec x8
Date:2016/2/6 @Kumano


【M106,NGC4210】

M106_b

最後はりょうけん座にある大型の渦巻銀河 M106です。
この対象が一番大きいです。
M106銀河群と呼ばれるだけあって、周りにはいろいろな銀河がたくさん写ってます。
特に唇みたいな形をしたNGC4217は特徴的ですね。
これまた横位置にしてみてもよかったかなと思える銀河の分布でした。

--
Title:M106 NGC4210
Optics:FSQ-85ED (f=450mm/F=5.3)
Camera:EOS KissX4 ISO3200
Exposure: 240sec x16
Date:2016/2/6 @Kumano

ということで、ガイドエラーを無理やり補正したりしてましたが、もっとちゃんと撮影しておけばよかったと後悔です。

そして最後は、早撮りのさそりを・・・

【M4とアンタレス】

M4_antares_b

色情報が増えるとすぐにファイルサイズが大きくなり、1M制限では窮屈なファイルしかアップロードできません。大きなファイルはこちらへ。

薄明までの1時間を使って、登ってきたさそりを撮影しました。
とはいえ、450mmでしたので、メインはちゃんと撮影できていなかったM4です。
お隣のアンタレス付近と上にある赤い散光星雲も構図内に収めてます。

輝星にはハロが出ちゃってますね。そして中心を外しているあたりが微妙です。
さて今季は、フルサイズでさそりを撮りたいのですがどんな写りになるやら。。

--
Title:M4
Optics:FSQ-85ED (f=450mm/F=5.3)
Camera:EOS KissX4 ISO3200
Exposure: 240sec x8 ,60sec x 5
Date:2016/2/6 @Kumano

ということで、メシエ天体はちびっこのM88、M91を加えて106対象となりました。

残る4つは、M91と同様に謎の天体?といわれている
 M40
 M102
と、春の銀河密集からやや離れたところにある
 M61
 M85

です。次回遠征には取れそうかなぁ。

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2016年1月20日 (水)

初撮りは尾鷲にて/M74,M108,M98,M99

2016年最初の新月期になる3連休には、三重県の尾鷲方面に遠征してきました。
海沿いは風がきつい・・という印象もありこれまであまり行ったことがなかったのですが
この時期の気候をみると晴れる確率が一番高そうです。

遠征にはいつもの皆様(天文中年さん、Markunさん、ぐっちさん、NOBさんと久しぶりにしゃーまんさんもご一緒しました)
真南に海が広がる素晴らしい景色をバックに今回も2台体制で臨みました。

年末から(というか最初から)なかなか決まらないEM200 temma2M+PHDでのオートガイド。今回はQHY5L-iiを購入して臨みました。

そして結果は、、今回も残念ながらトラブルを抱えたまま撮影を続けるといった状況となりました。起きた事象としては、

・少しの風でガイドが大幅に乱れる
・風もないのに突然ガイドが大幅にずれる(というかPHDがTargetを追いかけるのを放棄している?)

などなどですが、原因として考えられるのは(あとでわかったこともあります)

・ガイドケーブルがちゃんと固定されていなかった
・Temma2Mの赤道儀コントロールが、HS(HighSpeed)になっていた。 <NSが推奨?>
・PHDやAscomドライバーなどソフトウェアの問題  などです。

3つ目の課題は、この後の撮影でも大きな問題となっており、いまだ解決せず(というか悪化)ですがこのあたりはまた後日報告したいと思います。

ということで、なぜかQHY5iiにガイドカメラを戻して、春の銀河をいくつか撮影しました。

数を撮りたいということもあり、全体的に露出時間は短く、ガイドも微妙にずれていたり、
ガイドを気にするあまりピント合わせがおろそかになったり・・・
と踏んだり蹴ったりな作品ですが、せっかくとったのでコンポジット、処理をしました。

【M74/Face on Galaxy in Pisces】

M74_20160114_2

この対象は以前、透明度が悪い空でデジカメで撮影し撃沈した対象です。
その時よりは、形になったのでメシエ天体カタログをアップデートできそうです。

大きなフェイスオン銀河ですが、何とも淡くF値のくらい鏡筒では厳しいですね。
今回はレデューサをつけたので多少は明るくなったのですが・・
ピントが合っていないのか、シーイングが悪かったのか、何やらぼやけた作品となってしまいました。
もう少しシャープに移したいですね。短時間狙いならデジカメの高感度でとるほうが良いのかも?と思えてきました。

