遠征記

2025年1月 6日 (月)

2025年 Blog投稿 再開します。

2025年となりました。昨年は5月に投稿して以来、更新が滞っておりました。

撮影自体はぼちぼちと続けていたのですが、Blogの更新までできてなかったです。

ということで、年も明けたので新たに投稿を再開することにしました。

 

昔から? 新年に始めた日記は大概3日坊主となった実績多数なので・・・無理せず(期待せず)やっていきます。

ご覧いただける方がいらっしゃるのであれば感謝です。

一昨年から共同で始めたチリリモート撮影の南天対象から投稿していきます。

どうぞ本年もよろしくお願いします。

 

【冬のダイヤモンド 今年は惑星が目立ってる!?】

20241229diamond_b 

これは、年末に和歌山県すさみ町にて開催された有志の観望会にて撮影した冬のダイヤモンドです。

木星と間も無く衝をを迎える火星がいてとても賑やかな星々になりました。

 

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Title:冬のダイヤモンドは惑星が主役
Optics:AF NIKKOR 15-30mm (f=15mm F=4.5)
Camera:Nikon D810A
Mount:Vixen ポラリエ
Exposure:ISO1600 180secx8
Date:2024.12.29 21:18~

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2022年2月 5日 (土)

C/2021 A1 Comet Leonard

すっかり後の祭りではありますが、昨年末~今年のお正月に撮影したレナード彗星を記念アップします。

 

【2021/12/10 のレナード彗星】

C-2021a-leonard

こちらは、明け方の東の空に見えていた時の姿です。明け方に見えるラストチャンスということですさみまで遠征して撮影しました。

薄明前から準備をしていたもの、東南東の空には鉄塔と電線がありなかなか核がその上に上ってくれなかったため薄明後の撮影となりました。

5度を超える長い尾が見えています。

T先生の50cmドブソニアンで彗星核から伸びる尾もばっちり見ることができました。

NEOWISE以来の彗星観望を楽しむことができました。

 

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Title:C/2021 A1 (Leonard)
Optics:RedCat51(f=250mm/F=4.9)
Camera:Canon 6D HKIR ISO2500
Mount:Rainbow Astro RST-135
AutoGuide:3cmガイドスコープ・ASI120MM-mini・ASIAIR Pro
Exposure:60sec x 12
Date:2021/12/11 5:30~ @Susami

 

 

【2022/1/2 のレナード彗星】

C2021a12

年も明けて、今度は夕方の西の空に登場しました。

地球最接近のころは撮影ができなかったのですが、12月中旬に明るさが増していて早く撮影をしたいと思っていました。

近日点を通過するのが1/3ということでその直前の姿です。

この日も西がよく見えるであろうすさみでの撮影となりました。

尾の長さは10度くらいに達していました。

すさみでは、新月期ということもありたくさんの星撮影の方がいらっしゃっていました。

私は夕方ぎりぎりに到着したため、とにかく三脚にカメラを載せて、明るい星(木星)でピントを合わせて撮影開始!

現地には名人会のかたもいらっしゃっていて、何年ぶりかでおりおんさんにおめにかかることができました。

(よっちゃんの画像処理教室でお話して以来?)

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Title:C/2021 A1 (Leonard)
Optics:Sigma85mm Art (F=2.8)
Camera:Nikon D810A ISO 10000
Mount:SlIK 三脚
AutoGuide:固定撮影
Exposure:5sec x 48
Date:2022/1/2 18:16~ @Susami

 

【星ナビ 2022年3月号】

Img_5536

このすさみで撮影したレイナード彗星ですが、星ナビ3月号にある彗星特集のコーナーに掲載いただきました。

そしてなんと! 同じ日、同じ時間、同じ場所で撮影されていたおりおんさんのレイナード彗星が天文ガイドに

掲載されてました。すごい偶然です!

おりおんさんの彗星は1枚撮りでとても美しかったので、私も赤道儀をセッティングして撮影したらよかったなぁと思いました。

今年も明るい彗星が地球に来てくれたらいいのになぁと思います。

 

PS.下書きにしていたつもりが、作成中に公開になっていました。ご覧いただけた方失礼いたしました。

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2021年2月 6日 (土)

2021年もよろしくお願いします!

昨年末にBlogを更新し・・・
気づけば節分も終わり春ですね。1か月以上たちました。

前回に続いては、冬の作品をアップしたいと思います。
11月ー12月に撮影した対象です。

 

【オリオン座M78付近】

20201115-orionm78-horseheads

 

定番構図です。それなりの暗い空で、それなりの時間をかけて取りました。
あまり分子雲をウニウニ・・という処理はやっておりません。

明るい星、馬頭星雲やバーナードループ、燃える木星雲といくつもの色合いがあるHⅡ領域、青い反射星雲のM78、ところどころにある暗黒帯と、一つ一つをクローズアップしてもいいし、もっと広い領域を狙っても。。
ちょっと欲張った構図だったかなぁ。

 

撮影データ
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Title:Orion M78-HorseHead
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nikon D810A
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO3200 180sec x 44
Date:2020/11/14 @Susami

 


【クリスマスツリー星団、コーン星雲】

20201115ngc2264-lrgb

 

