天体写真

2023年9月20日 (水)

Cygnus Wall(はくちょう座 北アメリカ星雲)

5月に撮影した対象ですが、はくちょう座の北アメリカ星雲にある壁の部分を撮影しました。

 

【Cygnus wall】

Cygnuswall

カラーCMOSカメラにDualbandフィルターをつけての撮影でしたので、明るい部分は白く

壁の部分は赤くなるのですが輝度の低めのところの色合いがむつかしいですね。

RGBだと飽和しがちな壁の部分を注意しながら処理しました。(それでも飽和気味)

もっとゴリゴリに構造を出してた方がよかったのかなぁと思いつつ、私の画像処理スタイルだとこんな感じになります。

 

簡潔なBlogで連日投稿を目指しました。。

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Title:Cygnus wall
Optics:Vixen R200SS RED xコレクターPH  <F= 3.8 , f=760mm>
Camera:ASI2600 MC Pro 1x1 bin /Gain100/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:420sec x 64 <bin1>
OPTOLONG L-Extreme 2"
Total Exposure:448min
Date: 2023/5/10,11 @UDAリモート天文台

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2023年5月20日 (土)

M61 (春の銀河祭りVol.4)

春の銀河祭りと書きながらも、投稿の間隔があいているせいかもう5月も後半となりました。

今週は真夏日の日もあって、すっかり梅雨&夏が迫ってきていますね。

 

3月、4月に撮影した銀河を処理していたのですが、晴れても黄砂の影響もあってかRGB合成をしてトーンカーブを調整しても

Bの色合いが出ない感じになってしまいます。PixinsightのSPCCをつかっても濁った色合いなので処理が進みません。

 

【M61銀河】

202304-m61

撮影時間は合計7時間 Bも2時間近く撮影しています。

まだ何とか色が出てくれてますが、RGB合成をしたときは色も薄くてPixinsightで彩度アップに苦慮していました(汗)

おとめ座の銀河密集地帯から南に外れたところにあるので、いくつかの銀河を一網打尽で撮影したら写っていた・・ということはありません。

気合を入れないと(?)撮影することが少ない対象ですね。

 

視直径は6.9' x 6.5' とやや小ぶりです。Vo.2とVol.3でアップしたM63、M64と比較すると半分くらいの面積(見た目)ですね。

【視直径比較】

 天体  視直径  実施等級
 M61  6.9’ x 6.5'  9.5等級
 M63  11.8’x 7.2'  8.5等級
 M64  10.5’x 5.3'    8.4等級

 

明るく大きな渦巻腕があって、観望をすると腕の構造がよく見えそうです。

スターバースト銀河として有名で、爆発的な星形成活動が起きているところが輝いているのでしょうか。

マルカリアンチェーンを構成しているぼんやりした地味な銀河(汗)と違って、力強さを感じますね。

そう思うと特徴的な銀河として少し愛着を持てました。

ただ写真だと銀河の淡い部分と輝度差があって、腕がどうしても飽和してしまう難易度の高い対象です。

ちょうど北東と北西に2つの銀河(NGC4292、NGC4303)があってクローズアップすると賑やかな領域ですね。


撮影データ
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Title:M61
Optics:Vixen R200SS RED x Extender PH (f=1,120mm, F=5.6)
Camera:ASI294 Pro 1x1 bin /Gain120/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:L 360secx27 <Bin2>
R 360sec x17, G x17, B x19 <Bin2>
Total Exposure:427min
Date: 2023/3/13,14,18,27 4.8 @UDAリモート天文台

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2023年4月 2日 (日)

NGC2903 (春の銀河祭りVol.1)

昨年末にUDAリモートの機材を入れ替えて、春の銀河を撮影してきました。

鏡筒はR200SS x エクステンダー付、カメラはASI290MM Proです。

ブログの更新は滞ってましたが(汗)、晴れた夜は撮影を続けておりました。

1月は結構雪が積もったり、晴れていても雲が通過したりとなかなかすっきり晴れない日も多かったです。

それでも合計9夜は撮影できました。

 