---
Optics:EdgeHD800 x0.7 reducer  (f=1400mm/F=7.0),
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:360secx10(1x1),RGB:300sec*2(1x1)
Mount:Takahashi EM200 temma2M / QHY 5ii /PHD2
Date:2016/1/9 @Owase



【M108 galaxy in UMa】

M108b

こちらは、おおぐま座のエッジオン?銀河です。
形状からすると不規則銀河っぽいのですが、中には紋様が見えていて、渦巻銀河を横から見ているということらしいです。

よくM97フクロウ星雲とのツーショットでとられる対象ですが、なんともつかみどころがない・・かんじですね。
この対象を単体で撮影するケースは少ないのではないでしょうか。

ただ大口径で撮るともっと模様がくっきり出て、案外と面白い対象かもしれません。
地球からの距離は4000万光年くらいだそうです。そんな対象が見えていること自体がすごいかも!
人類どころか、霊長類すら登場しない頃の光を見ていると思うだけで、「銀河萌え~」ですね。

---
Optics:EdgeHD800 x0.7 reducer  (f=1400mm/F=7.0),
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:360secx7(1x1),RGB:300sec*2(1x1)
Mount:Takahashi EM200 temma2M / QHY 5ii /PHD2
Date:2016/1/9 @Owase



【M98 galaxy in Com】

M98b_2

かみのけ座の銀河です。
ご存知の通りかみのけ座にはたくさんの銀河がありますね。
300mmで狙うと、M98,99,100が同一の視野に収まるようですが、いずれも小さいですね。
こちらも地球からの距離は6000万光年とはるかかなたです。

---
Optics:EdgeHD800 x0.7 reducer  (f=1400mm/F=7.0),
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:360secx8(1x1),RGB:300sec*2(1x1)
Mount:Takahashi EM200 temma2M / QHY 5ii /PHD2
Date:2016/1/9 @Owase


【M99 galaxy in Com】

M99_ps2

もう一つのかみのけ座の銀河です。
FaceOnで面白い形の腕が見えます。ただやはり視直径が小さいですね。
ガイドがブレていたこともあって全体にぼやけている感じもします。もう少し詳細な様子をとらえたいものです。
お隣に見える明るい星が6等星くらいだそうで、そう思うと以下に淡いかがわかりますね。

ガイドが途中で頓挫?していたみたいで、大幅に南方向にカメラがずれていてorz...
中心部のみをコンポジット(結果としてはトリミング)しております。

---
Optics:EdgeHD800 x0.7 reducer  (f=1400mm/F=7.0),
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:360secx10(1x1),RGB:300sec*2(1x1)
Mount:Takahashi EM200 temma2M / QHY 5ii /PHD2
Date:2016/1/9 @Owase



【Catalina C/2013 US10】

Catarina20160110b

春の銀河団を縦断しているカタリナ彗星です。
このあと、M51、M101とランデブーしたのですが撮影する機会がありませんでした。
ここにも小さな銀河がたくさん写ってますね。

---
Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO4000
Exposure:60sec * 16
Mount:Vixen SXD2 / Watec 910HX /Starbook10 AdvancedUnit
Date:2016/1/10@Owase

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2016年1月 3日 (日)

御杖高原での撮影(冬の散光星雲と春の銀河)

サボりがちだったblogも三が日で一気に更新です。(笑)

年末の御杖高原2夜遠征で撮影した作品をアップします。

1日目は、
1.Takahashi FSQ85EDx0.73RD+Canon EOS 6D / Vixen SXD2
  Borg71FL+KissX4

の2鏡筒同架で、

2日目には
1.Takahashi FSQ85EDx0.73RD+Canon EOS 6D / Vixen SXD2
2.Celestron EdgeHD800(直焦点)+ QHY9 / Takahashi EM200

の2台体制で撮影をしていました。

特にFSQの方は、散開星団を撮影していたので短時間での導入を繰り返していましたし、
両日ともかなり忙しい撮影となりました。

まずはオリオン座、いかくじゅう座の赤いものシリーズということで、
FSQ85x0.73+6Dの作品を一気にアップします。
6Dで散光星雲の領域をとると、ファイルのサイズが大きくなりとても1Mには収まりませんので、Flikrにアップしたリンクを張ることにしました。フルサイズは画像をクリックしてみてください。