これも定番構図ですね。

今回はモノクロCMOSとε130Dで撮影し、HaをLの一部としてブレンドしました。
LとRで星雲部分を表現するより、詳細かつ広域に赤い星雲が広がっていると思います。

Xmasツリーの中心にある青い反射星雲が好きです。
ASI183のセンサーは青色がよく写るので、以前QHY9(KAF8300)で撮影したものと比べると雰囲気が変わりますね。


撮影データ
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Title:NGC2264 Cone Nebula
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ZWO ASI183MMPro
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:L120sec x 18 ,R180sec x9 , B x 8, G x 8 , Ha x 18
Date:2020/11/15 @Susami 2020/9/21 @Dogosan

 

 

【NGC253】

20201120-ngc2534

ちょうこくしつ座、南にある大きな銀河です。
以前20cmとフルサイズデジカメで撮影しましたが、今回はε130DとASI183Proで地味にとらえてみました。
拡大してみてもそれなりに構造が写っている(ような気がします)

Haをとることで銀河にあるHⅡ領域も捉えることができました。
デジカメとHEUIBフィルターとかを使うのと同じ感じですね。
われらが天の川銀河と同じくらいの大きさ(7万光年)ということでとても見ごたえがある対象ですね。

撮影データ
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Title:NGC253
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:L 180sec x 29, R x8 ,G x8, Bx8, Hax15
Astrodon Tru-Balance
Date:2020/11/14 19:55~@Susami

 

【IC410 / 405】

Ic405-410-20201025-ep130-d810a_20210206004101

ぎょしゃ座の勾玉星雲付近です。
いやぁ、これも定番構図ですね。夏のアンタレス付近に負けずとも劣らないくらいカラフルな領域です。
暗い空で撮ると、広範囲にうねりをもって広がる赤い星雲を捉えることができます。
IC410や405はそれぞれ細かい構造をもっていて、これまでもクローズアップで撮影を試みましたがなかなか切れのある作品にはならなかったです。

430mmxフルサイズ の画角でとらえたほうが、星雲の中心部はシャープに見えるような気がします。
この対象も、あまり無理な協調をしないように心がけて画像処理をやりました。
中心部にある5つの星、それぞれが個性を持っていて面白いです。白い星2つと表面温度が高い青い星、そして一番明るい
オレンジの星は太陽より表面温度が低い星のようです。

 

撮影データ
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Title:IC405 410
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:Nikon D810A ISO3200
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:180sec x 35
Date:2020/10/25 @Susami



【M44とMilkpot STC AstroDuoフィルターの効果検証】 ※天文ガイド2021年2月号 掲載作品

Filter-and-nofilter-s


これまで、本気で?使ったことがなかったAstroDuoフィルターをミルクポット撮影を狙うため持ち出しました。

様々な種類のDualNarrowBandをうたったフィルターがありますが、比較的早く入手したフィルターで、Ha、O3領域の半値幅は10nmと低く、星雲の詳細を捉えるのにはよかったです。右が普通のLRGB、左はフィルターをつけて撮影した作品です。

暗い空での撮影で、赤い星雲もよく出てくれました。
このフィルターの画像処理はちょっとむつかしいですが・・今年も赤青コンビネーションの対象に使っていきたいです。

 

撮影データ
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Title:Orion M44 Milkpot
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nikon D810A
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO6400 180sec x 38 STC Astro-duo
ISO3200 180sec x 16 No Filter
Date:2020/11/14 @Susami

 

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2020年11月 7日 (土)

2020年 夏の対象第3弾

1か月ぶりの更新となります。タイトルの通りいまだに夏の対象をアップしております。。

コロナや悪天候が続いた2020年の前半のうっ憤を晴らすかのように、8月、9月は
晴れを求めて奔走?してました。

お盆時期の熊野エリアに続き、翌週には兵庫県の篠山に行き、月末には満月前の月が輝く中、神野山天文クラブの月例会に参加しました。

9月の4連休は新月期と重なり、できたら2回くらい撮影!ともくろんでいたものの、関西地区の予報はとても残念なことになっていて。。

この時に唯一晴れそうなのは中国地方以西ということもあり、島根・広島・岡山の県境付近にある道後山までという小旅行(往復8時間!?)クラスの遠征に出かけました。

道後山は初めてでしたが、関西から四国に赴任されているNさんおすすめの場所で、360度パノラマ&暗い空に出会うことができ
素晴らしい体験ができました。現地に集結した星見屋さんは結構関西からいらっしゃった方も多かったです。
9月末とはいえ、気温も10度を下回り、風が強かったのでとにかく寒かったです。。。

ということで撮影した中から、8月半ばの作品をアップしたいと思います。


【IC1284 1283 NGC6589 6590 バンビの首飾り?】

20200813-ic12843-ngc658990


最近のマイブームであるTakahashiのε130DとASI183の組み合わせで、StarCloud内にあるバンビの首あたりを
狙いました。赤い散光星雲が2つあり、星の多い領域です。暗黒帯もあって見ていあきません。

撮影データ
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Title:NGC6692-95
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:L 120sec x 24 / R 120secx8 / G 120secx8 / B 120secx8
Ha 120sec x 33 / O3 120sec x 16
Astrodon Tru-Balance
Date:2020/8/13 @Iuchi

 

