昨年末にBlogを更新し・・・
気づけば節分も終わり春ですね。1か月以上たちました。
前回に続いては、冬の作品をアップしたいと思います。
11月ー12月に撮影した対象です。
【オリオン座M78付近】

定番構図です。それなりの暗い空で、それなりの時間をかけて取りました。
あまり分子雲をウニウニ・・という処理はやっておりません。
明るい星、馬頭星雲やバーナードループ、燃える木星雲といくつもの色合いがあるHⅡ領域、青い反射星雲のM78、ところどころにある暗黒帯と、一つ一つをクローズアップしてもいいし、もっと広い領域を狙っても。。
ちょっと欲張った構図だったかなぁ。
撮影データ
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Title:Orion M78-HorseHead
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nikon D810A
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO3200 180sec x 44
Date:2020/11/14 @Susami
【クリスマスツリー星団、コーン星雲】

これも定番構図ですね。
今回はモノクロCMOSとε130Dで撮影し、HaをLの一部としてブレンドしました。
LとRで星雲部分を表現するより、詳細かつ広域に赤い星雲が広がっていると思います。
Xmasツリーの中心にある青い反射星雲が好きです。
ASI183のセンサーは青色がよく写るので、以前QHY9(KAF8300)で撮影したものと比べると雰囲気が変わりますね。
撮影データ
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Title:NGC2264 Cone Nebula
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ZWO ASI183MMPro
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:L120sec x 18 ,R180sec x9 , B x 8, G x 8 , Ha x 18
Date:2020/11/15 @Susami 2020/9/21 @Dogosan
【NGC253】

ちょうこくしつ座、南にある大きな銀河です。
以前20cmとフルサイズデジカメで撮影しましたが、今回はε130DとASI183Proで地味にとらえてみました。
拡大してみてもそれなりに構造が写っている(ような気がします)
Haをとることで銀河にあるHⅡ領域も捉えることができました。
デジカメとHEUIBフィルターとかを使うのと同じ感じですね。
われらが天の川銀河と同じくらいの大きさ(7万光年)ということでとても見ごたえがある対象ですね。
撮影データ
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Title:NGC253
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:L 180sec x 29, R x8 ,G x8, Bx8, Hax15
Astrodon Tru-Balance
Date:2020/11/14 19:55~@Susami
【IC410 / 405】

ぎょしゃ座の勾玉星雲付近です。
いやぁ、これも定番構図ですね。夏のアンタレス付近に負けずとも劣らないくらいカラフルな領域です。
暗い空で撮ると、広範囲にうねりをもって広がる赤い星雲を捉えることができます。
IC410や405はそれぞれ細かい構造をもっていて、これまでもクローズアップで撮影を試みましたがなかなか切れのある作品にはならなかったです。
430mmxフルサイズ の画角でとらえたほうが、星雲の中心部はシャープに見えるような気がします。
この対象も、あまり無理な協調をしないように心がけて画像処理をやりました。
中心部にある5つの星、それぞれが個性を持っていて面白いです。白い星2つと表面温度が高い青い星、そして一番明るい
オレンジの星は太陽より表面温度が低い星のようです。
撮影データ
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Title:IC405 410
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:Nikon D810A ISO3200
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:180sec x 35
Date:2020/10/25 @Susami
【M44とMilkpot STC AstroDuoフィルターの効果検証】 ※天文ガイド2021年2月号 掲載作品

これまで、本気で?使ったことがなかったAstroDuoフィルターをミルクポット撮影を狙うため持ち出しました。
様々な種類のDualNarrowBandをうたったフィルターがありますが、比較的早く入手したフィルターで、Ha、O3領域の半値幅は10nmと低く、星雲の詳細を捉えるのにはよかったです。右が普通のLRGB、左はフィルターをつけて撮影した作品です。
暗い空での撮影で、赤い星雲もよく出てくれました。
このフィルターの画像処理はちょっとむつかしいですが・・今年も赤青コンビネーションの対象に使っていきたいです。
撮影データ
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Title:Orion M44 Milkpot
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nikon D810A
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO6400 180sec x 38 STC Astro-duo
ISO3200 180sec x 16 No Filter
Date:2020/11/14 @Susami
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