【オリオン座 M42、馬頭星雲、燃える木星雲付近】

M42_b

色とりどりの星と散光星雲、反射星雲、分子雲が点在する冬の代表的なエリアですね。まあすごい作品だと何時間もかけて撮影されるところなのでしょうが、今回は1時間ちょっととなりました。

撮影データ
--
Title:Orion/Running man/Horsehead/Flame(M42/M43/IC434/NGC2024) Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Guide:Borg45ED+Watec 910HX, Advanced Unit
Exposure:150sec*25,30sec*8,10sec*8
Date:2015/12/19@Mitsue


【オリオン座 M78、バーナードループ付近】

Barnaeds_loop_20151220b

こちらもあまりにも有名な構図?で狙いましたが、燃える木が微妙な位置にいますね。(汗)
LDN1622とM78の対峙する姿をおさめることができました。

撮影データ
--
Title:LDN1622 Barnards Loop and M78
Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Guide:Borg45ED+Watec 910HX, Advanced Unit
Exposure:180sec * 16
Date:2015/12/19@Mitsue


【いっかくじゅう座 コーン星雲、カタツムリ星雲】

Xmas_tree_20151219b_2

事前の構図チェックができておらず、星雲が下にはみ出ていますね(汗)
もう少し南に傾けるべきでした。
赤と青の対比が綺麗で好きな領域です。6Dだと広範囲をとらえられます。

撮影データ
--
Title:NGC 2264 Cone nebula X'mas tree cluster/IC2169
Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Guide:Borg45ED+Watec 910HX, Advanced Unit
Exposure:150sec * 25
Date:2015/12/20@Mitsue


【いっかくじゅう座 バラ星雲】

Rosetta_6d_b

最後は冬の大三角形の中心にあるバラ星雲を
なんとなく真ん中に入れて撮影したのですが、多分縦横を逆にするともう少し赤い領域がうつったのではと思っています。
ここはAPSCクラスでとったほうが迫力がありそうですね。

撮影データ
--
Title:Rosette Nebula/NGC2237
Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Guide:Borg45ED+Watec 910HX, Advanced Unit
Exposure:150sec * 14
Date:2015/12/20@Mitsue

最後は2000mmで撮影した春の銀河です。
この日は、気温がマイナス4度まで冷え込み、風はなくありとあらゆるものが凍り付いていました。
EDEGにもフードをまいて、ヒータ(温度Hi)をつけたのですが、補正版が終始凍り付く始末となりました。天文中年さんにドライあーをお借りして何度か曇りを撮ったのですが・・また曇りだす・・という状況に。フードを外すごとに写野がずれてしまって、LRGBを重ねると真ん中でしか合成できませんでした。orz...

後で原因がわかったのですが、ヒータが断線をしていたようで、温度Loならちゃんと暖かくなるのに、Hiではついていなかったようです。安物ヒータはダメですね。今回は大失敗でした。

とはいえ、せっかくとった銀河を2つ処理してみました。(多くのフレームが没となりましたが)

冬型のためシーイングが悪い&補正版が曇っていたこともあって、ボケボケの作品となってしまいました。それでもメシエマラソンに追加しておきます。

この日は、天文中年さんにお借りしたQHY 5L-iiをつかってBorg71FLで親子亀でのガイドに挑戦しました。QHY 5-iiよりも感度が高く、うまくガイド星が見つかってくれてまずまず成功したようです。

【M94 /Galaxy in Leo】

M94

0.5度四方にトリミングしています。
ハロが大きく広がる明るい銀河のようですね。
真ん中はもっとシャープに移したかったです。

撮影データ
--
Title:M94 Galaxy
Opt:EdgeHD800  (f=2000mm/F=10.0)
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Mount:Takahashi EM200  Temma2 M
Guide:Borg71FL+QHY5 L-ii,PHD Guiding2
Exposure:L:300secx6,R/G:300secX1(1x1) ,B:300secX2(1x1)
Date:2015/12/20@Mitsue kogen