【IC5146】

20200814-cocoon-ep_asi1833  

白鳥座とケフェウス座の間に位置するまゆ星雲です。

赤い星雲を包むように反射星雲があって、なんとも幻想的です。そしてこの天の川の星が多い領域に
不気味に浮かぶ暗黒帯がさらに絡まっています。アップ写真もいいのですが、暗黒帯が大好きな
私にとってはこのくらいの画角で撮るのがベストです。

 

撮影データ

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Title:IC5146 /Cocoon nebula
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:AminiBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:L 180sec x 17 R 180secx8 / G 180secx8 / B 180secx8
Astrodon Tru-Balance
Date:2020/8/14 @Iuchi

 

【NGC6692-5 Veil nebula】

Ngc6692

今回はLRGBに加えて、Ha、O3などを撮影しています。

未改造機では表現できないような螺旋が絡まる様子などが
ナローバンドフィルターの画像をブレンドすることで表現しました。

この作品は自分でもお気に入りの1枚となりました!

撮影データ
ーーーーーーーーーーー
Title:NGC6692-95
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:L 120sec x 24 / R 120secx8 / G 120secx8 / B 120secx8
Ha 120sec x 33 / O3 120sec x 16
Astrodon Tru-Balance
Date:2020/8/13 @Iuchi

 

【NGC6692-95 6960 6974-79】

Ngc66925-6960-697479-20200813-veil

2台体制の裏?で撮影していた網状星雲広域です。

西側の星雲のさらに西には、茶色い星雲があって、暗い空だとそれが写るのですが、
今回はさらにその右下にある分子雲や、左の端にある分子雲も写っていて、
さすが熊野の空!と思える1枚となりました。


撮影データ
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Title:NGC6692-95 6960 6974-79
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nicon D810A ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Exposure:240sec x 54
Date:2020/8/13 @Iuchi



この2枚を星ナビに応募したところ、全体像のほうを星ナビ2020年11月号に
掲載していただけました。うれしいです。

【星ナビ2020年11月号より】

Hoshinavi

アップした画像より全体の輝度が高めですね。プリントアウトや印刷の加減でしょうか。。
同じページの下に掲載されていた作品は、網状広域をSAOとRGBで合成されている力作で
素晴らしいですね。比較のためにデジカメの作品を掲載いただけたのだろうかなぁと思っております。

 

次からは9月の作品もアップしていきます(汗)

それにしても、月1回くらいの更新のためか、慣れないココログのUI。

画像のサムネイルサイズを都度変更できないこともあって? 縦構図と横構図でずいぶん大きさが異なって
しまいます。使いにくいですね。

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2020年9月 6日 (日)

コロナ禍からのNEOWISEラプソディー

いつもの通り、Blog更新が滞っておりました。

7月上旬にアップ以来、日本のアマチュア天文界?ではネオワイズで大騒ぎとなり、
恐ろしい梅雨空をみながら、毎日天気予報や気象衛星を見ながらため息をついている
人が多い・・そんな1か月でした。

ごたぶんにもれず? 私もなれない空に悶々としながら、梅雨でも晴れそうな沖縄に遠征をしておりました(汗)

 

7月2週目の週末、沖縄に一泊二日の強硬遠征に行ってきました。
お師匠さんのT氏が、沖縄に遠征されると伺い、自分がいける週末を狙っての遠征を検討しました!

この時期の日本列島は鎮座する梅雨前線に悩まされながら、晴れそうなのは北海道か沖縄ということで、ついてからの移動が大変そうな北海道は避け沖縄に行くこととなりました。

コロナ禍もあって、それを避けるために、出発空港までは自家用車、那覇空港からもレンタカーという3密対策を前提とした遠征です。

現地では、梅雨明けの沖縄の空(晴れ時々積乱雲、雷雨)を避け、どこで撮影するか悶々と悩みながら、
わずか1夜のワンチャンスでなんとか晴れることを祈りながらの撮影となりました。
本格的な機材を持ち込むのも大変なので、アメリカの皆既日食でもっていったKissX4+200mズームレンズ(ポラリエによる追尾)、D810A+105mmズームレンズ(固定撮影)という機材で行きました。

日本列島に鎮座しているはずの梅雨前線は、よりによってこの日は南下傾向。。
宿泊したシェラトンホテルの周りは雲が・・・
何故?!沖縄方面にやってくるのかと怒りを覚えながら、晴れを求めて沖縄本島を北へ移動してました。
おぼろ月が見える中、何とか見つけた場所で準備を進めると、星空ぞらが・・・
北極星も見えていて、持参したポラリエて北極星方面に三脚をセットしました。

彗星は低空なのでいくら晴れていても、地平線は厳しいのですが・・・
何とかその姿を捉えることができました。

【NEOWISE 2020/F3】

Neowise-x4-efs200mm-x8_20200906225701

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雲の合間で短時間露光でとらえることができました。
彗星の核から二股にダストテイルがのびていることがわかります!

 

撮影データ

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Title:C/2020 F3(NEOWISE)
Optics:Canon EFS 55-200mm (f=200mm F=5)
Camera:Canon EOS Kiss X4 ISO3200
Exposure:5sec x 8
ポラリエにて追尾撮影
Date:2020/07/12 05:01~ @Okinawa

 

【NEOWISE 2020/F3】

Neowise-105mmd810a-triming    
 

こちらは広域で撮影したものです。
流れる雲に隠れて、結局薄明後での撮影となってしまいました。。。
北半球では23年(ヘールボップ)ぶり?の大彗星だったらしいので、こうやって近日点間近の姿を捉えることができたのは、いい思い出になりました!

