南天天体

2025年1月13日 (月)

カメレオン座の分子雲 Ⅱ  (Chameleon II Molecular cloud)

前回に続き、カメレオン座にある分子雲 Ⅱ です。

【Chameleon II Molecular cloud】

Chamaleon2_b_20250113230801   
 

NASA のAPOD画像によると、Haast Eagle and Possum Nebulaと呼ばれるようす。

Haast Eagleはニュージーランドにいて絶滅した大型ワシ、

Possumはオーストラリアなどに生息する小型の樹上有袋類とのことで、

なんとも南天らしいネーミングです。

あまり特徴がないエリアでどれがワシで、どれが小動物なのかよくわからないですね。

 

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撮影データ

Title:ChamaleonII
Optics:Pentax125SDP (f=800mm/F=6.4)
Camera:FLI ML29050 -20d
Mount:PlaneWave L350
AutoGuide:loadStarX2 Off-axis guide system
Software:ATP,PHD2
Exposure:L 300sec x70,R 300sec x26 ,G 300sec x24 ,B 300sec x25 <bin1>
Total Exposure:492min
Date: 2024/12/7,28@チリリモート天文台(共同利用)


※前回のカメレオンⅠの撮影データを誤って投稿したので修正してます。

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2025年1月 6日 (月)

カメレオン座の分子雲 Ⅰ  (Chameleon I Molecular cloud)

チリリモートから撮影した作品を順次アップしていきます。

第1弾はカメレオン座の分子雲です。

 

【カメレオン座】

Chamaeleon_iausvg

 

日本(の領土)からは見ることができない3つの星座の一つで、
天の南極近くにある星座です。北天で言うとこぐま座と同じような位置にある星座ですね。
(はちぶんき座の反対側)

 

【カメレオン座にある分子雲】

9903149v1fig5

 

参照元:

https://arxiv.org/PS_cache/astro-ph/ps/9903/9903149v1.fig5.gif

色々とググっている中で、こちらのサイトに辿り着き引用されている論文(コーネル大学<カールセーガンの母校>)を見つけて、ここに記されている分子雲を撮影したいと思い立ちました。

https://www.ioa.s.u-tokyo.ac.jp/kisohp/STAFF/nakada/AGB/Cambresy99/Cambresy99.html

https://arxiv.org/pdf/astro-ph/9903149

 

 

【Chamaleon I】

 Chamaleon1_b

反射星雲とウニウニの分子雲が密集しているエリアです。

結構時間をかけて撮影していますが、強調するとかなりザラザラになってしまいました。

彩度はあまりあげず、地味目の処理です。

 

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撮影データ(1/13修正しました)

Title:ChamaleonI
Optics:Pentax125SDP (f=800mm/F=6.4)
Camera:FLI ML29050 -20d
Mount:PlaneWave L350
AutoGuide:loadStarX2 Off-axis guide system
Software:ATP,PHD2
Exposure:L 300sec x61 ,R 300sec x27 ,G 300sec x28 ,B 300sec x26<Bin1>
Total Exposure:492min
Date: 2024/6/29,9/6@チリリモート天文台(共同利用)

https://apod.nasa.gov/apod/ap240527.html

 

参考までに・・・

【APOD:Chamaleon II&III】

 Darknebulavd_hmoruuth_960_annotated

https://apod.nasa.gov/apod/ap220117.htmlより引用

ここには、Chamaleon IIとChamaleon IIIが写っています。かなりの広域の画像ですね。

これを800mmフルサイズでモザイクするのはちょっと大変そうなので、まずは単体で撮影しました。

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