【M109 Galaxy】

M109

3つの腕が見事な北斗七星にある系外銀河です。
残念ながらボケボケ?ですね。何枚か撮影したのですが、使えるフレームが少なすぎました。

撮影データ
--
Title:M109 Galaxy
Opt:EdgeHD800  (f=2000mm/F=10.0)
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Mount:Takahashi EM200  Temma2 M
Guide:Borg71FL+QHY5 L-ii,PHD Guiding2
Exposure:L:300secx4,R/G:300secX1(1x1) ,B:300secX2(1x1)
Date:2015/12/20@Mitsue kogen

今回はたくさんの作品を一気にアップしました。
これで何とか2015年分を終了できました。

さて2016年は何から撮影しようかなぁ~。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2016年1月 2日 (土)

Messier's open clusters in winter sky

秋から冬にかけての散開星団(メシエ天体)をまとめてみました。

メシエマラソンを始めるまでは殆ど撮影対象とはしてこなかったのですが、実際撮ってみるとそれぞれに顔があってきれいですね。ただ観望したほうがその輝きを感じることができるのではないかと思っています。

Open_clusters_in_winterb_2

使った鏡筒は、FSQ85ED、Borg71FL、Borg45EDでReducerやFlatnerをつけたり直焦点だったりといろいろですが、それぞれおおよそ1度四方の大きさにしています。(スバルだけは入らないので、1.5度あります)

カシオペア~とも座までの冬の天の川近辺にはたくさんの散開星団があり、天の川からはやや離れたM45やM44,67も含めると全部で16個あります。
夏の天の川には10個の散開星団があり合わせて26個となるので、冬は双眼鏡でみると見事な散開星団がたくさんあるということですね。

これでメシエ天体の散開星団は制覇できました!

いつも撮影に追われがちですが、宝石箱のような散開星団を今度こそじっくりと見てみたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年1月 1日 (金)

冬の散開星団 Vol.3 ~ M44,M67とCatalina

みなさま 新年あけましておめでとうございます。
どうぞ本年もよろしくお願いいたします。

昨年末とった散開星団とカタリナ彗星をアップします。
年内にアップしようと思っていたのですが、気が付けば年を越してました(汗)

12月最後の遠征は、御杖高原です。夜半過ぎまで大きな上弦の月が、あるにもかかわらず、御杖にはMarkunさん、天文中年さん、ぐっちさん、kkzakさん、ベアさん、そして1年ぶりにおめにかかったよっちゃんさんと多くの方がいらっしゃってました。
久しぶりの快晴で空を楽しむコトができました。風はないのですが気温はマイナス4度とありとあらゆるものが凍り付いていました。

最初はいま旬?のカタリナ彗星です。

【Catalina C/2013 US10 20151221】

Catarina20151220_x32

当初の予報ほど明るくはなっていないとのことですが、多分5等級くらいにはなっていたかと思います。双眼鏡でも核が、もやっとみえていました。
処理をしてみると、フルサイズの端から端まで尾が伸びていて、どうやら入りきらなかったようですね。随分と長い尾をみることができました。

--
Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO4000
Exposure:60sec * 32
Date:2015/12/21@Mitsue

ちなみに、前日撮影分は、曇られてしまいわずかに晴れた隙間を狙って20秒ノータッチガイドで、雲が流れるコマをむりやり10枚重ねて見ました。

【Catalina C/2013 US10 20151220】

Catarina_20141219

背景がムラムラで、構図も微妙な位置ですね。これのおかげで翌日は構図を決めることができました。

--
Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO4000
Exposure:20sec * 10
Date:2015/12/20@Mitsue



【M44 / Beehive Cluster in Cnc/プレセペ星団】

M44_x2_x16_b

冬の天の川からやや離れたところにあるかに座の散開星団は、このM44/プレセペ星団とM67の2つです。
プレセペ星団はかに座の甲羅部分の四角形の中にある明るい散開星団です。
もちろん肉眼でも確認ができて、M45/プレアデス星団と共に冬の散開星団代表ですね。

2つの星団とも同じくらいの年齢(7億年)らしいのですが、こちらはすばるみたいに青い星だけではなく、オレンジや赤い星もみえていますね。

--
Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:EOS KissX2 SEO-SP3,HEUIB-II ,ISO1600
Exposure:120sec * 16
Date:2015/12/20@Mitsue


【M67 / Open Cluster in Cnc 】

M67_x16x2_b

かに座にあるもう一つの散開星団ですが、こちらはこじんまりとした感じです。
同じ光学系でとっておりますので大きさの違いは一目瞭然です。
この散開星団は、太陽と同じくらいの年齢で散開星団の中では古株?らしいです。そして研究対象としても有名だとか・・・。
中々見る機会がないのですが、ちゃんと見ておきたいですね。

--
Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:EOS KissX2 SEO-SP3,HEUIB-II ,ISO1600
Exposure:120sec * 16
Date:2015/12/20@Mitsue

3回にわたって、冬の銀河に沿って散開星団を制覇することができました。
これでメシエ天体の散開星団の1回目の撮影ミッションはコンプリートです!
やった~!