 

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撮影データ

Title:C/2020 F3(NEOWISE)
Optics:Nikon AF NIKKOR 28-105mm (f=105mm F=5.6)
Camera:NIkon D810A ISO3200
Exposure:3sec x 16
固定撮影
Date:2020/07/12 05:02 ~ @Okinawa




【2020 NewNormalなリゾート風景@沖縄シェラトンホテル】Img_1734
わずか一泊ながら、翌日はリゾートホテルで密をさけながらの、ビーチでまったり、ホテルのプールサイドでまったり
ランチビュッフェは無理無理での贅沢ルームサービスを堪能しました。
夏休み石垣・西表に行くつもりでしたが、コロナを避けるためにキャンセルしたのでこれが短い夏休みリゾート
となりました。。



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その翌週はなんとか近隣でも晴れたので、日曜日ではありましたが彗星のみ撮影狙いで三重方面に遠征しました。
星は見えるものの、北西の低空には雲が・・・
結局すっきりとは晴れなかったですが、NEOWISEの雄姿を双眼鏡でも確認をすることができ、とても貴重な夜となりました。

【NEOWISE 2020/F3】

Neowise-8sec-x9-15sec-x-10-2s 


ダストレイルとイオンテイルが見えていますね。
いやぁ、本当に大彗星です。双眼鏡でもばっちり尾が(イオンテール)がまがている様子がよくわかりました!


【撮影データ】

Title:C/2020 F3(NEOWISE)
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.6)
Camera:Canon EOS 6D HKIR ISO3200
Exposure:8sec x 9 15sec x 10
Monut:Vixen SXD2
Date:2020/07/19 20:4~ @Soumonzan



【NEOWISE 2020/F3】

Newwise-nikon105mm-d810a-pi_20200906233501

固定撮影ながら、よく映ってくれました。
これで雲がなければ文句なし!でしたが・・・
以降も余り晴れなかったので、本当に本土での最初で最後のチャンスでした。
ご一緒したフルフルさんに感謝です。

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撮影データ

Title:C/2020 F3(NEOWISE)
Optics:Nikon AF NIKKOR 28-105mm (f=105mm F=5.6)
Camera:NIkon D810A ISO3200
Exposure:3sec x 16
固定撮影
Date:2020/07/12 05:02 ~ @Okinawa
NEOWISE C/2020 F3 , AF NIKKOR28-105 (F=5 , f=105mm)  Nikon D810A 3sec x 16 / 11 July ,2020 05:02~ @Okinawa


追伸
沖縄では、思う成果が得られなかったお師匠さん(T氏)は、なんと北海道に遠征されていらっしゃいました。
A氏やS氏などと合流されて、すごい写真が先月、今月発売の天文紙に掲載されていました。。
それほど天文マニアを惹きつける魅力のある彗星だったんですね。。

今はすっかり暗くなってしまいましたが、令和2年の大彗星をたっぷり堪能することができました。
双眼鏡で尾が見えたのは正直感動でした!!!

満足しつつ・・はぁ。。本当なら東京オリンピックの競技観戦で盛り上がったはずでしたが。。
(1次抽選で2競技<メダルセレモニーがある>当選したのにOrz...)


8月度は、6月、7月のうっ憤を晴らすがごとく、遠征をしてきました。

 

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2017年9月17日 (日)

アメリカ皆既日食旅行記(5日目)

アメリカ皆既日食旅行記 (5日目~)  8/22~8/26

さてLAについて翌日にはAnaheimのDisneyResortへ移動です。
LAXからアナハイムの往復にSupershuttleを利用しました。
HPから簡単に予約できて時間に正確に送り迎えがきてくれました。乗り合いですが3グループぐらいでしたので
45分くらいで着きました。
Uberとかもかなりスマホを使って発展しているようですが、このシャトルもSMSをつかったやりとりで便利でした。

ShuttleBusはこちら

TripAdviserとかでは評価は二分されているようなので、私は運がよかったのかも?ですね・・

DisneyResortでは2泊3日で丸ごとParkをEnjoyしました。

施設は全体的に古い感じはありましたが、大きな混雑もなく乗り物を乗ることができました。
アトラクションに乗る前に荷物を預けることもなく、事前のチェックとか説明は適度な感じで
あとは自己責任?みたいな空気を感じました。
そのおかげで、お客様の回転が速いのではと思いました。サービスは過剰がいいのか不足しているくらいがいいのか・・

【DisneyLand and California adventure】

Disney

8/22,23,24と
8/25の午前1時の便で羽田へ時差もあって日本についいたのは8/26の午前4時ころでした。そのあと伊丹へ移動し帰路につきました。

【大阪の空】

Itami

大阪の天気は曇りでした。旅行お疲れさまでした~。
確かこの新月期もNGだったみたいで・・日本の天気はずっとすっきりしませんね。。

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アメリカ皆既日食総括

 

さて、楽しかったアメリカ皆既日食を総括したいと思います。
まず皆既日食の最終画像はこちら。(先日アップしたものと同じです)

