晴耕雨読 ~Kiriさん画像教室とCANP
梅雨時は、撮影ができず思わずがま口を壊しがちですが、それを避けるため?に6月の週末はいろんなお勉強企画に参加しました。
【Kiriさんの画像処理講座 第1弾!?】
まずはKiriさんの画像教室です。
Kiriさんといえば、天文誌に多数の入選を誇る方です。
撮影地で何度かご一緒する機会があり、この時期に画像処理の基礎を教えてくださる・・・
といった企画をご快諾いただき画像処理講座をお願いすることになりました。
我が家に講師Kiriさんを招いて、生徒は、天文中年さん、Markunさん、たらちゃん、ぐっちさん、NOBさんと私です。
皆さんがそれぞれ自分で撮影した素材をそれぞれ持ち寄って、順番に処理を教えていただきます。
使ったソフトはステライメージとPhotoshopです。まあ同じものを使っていながらも使い手が変わるとこうも作品の仕上がりが変わるの?といったことを痛感しました。
・基礎的な処理は重要。ダーク、フラット処理は必須。
・あれこれ目移りするのではなく、たっぷりと露光をかけること!
・きっちり露光した素材には、ちゃんといろんなもの(分子雲も含めて)が写っている。
・カブリをしっかりと撮る。
・後の処理はそれほど強調しなくてもいい。レベル補正とローカルコントラスト調整がメイン。
といった内容でした。
色々な技?を拝見しながら、自分で再現できるのにはもう少し時間がかかるなぁと感じながらも、とても勉強になりました。
きっちりとカブリを取りながら、レベルをあわせ少しずつ強調していくとトーンカーブがきっちりとそろってくることがよくわかります。
実際にできあがった画像を少しさわってみました。
以前投稿したバンビの横顔のBefore<left side> and After<right side>です。
まぁ なんてことでしょう~。酔っ払いのバンビの酔いが覚めています。
ちょっと赤く強調しすぎていたようでしたが、ナチュラルになりました。
この方法を忘れないようにしないと!
ともあれ、Kiriさんどうもありがとうございました。
【CANP16】
こちら天体写真をされる方には、言わずと知れたCANPです。
お恥ずかしながら、実は存在を知ったのが2年ほど前なのです。
これまでは場所も離れていたので参加する機会がありませんでした。
今年は奈良での開催となり、申し込みをしました。
(申し込みは開始後すぐに満員になりキャンセル待ちが出るくらいだったとのことです。)
プログラムの一般公開はされていないようですので、ここで詳しく書くことはできないのですが、このところ私も興味がある惑星撮影や来年の皆既日食ネタ、いつもお世話になっているTさんの彗星撮影、HANAさんのD810Aのお話、よっちゃんやぴんたんさんの天文雑誌入選常連組の方々のお話など他にも貴重な講演を聞くことができとても濃厚な2日間でした。
私は2日間通いでの参加でしたが、他の皆さんはお泊りされていたので深夜(明け方?)まで天文談義に花を咲かせていたようです。
いつもお世話になっているTさんの彗星がパネルサイズで掲示されていました。
http://park10.wakwak.com/~tsumura/
QHY9ではお世話になった、九州の天文ハウスTOMITAさんも、QHYのお話や新しい商品を展示されていました。
惑星のイメージングではZWOが最近かなりシェアを固めていたような印象ですが、QHYも新しい商品を投入してきていますね。この2社のカメラは2つずつもっています。
初めて知ったのですが、QHYって、創業者の方のお名前の頭文字だったんですね(汗)
ということで、2週連続での勉強会はとても有意義な時間でした。
あとは実践あるのみ? 早く梅雨明けしてくれたらいいなぁ。
| 固定リンク | 0
| コメント (5)
| トラックバック (0)
最近のコメント