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2015年12月29日 (火)

冬の散開星団 Vol.2 ~ M48,M50,M93

すっかりblogの更新が滞っておりました。

12月第1週目に撮影した冬の散開星団の続きをアップします。
前回同様これらもFSQ85EDとEOS6D、Borg71FLとKissX4のダブルで撮影していました。だんだんと視野の小さな散開星団に突入するにつれ、フルサイズの6Dで撮影したものは、何の写真かわからないくらいちっちゃく写ってしまってました。

どうもFSQと6Dの組み合わせだと、周辺の星像が円形に広がっていて美しくありません。スケアリング調整とかはできていないのですが、片ボケというよりは四方八方がそのようになっているので、こんなものなのかとも思っております。
その点、Borg71FLと1.08フラットナーの組み合わせですと四方まで比較的綺麗に写ります。
Reducerとの相性は最悪(汗)ですが、このフラットナーとの相性は良くて、暗い空ですと散開星雲の淡いところとかもよく写ってくれます。F値が6.1と暗いのが少し残念ですが。。

とうことでアップするのは、KissX4で撮影したものにします。

【M48 / Open Cluster in Hydra】

M48_x9_x4b_2

全天で最も領域が広いうみへび座の端っこに位置するM48です。
こいぬ座のプロキオンから探したほうが見つけやすそうですね。
残念ながらまだちゃんと双眼鏡とかでは見れておりません。
写真に撮るよりは、見たほうがいい対象ですね。

--
Title:M48 / Open Cluster in Hydra
Optics:Borg71FL x 1.08 Flatner (f=432mm/F=6.1)
Camera:EOS KissX4 新改造,ISO3200
Exposure:120sec * 9
Date:2015/12/04@Konoyama


【M50 / Open Cluster in Mon /Borg71FL_KissX4】

M50_x8_x4b

次は、いっかくじゅう座にあるM50です。この南には、おおいぬ座のかもめ星雲とかがあるとても賑やかなエリアです。
星団にはオレンジ色の明るい星も交じっていてきれいですね。

--
Title:M50 / Open Cluster in Monoceros
Optics:Borg71FL x 1.08 Flatner (f=432mm/F=6.1)
Camera:EOS KissX4 新改造,ISO3200
Exposure:120sec * 8
Date:2015/12/04@Konoyama


【M50 / Open Cluster in Mon /FSQ85ED_6D】

M50_x15_6d_b

こちらはせっかくなので、広い視野のものも
周りにはHαの散光星雲が漂っているのがかすかにわかります。
もともと8MB近いファイルを1Mより小さくするので、星が四角いですね(汗)

--
Title:M50 / Open Cluster in Monoceros
Optics:FSQ-85ED (f=450mm/F=5.3)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO3200
Exposure:90sec * 15
Date:2015/12/04@Konoyama

【M93 / Open Cluster in Pupis】

M93_x5_x4b

最後は、とも座のM93です。
北側にあるM46,47が有名ですがとも座にはもう一つの散開星団が
あります。
こちらは明るめの星がギュッと集まっているので、双眼鏡でのぞくと確かに彗星の核のように見えるかもしれません。
これもちゃんと見ておくべき星団ですね。

--
Title:M93 / Open Cluster in Pupis
Optics:Borg71FL x 1.08 Flatner (f=432mm/F=6.1)
Camera:EOS KissX4 新改造,ISO3200
Exposure:120sec * 5
Date:2015/12/04@Konoyama

今回は神野山で冬の散開星団を7つおさめることができました。
もっと暗い空でCCDを使えば周りの分子雲とかも出てくるのかもしれませんが、
これでメシエカタログにもたくさん追加できるので良かったです。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2015年10月16日 (金)