【皆既中の太陽】

Corona_hdr_s

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撮影データ
 Opt:Mini Borg71FL x 1.4 テレコンバータ(f=560mm F=7.9)
  Camera:Nikon D810A DXモード ISO200
 Mount:SWAT-200
 Exposure:BKT撮影
 1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2の9枚露光 (BKT設定 9段、間隔は1.0)

 Proseccing:Photomatix-ProによるHDR合成
      ステライメージによるローテーショナルグラディエント
      Photoshopによるレベル調整


このときのコロナ画像はこちら

【Nasaページより】

Eclipse_composite_2017_without_cred

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コロナの外に広がるStreamerの様子がよくわかります。
まさに地球から見た姿と同じですね。


100年ぶり?にアメリカ大陸を横断する皆既日食。
アメリカ中、世界中が熱狂したと思います。

選択肢が多い分、どこで観測するか! が結構重要だったのかなと。。
私はOregon Madrasを選択しましたが、そのほかの地区でも概ね良い天気だったみたいです。

ただ当日の衛星画像を見ていると、雲がある地区も・・

【2017/8/21の衛星画像】

Weather

西海岸は晴れ、Wyomingは雲がかかるところが(Casperは薄雲だったようです)
当初検討していたKansas Cityは雨模様? 
雲量が60%以上と予想されたNashvilleあたりまで行けば雲が薄くなっていますね。

こればかりは結果論ですが、たくさんの方が観測できてよかったです。

奄美大島での皆既日食リベンジをかけて、アメリカ皆既日食ツアーとても素晴らしい体験になりました。
本当に忘れられない思い出です。

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2017年9月11日 (月)

アメリカ皆既日食旅行記(3日目)

3日目 Portland→Madras 超ハードな?車の旅 8月20日

さて日食前日の朝にはホテルを出て、途中Walmartで買い出しをして、Mt.hoot経由でMadrasに向かいます。
Walmartでは食べ物と、持参してこなかった防寒着、折り畳みの椅子などを買いました。

コンパクトサイズの折り畳みの椅子が1個しかなかったので、在庫がないのかと店員さんに聞いたところ、
「ちょっと前にお客様が来て、店にあるいすや机を買い占めていったので売り切れだと・・」
たぶん日食観望のお客さんだったんだろうなぁと思いました。みんな考えることは一緒ですね。

PortlandからMadrasまでは、ハイウェイ26号線の一本道を東へ。普通に行けば2時間半くらいの距離です。
アメリカ中が皆既日食のために大渋滞がおきるとの予測でしたので、これから先どうなるか?と出発しましたが、大きな渋滞もなく車は流れています。
時間がありそうだったので、途中Mt.Hootの山麓にある、Mt.Hoot Meadows立ち寄りました。
コロンビア渓谷や素晴らしい滝があるようでしたがあまり下調べができてなかったこともあり、今回は断念です。
あとで分かったのですが、通り道に3か所くらいあったようで・・惜しいことをしました。(準備不足を反省)
Mt.Hoot Meadowsには、たくさんのキャンピングカーが夏休みを楽しむために滞在をしていました。
リフトをつかって山の上まで行くことができるようでしたが、元気も時間的な余裕もないので、高原の花々を散策してみて、そのままMadrasに向かいました。

【Mt.Hoot】

Mthoot

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さて皆既日食の観測地は、MadrasのSolarTownというところです。
CampingSiteへの道順も案内サイトのDirectionに掲載していました。

【Camping At Solartown】

Solartown

言葉の説明だけで、付近の地図がなくてわかりにくかったです。
GoogleMap頼みですね。



【Road to RV site】

Go_to_madras_rvsite

GoogleMapを眺めながら案内通りに移動すると、入口の直前から長蛇の車の列が・・・全く動かなくなってしまいました。
あと1マイル。車だと2分くらいの距離なのですが。。
ここから駐車場に入るまで、3時間かかりましたorz..Madras郊外までは渋滞もなく順調だったのに・・
早めに出たのにこんなにかかるとは。車を止めたころには夕方になってしまいました。

【大渋滞】

Jam

アメリカの人って、渋滞で車が動かないと、車の外に出るんですね。動かない先がどうなっているか、うろうろしていて面白かったです。
途中に簡易トイレもあったりと、あるいみ用意周到のRVサイトですが、もっと早く車を入れられないのかと。
どうやら3方向から車が合流していたようで、本当に大変な目にあいました。

空からはパラシュート帯が降りてくるパフォーマンスなど盛り上がってましたが、厚ーい雲が垂れ込めて明日の天気が心配です。
そんなこんなしているうちにようやく入口にたどり着きました。

RVサイトにようやく入ったところ、すでに駐車スペースにはすごい数の車(RV、キャンピングカーなど)が所狭しと駐車しています。
帰りのことも想定し、奥の端っこのスペースに車を止めました。
たくさんアメリカの方々が、SummerVacationを楽しんでいます。移動式のキッチン&リビングとそれを引っ張ってきた車や、特大のキャンピングカーなど本当にたくさん並んでいて圧巻でした。
日本だとこんな光景は見られないですよね。家族や友達10人近くで来ている車もあって、なんかうらやましい感じです。
このサイトは5日前からオープンしていたようなので、最初から滞在されている方が圧倒多数?のようです。
キャンピングカーでのんびりとバカンスを過ごす。日本だとテーマパークや体験型のツアーとか休みの時出かけると、お金ばかりかかります。
こんな何にもないところで、5日間も滞在って何をするのかなぁと思いがちですが、このあたり文化の違いを感じることができました。