【NGC2903】

Ngc2903crop

しし座の顔の先にあり、トップバッターで昇ってくるNGC2903(肉丸さん)です。

2本の腕と中心部の棒状部分が特徴です。

この対象は毎年撮影します。中心部がなかなか解像せず満足のいく作品に仕上がったことがなかったです。

今年は7時間半の撮影と画像処理ソフトの進歩もあっていい具合に解像してくれました。

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Title:NGC2903
Optics:Vixen R200SS RED x Extender PH (f=1,120mm, F=5.6)
Camera:ASI294 Pro 1x1 bin /Gain120/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:L 360secx41<Bin2>
R 300sec x8, G x8, B x8 <Bin2>
Ha420 x 13 <Bin2>
Total Exposure:457min
Date:2023/1/21,28,31,2/8,16 @UDAリモート天文台

 

ちなみにこの撮影をしたとき、フラットが全く合ってなくてL画像が悲惨なことになっていました。

N2903-l

41枚のL画像をDark/Flat処理後にIntegrationかけた結果です(笑)

L画像はBin2x2で撮影しました。ほかの対象では、Bin1x1のL画像のFlatは問題なしでしたが、2x2はちょっと手抜きでFlat撮影して枚数も少なかったのが原因かなぁと・・。

センサーのごみやらよくわからないウネウネが満載ですね。

この後フラットを取り直しております。

フラット装置やリモート制御はしていないので、撮影するときは日中に天文台のルーフをチョコ空けして天井フラットをとるか、曇った暗い夜(月がない、周りが暗い)にスカイフラットを撮影することが多いです。

システムを入れ替える前は、カラーカメラでスカイフラットを撮ったものがフィットしていたのですが、今回は天井フラットをその後の対象分では使っております。

 

こちらが撮り直しFlatを使ったL画像です。

N2903-lnewflat

ウネウネはマシになってますが、センサーのごみ?は途中で移動してしまったのか、きれいにとれていないですね。

(そのあとの撮影ではセンサーごみはうまく消えてくれています)

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2022年12月11日 (日)

ハインドの変光星雲付近、NGC1555、Sh2-239

すっかり12月も半ばとなりました。

11月は皆既月食、天王星食が全国的に観望でき、月夜でも盛り上がっていましたね。

10~11月はよい天候の日に恵まれて撮影できた日も多かったです。

リモート天文台の機材を10月半ばにR200SSに入れ替えましたが、すっかりブログ更新ができていなかったので、

このタイミングでBabyQとASI2600MCで10月初めに撮影した、おうし座 ヒアデス星団付近の分子雲付近です。

 

【ハインドの変光星雲付近、NGC1555、Sh2-239】

202210-r200ss-coma-asi2600mc-ngc1555 

なんとも不思議な天体が浮遊?している領域ですね。

暗い分子雲を炙り出しているので、星雲がかなりノイジーです。

4時間近く露光をしていますが、まだ不足している??

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撮影データ

Title:ハインドの変光星雲付近、NGC1555、Sh2-239
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:ASI2600MC Pro 1x1 bin /Gain100/ -0d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:300sec x 45(Clear)
Total Exposure:225min
Date:2022/10/1 2 @UDAリモート天文台

 

 

【星ナビ 2023年1月号に掲載】

1_20221211190901

こちらの作品は、星ナビ2023年1月号に掲載をいただきました。

左下に小さく写っているsh2-239をぴんたんさんがクローズアップされていて合わせての掲載となりました。

こちらの作品があったから掲載いただけたような感じです。よかった~。ぴんたんさんありがとうございました。

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2022年11月12日 (土)

Sh2-132 ライオン星雲

ケフェウス座のライオン星雲です。

 

【Sh2-132】

Lion-nebula-20220929-fsqxrd_asi2600mc-re

HⅡ領域は結構明るく写るのですが、OⅢフィルターで撮影する右下部分(ライオンの胴体?)はとても淡いですね。

去年も撮影していたのですが、画角が入りきらずお蔵入りになっていたので2年越しで鏡筒とカメラを変えて撮影しました。

ところでこの右下の胴体部分ですが、いろいろ探してみたもののカタログ番号が見つかりませんでした。

 

色々調べていくとこの星雲は、上と下あわせてSh2-132合体?となっているようです。

ではなぜAOO合成すると赤と青緑になるのか?

どうやらこの領域は、WR152とWR153abの2つのWolf-Rayet星によってイオン化されたそうで、それぞれのタイプが異なるためかHa輝線が強い領域とO3輝線が強い領域に分かれているようです。

私の大好きな(笑)WR星の星雲だったんですね。。

 

【WR152とWR153ab】

Lion-nebula-20220929-wr152-153

 

WR152の方は、O3輝線が強く中心部内側に広がり、Ha輝線は外周に放出されていて、

WR153abの方は、Ha輝線が強く明るいですが、中心部にはO3輝線も見えている・・・という感じでしょうか?