夏の対象と冬の対象

10月となりまして、この時期は夕方の薄明終了とともに、天頂付近から西に傾きかけた夏の対象を名残惜しくとる・・というのと、薄明前に上ってくる冬の対象を先取りする・・という2通りの方法があると思います。

メシエ天体撮影マラソンとかをやっていたこともあって?、夏にCCD撮りたいと思っていた対象をすっかりとりそびれてしまうといった事態が発生しております。(汗)

ということですでに何度も撮影した対象ですが、この日は、EdgeHD800の直焦点2000mmで是非撮影したかったM27を撮影しました。

【M27 Dumbbel nebula/あれい星雲】

M27_20151003

合計で30分間の露出時間ですが、デジカメよりも詳細がよく写ってくれています。

惑星状星雲とかは、本当にEdgeHD800とQHY9の組み合わせで、撮るのが面白いですね。

---
Opt:EdgeHD800  <f=2000mm/F=10.0>
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure:L:180secx8,R/G/B:180secX2<2x2>
Date:2015/10/03@Konoyama

この日は夜半過ぎにはすっかり雲が出てしまい撮影を終了したのですが、その直前におまけの?ように秋の散開星団メシエ天体を撮影しました。

具体的には、Celestron EdgeHD800に これ
93609universal_piggyback_mount_wit

をつけて、そこにBorg 45EDx Reducer+Kiss X2を載せて撮影です。
(この図ではカメラレンズが載ってますが)


【M34 Open Cluster in PER】

M34

ペルセウス座の散開星団です。ペルセには、hxという有名な二重星団があり見事な姿を楽しませてくれています。そして周りにもたくさんのNGC番号を持つ散開星団が・・・
でもメシエさんがカタログに追加したのはこちらのM34です。

---
Opt:Borg45EDxRD  <f=228mm/F=5.0>
Camera:EOS KISS X2 ,HEUIB-ii
Exposure:120secx10 ISO1600
Date:2015/10/03@Konoyama

そしてもう一つとったのはお隣のカシオペアにある散開星団です。

【M103 Open Cluster in CAS】

M103_ps


う~ん。どちらも控えめ(地味)ですね。

実はこの周りにはもう少し大きな散開星団があって、(NGC663,659)、実際に撮った写真で見るとこんな感じです。

【NGC663,659, M103】

M103_ps_full_b

中心よりやや左にある一番大きな散開星団がNGC663です。その上がNGC659、そして右下にあるのがM103です。

右端に輝く明るい星はカシオペア座のWのδ星ですから、双眼鏡とかでここからたどると見つけやすそうですね。散開星団は観望するのが楽しそうです。

---
Opt:Borg45EDxRD  <f=228mm/F=5.0>
Camera:EOS KISS X2 ,HEUIB-ii
Exposure:120secx9 ISO1600
Date:2015/10/03@Konoyama

そしてこの日には取れなかった冬の対象は次回・・・ということになりました。

☆☆☆☆☆

さて使用しているReducerはBorg7870ということで、天体写真の方々の間では青ハロが広いレデューサとして有名です。
Reducerの前に、フィルターを入れることでカラーバランスを調整できるというお話も聞いたので、heuib-iiフィルターを対物レンズとReducerの間に入れて撮影したのですが、結果は・・・ Bチャンネル超肥大化~! と残念なことに・・・。

【R・G・Bチャネル比較】

7870_2

上から、R・G・B・RGB合成と並んでます。

まあEdgeHD800+Astrodon+QHY9の組み合わせでも、Bチャネルはピント位置を大きく変えなければならないのですが、デジカメではそんな調整はできませんのでこれでは白い星がすべて青く写ってしまいます。

う~ん。このレデューサは4隅の星像はそれなりに写ってくれるだけに惜しいです。
M34やM103ではBチャネルの星を調整しておりますが、45EDとの組み合わせでは使えないという判断に至りました。
もう一つのBorg鏡筒である、71FLでのテストはできていないのでこちらは次の機会にと思っています。この組み合わせでは一応フルサイズ対応らしいです。
(焦点距離のチューブの位置は、正規の距離から4mmほど縮めるらしいです)

Borgのレデューサですが、たらちゃんからいまは使っていらっしゃらないx0.85のレデューサをお借りできたので、45ED用にはこちらで撮影をしてみようと思っています。

| | コメント (4) | トラックバック (0)