車を止めたお隣さんも5日間滞在しているとおっしゃってました。家族連れで、望遠鏡も持ち込んで、日食グラスも大量に仕入れてました。
怪しげな日本人の私たちにも気さくに声をかけてくれて、お部屋の中も案内してくれました。

【Madras Solartown RV Site】

Img1153


【Madrasの夕暮れ】

Img1154

そんなこんなで時間がたちMadrasの夕暮れ時に。何やら西の空から晴れ間が見えてきました。これは明日期待が持てます。

夜、周りが寝静まったころにはキャンプの明かりも消えて、濃い天の川がズドーンと空にアーチをかけました。
快晴です! やったぁ。。
緯度が45度と高いこともあって、深夜空を見上げると西の空には夏の大三角形が、東からは牡牛座、ふたご座、オリオン座、ぎょしゃ座と冬のダイアモンドが見え始めました。
フォーマルハウトも入れてたくさんの1等星が見えてにぎやかな空です。北の地平線の上には、沈まない北斗七星が見えています。
ただ北には道路沿いに煌々と明るい光源があったので星景写真は断念しました。。
雰囲気だけこんな感じです。 

【Madrasの北の空】

Madras_north

明日に備えて極軸を合わせてみようということで、今回持参したSWAT-200とポラリエをセッティングして北極星をのぞき窓から導入してみました。
アメリカ西海岸の方位磁針の偏角は、15度ほどあり北極星がないとなかなか北に赤道儀を向けるのはむつかしそうです。
セッティングしたのですが、やはりオープンスペースということもありそのまま朝まで放置するのはためらわれました。赤緯の角度だけを合わせて
いったん車の中に格納し、翌日朝から太陽を使って極軸を調整することにしました。
しかしこれが致命的なミスを犯す原因となってしまいました。



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2017年9月10日 (日)

アメリカ皆既日食旅行記(2日目)

2日目 Denver→Portland ~西海岸へ戻れ! 8月19日

翌日はDenver市内を散策し、Denverの動物園に行ってきました。
タクシーを使おうと、中央駅あたりをうろつきましたが、タクシー乗り場もなく、こんなことならホテルに呼んだらよかったと後悔をしました。Uberの乗り場とかはありましたが、TaxiはUberに駆逐されちゃったんですかねぇ。

駅にバスターミナルがあったのでそこにいた職員さんに動物園への行き方を尋ねることに。。

そこに停車しているバスに乗って、「Stout」通りで下車、17th通りに1ブロック歩いて、「Stout 17th」からRT32のバスに乗れ・・・

とのご指示が。 どうやら直通バスがないので、乗り換えが必要みたいです。
教えてもらった通りに1つ目のバスを乗って下車し、次の動物園行きのバス停にたどり着くも、時刻表もなくいったいいつ来るのか全く分かりません。
こんな時のiPhoneとばかりに、Denver市内バスの時刻表を検索し確認すると、なんと1時間に一本で15分ほど前に行ったばかりであることが判明しました。orz...

仕方がないので、近くにある大きなホテルを探してそこからTaxiでDenver zooに移動しました。
Taxiの運転手さんにチップをはずんだせいか、帰りに電話をしてくれたら迎えに来ると電話番号を教えてくれました。
帰りはちゃんと計画的に時刻表でRT32のバスの時刻を調べて、バスを乗り継いで帰りました。

あまり人通りがない?という印象のDenver市内でしたが、動物園は家族連れでとてもにぎわっていました。
広大な敷地に、木や草が生い茂った自然のままの広いオリなので、まずは主役の動物がどこにいるのかを探すのが大変です。(笑) FeedingTimeとかでキリンに餌を挙げたりできます。
なぜかいたるところにDinasourの実物大?模型が動物のごとく置いてあって、吠えたり動いたりと。。アメリカの子供たちは楽しそうに恐竜とたわむれてましたが、動物と恐竜の共演は、何やら不思議な感じがしました。

子ども曰く、和歌山のアドベンチャーワールドの方が凄いって。。
まあ確かに海の動物は少なめですが、いわゆる市営動物園としては規模も大きく素晴らしいと思いました。
日本だとコンクリートとかのうえにライオンとかが寝そべっている印象ですが、広い場所で自然にちかい環境でいる動物は楽しそうですね。
Denver郊外にはこの動物園の近くには植物園や自然科学博物館などの施設があるようで、1日は楽しめる感じでした。

【Denver zoo】

Denverzoo

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さてあわただしくも夕方の便で、Denver→SaltLakeCity→Portlandへ移動です。
この移動はDelta航空を使いました。機材は結構古い感じ?
こんな便ですから、誰も日本人とかは乗っていないだろうなぁと思っていたのですが、SaltLakeCityに向かう便では、たまたま隣に座られたのは日本の女性の方で、早々にCAに流ちょうな英語で頼んで確保された毛布を譲ってくださいました。感謝です!

SaltLakeCityはトランジットで通ったのですが、空港から見た風景は、アメリカの荒野そのもの。冬季オリンピックが開催され、モルモン教の聖地?として有名な場所ですね。Deltaのハブ空港になっているようで、今回idaho州のレクスバーグやWyoming州のジャクソンなどで観望するツアーはSaltLakeCityからの移動というものもあったようです。
イエローストーン国立公園やグランドティートン国立公園に行く場合も、ここからのツアーが主流でしょう。

ずいぶん昔、大学の頃にアメリカに住んでいた友人の案内で、Oregon州のPortlandから車でイエローストーンやグランドティートンを巡ったことを思い出しました。間欠泉のOld faceful geyserを見たり、バッファローを見たり、グランドティートンの美しい山々とかいまでも記憶に残っています。

こういった旅行もインターネットを使えば、事前に予約や調べものができ、カーナビまで使えて、ずいぶんと情報量が増えましたね。
アメリカ皆既日食旅行で行ってみたいなぁと思いましたが、今回はディズニーランドを組み込んだので断念しました。(笑)

【Salelakecity AirPort】

Slc

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SaltLakeCityを出発し、Portland国際空港に着いた後は、AVISのレンタカー窓口に行って、車を借りました。KIAのオプティマです。MazdaのカペラとかTOYOTAのカムリー?とかいくつか選択肢がありましたが、なんとなくオプティマを選択しました。
予約していたスマホ版のカーナビの操作を説明してもらいましたが、車は駐車場にあるものを勝手に見つけて乗るようなシステム(出口で係員がチェックしますが)なのに少し驚きました。

日本みたいに傷のチェックはないと聞いてましたが、車の操作方法がわからなかったらどうするのかなぁ。。
ちょっと古いタイプの車?で、エンジンは鍵をまわしてかけるタイプ、サイドブレーキも足を踏むタイプだったので、昔の車?を思い出して操作しました。
右ハンドル、右側通行は初めてでドキドキの出発です。

地球の歩き方「アメリカドライブ旅行」を事前に熟読して、道路標識やハイウェイの乗り方、ルールなどをみていたのですが、いきなり実践だったので戸惑いました。
ホテルまでは25分くらいの距離でしたが、迷いながら到着しました。

一番むつかしかったのがハイウェイです。みんなかなり高速で飛ばしているので、一番遅い車が走るはずの右車線を走っていると、突然ExitOnlyになっておりたくない出口で出る羽目に・・
次の出口だったのにと焦りながら、ぐるっと回っての移動です。
ハイウェイとかは、右車線に移るタイミングがむつかしいですね。

Portlandのホテルでは、ホテル内にバーがあったのでアメリカンな夕食をとりました。
ホテルで出会った日本からの家族の方は、Salemで観望予定でホテルが取れないのでPortland滞在。前日に下見をしてホテルに戻り、当日の朝に移動するとおっしゃってました。
またインドの方は、Madrasで観望予定で、前日の夜中に移動と言ってました。
やっぱりみんなホテルは取れないんですね。皆既日食観望予定の方々と情報交換で来て、ちょっと気分が盛り上がってきました。

1日目、2日目と単なる旅行の日記となっておりますが、自分の思いで記録用に記しております。

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2017年9月 9日 (土)

アメリカ皆既日食観測記(1日目)

今回のアメリカ皆既日食は皆様もご存知の通り皆既食帯がアメリカ本土を横断するという好条件のものです。

【アメリカ皆既日食帯 From NASA】

 Eclipse_path

日本出発の有名どころの観望ツアーはアメリカでも50万~80万円が相場のようで、アメリカなのにその価格?という感じです。
(出発直前にはもう少し安いツアーも売られていたようですが)

折角アメリカに行くので他の観光も自分が行きたいところを織り交ぜたいということと、普段使いのUnitedAirlineカードのマイルが溜まったこともあり完全個人手配で旅行計画を立てました。

準備は1年半くらい前から始めましたが、晴天率が高そうな西側の皆既帯に近いホテルは予約と取ることができません。
(いつ発売になるかがわからず、すぐに売り切れるためむつかしかったです)

そこで、皆既日食前日はレンタカーで、日食用に開設されたRVキャンプサイトに滞在する計画を立てました。

まずは特典航空券を予約する必要があり、いずれの方面にいくのもアクセスがよさそうなアメリカの中央部であるCororado州のDenver行きを予約しました。
できる限り少ないマイルでいく方法を探って、
行きは 伊丹→羽田→San Francisco→Denverの2回乗り継ぎ、
帰りはAnaheimのディズニーランドに行く計画をたてたので、LosAngels→羽田→伊丹としました。

さて、皆既日食の観測地ですが、雲量を予測したものによると、西海岸のカスケード山脈を超えたOregon州の西側やIdaho州、Wyoming州あたりが条件がよさそうです。
あとは空港からアクセスのよさそうな都市を選ぶことになります。

Wyoming州のCasperとOregon州のMadras、Salem、ミズーリ州のKansas Cityあたりがよさそうです。

そこで、特典旅行が使えるDenver-Casperのチケットを予約しました。

皆既日食前日の宿泊施設はともかく、アメリカ国内の移動手段は数か月前でも予約が取れそうな状況でした。
いろいろと迷いましたが最終的には、Oregon州で観測することを決めて、DenverからPortlandに移動をすることに・・

結局、Denver-SoltlakeCity経由-Portlandに移動することになり、アメリカ大移動の旅となってしまいました。

【アメリカ国内飛行機のルート】

Travel_map



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【1日目 伊丹→羽田→San Francisco→Denver ~ひたすら移動 長い8月18日

日本からはほぼ1日かけての移動です。トランプ政権となって手荷物検査や入国審査が厳しいらしいという航空会社の指摘もあり、アメリカでの乗り継ぎはちょっと長めの便を選びました(当初予定の便がスケジュール変更で時間が20分くらい早まったこともあって)トランジットで4時間くらいSFO空港で待つことになります。

3回の乗り継ぎですから、いつ荷物が出てこなくてもおかしくない。。ということで、必要最低限のものと機材は手荷物で持ち込みます。
NikonD810AとBorg71FL+1.4Xテレコンバータとポラリエと三脚(小)あとは自由雲台などが詰め込まれたバッグをX-Rayに通すのですが、伊丹空港では、これらすべての金属物を出しての検査となってしまいました。後で分かったことですがここでの検査が一番厳しく(めんどくさく)て、時間がかかりました。

羽田やアメリカの空港では、チェックインをするときの預ける荷物の検査(旅行者がやるもの)もなく、スムーズでしたが、伊丹だけはこの荷物検査に長蛇の列です。
もちろんアメリカ便なので、スーツケースに鍵をかけることはなく、Inspectionしたという紙も入ったりしてましたが、、
伊丹はインフラが古いのでしょうか? 海外の人にとってもこのシステムは不便に見えるでしょうね。

さて飛行機3便は予定通りに運行され、荷物も無事Denverに到着していたので、Denver市内へ移動です。

Denverの気候は1年を通じて乾燥し、日中は暑いが夜は涼しくなる夏と、日中は穏やかなものの夜は冷え込みの厳しい冬に特徴付けられ、気温の年較差と日較差のともに大きい、
四季のはっきりした、しかし天気の変わりやすい、高山性の気候だそうです。

【Denver市内】

Denver

Denver空港から市内へは、直通の電車が走っていてとても便利です。
アメリカですから改札とかはなくて、自分で切符を買って乗り込むと社内で車掌さんが検札にまわってきます。40分くらいで市内に到着、近くのホテルまでは歩いて5分でしたので無事チェックインできました。

この日の夜は、これまたホテルから徒歩5分で行けるBallPark「Coors field」で、大リーグの試合を観戦しました。
コロラドロッキーズ vs ミルウォーキーブリュワーズ というこれまた渋い試合でしたが。。
このスタジアムは標高1600mあって、ボールがよく飛ぶことで有名らしいです。この日のゲームもホームランも何本も飛び出し、ホームのロッキーズが快勝ということで、盛り上がっていました。Internetでチケットが買えるので、大リーグ観戦も気軽に行けますね。

【Colorado Rockies】

Clr

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アメリカ皆既日食

もう9月ですが・・・
8月21日のアメリカ皆既日食を見に行ってきました。

ツアーではなくて個人手配での旅行でした。
素晴らしい皆既日食を見ることができたので本当によかったです。
キラリンと光るダイアモンドリングや、黒い太陽の周りいっぱいに広がったコロナを見たときは感動ものでした。。

【第2接触の前】

C2

ベリーズビーズやプロミネンスが肉眼でも見えました。
C2は正確にはダイアモンドリングとは言わないそうですね。

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撮影データ
 Opt:Mini Borg71FL x 1.4 テレコンバータ(f=560mm F=7.9)
  Camera:Nikon D810A DXモード ISO200
 Mount:SWAT-200
 Exposure:1/500秒
 Proseccing:Jpegファイルそのまま



【皆既中の太陽】

Corona_hdr_s

双眼鏡で見るとコロナのStreamerやプロミネンスがばっちり見えます。
写真では多段露光をしてHDR合成することで、その時の雰囲気を再現できます。

それにしてもStreamerがきれいです。
そしてこの素晴らしい皆既時間はあっという間に過ぎてしまいました。

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撮影データ
 Opt:Mini Borg71FL x 1.4 テレコンバータ(f=560mm F=7.9)
  Camera:Nikon D810A DXモード ISO200
 Mount:SWAT-200
 Exposure:BKT撮影
 1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2の9枚露光 (BKT設定 9段、間隔は1.0)

 Proseccing:Photomatix-ProによるHDR合成
      ステライメージによるローテーショナルグラディエント
      Photoshopによるレベル調整


【第3接触】

C3_3

太陽が見えてきました~
プロミネンスの横から出現です。
皆既時間は2分1秒 早い!

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撮影データ
 Opt:Mini Borg71FL x 1.4 テレコンバータ(f=560mm F=7.9)
  Camera:Nikon D810A DXモード ISO200
 Mount:SWAT-200
 Exposure:1/500秒
 Date:20170821 10:21:40
 Proseccing:Jpegファイルそのまま

【3カラットくらいありそうなダイアモンドリング】

C3_2

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撮影データ
 Opt:Mini Borg71FL x 1.4 テレコンバータ(f=560mm F=7.9)
  Camera:Nikon D810A DXモード ISO200
 Mount:SWAT-200
 Exposure:1/500秒
 Date:20170821 10:22:00
 Proseccing:Jpegファイルそのまま

いろいろなハプニングも含めてとても楽しかったアメリカ旅行記をblogに自分の備忘録として残しておきたいとおもいます。

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