そもそも2つのWR星は地球から同じ距離にあるのかどうかもよくわかりませんが、なんとも不思議な対象です。

 

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Sh2-132(ライオン星雲)
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:ASI2600MC Pro 1x1 bin /Gain100/ -0d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:Clear Filter 240sec x 13 LextremeFilter 300sec x 55
Date:2022/9/15 24 25 @UDAリモート天文台

>>>
Optics:RedCat51(f=250mm/F=4.9)
Camera:ASI294 Pro 2x2 bin /Gain120/ -10d
Exposure:Ha Filter 300sec x 34  O3 Filter 300sec x42

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2022年10月10日 (月)

網状星雲 モザイク合成

8月以来の更新です。。。

この夏はFSQ85-EDとASI2600 MC、RedCat51とASI294MM の同架2台体制でいろいろな対象を撮影していました。

画角的にはそれなりに広く取れるのですが、ちょっと中途半端?ということもあり、いくつかの領域でモザイク撮影をしました。

モザイク撮影をすると、画像処理が面倒なのですが、Astro Pixel Processerという新しいソフトを使い始めて、これまでよりもいい感じで合成ができるようになりました。

有償のツールなのですが、シンプルな使い勝手です。(いろんな機能はありますが私が使うのはモザイク関連機能だけです。普通にDark,FlatなどのCalibration処理の機能もあります)

モザイク手順とかの記事は別途の機会にということで(汗)、一つ目の対象となった網状星雲をアップします。

 

【網状星雲 Veil Nebula】

Veilnebula-blog

 

2パネルモザイクで、2つの撮像(カラーとモノクロ)での合成です。

それぞれのカメラで納めると、どうしても南の端っこが入りきらないので、泣く泣く?モザイク合成をすることにしました。

これで網状星雲全体を捉えた・・とやり切った感で満足しています。

 

【撮影データ】

Title:Veil Nebula
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:ASI2600MC Pro 1x1 bin /Gain100/ -0d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:LeXtreme
North 240sec x 43
South 240sec x 32
Date:2022/6/4 7 @UDAリモート天文台

>>>
Optics:RedCat51(f=250mm/F=4.9)
Camera:ASI294 Pro 2x2 bin /Gain200/ -10d
Exposure:North H 240sec x 22 O x 21
Sorth H 240sec x 16 O x 16

 

 

【モノクロ画像・カラー画像 モザイク合成手順】

ざっくりの手順をとしては、

1.PixinsightでPreprocessing ここではCalibration、被り取りやPCCでの色合わせ、HTで少しだけ輝度を詰めます(ノンリニア画像へ)

2.モザイクする2枚のパネルのバックグランドは、HTでおおよそ輝度を合わせておきます(バックグランドノーマライズとかは、Astro Pixel Processer側でやっています)

3.それぞれのファイルをfits形式(32bit)で保存します。

4.Astro Pixel Processerでこの2枚の画像をモザイク合成します。これをカラー画像、モノクロ画像(フィルター別)に処理します。

5.Pixinsightでモノクロ画像とカラー画像をStar Alignmentをして合わせます。

6.モノクロ画像について、必要な場合はColor Combination合成します。Narrobandの場合はカラー画像や取り出したR、Bと合成します。

7.このあとはPisinsightやPhotoShopで画像を組み合わせて整えていきます。

 

という感じです。まぁまぁ面倒な手順ですね。

ちなみにつなぎ目の明るさは、Astro Pixel Processerの自動ノーマライズ機能でそれなりに合わせてくれますが、重ねるパネルが増えると輝度の違いが目立つことがあります。その時は、Pixinsightで少し輝度を触って合わせるようにしています。

ざっくりなので詳細がわかりにくいですが、時間があるときにもう少し手順を起こしてみたいです。

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2022年8月21日 (日)

さそり座  Barnard 42,44 / IC4602,4603,4604

さそり座のカラフルタウンの北側にある 青い反射星雲とバーナード暗黒星雲あたりです。

 

【Barnard 42,44 / IC4602,4603,4604】

Sco-barnard

 

定番構図の上半分? この構図ではアンタレスもM4も入っておりません

このあたりはBarnardがカタログに載せた暗黒星雲が各所に広がっています。

 

【Barnard 42 44】

Img_1601

 

Edward .E.Barnardさんが書いた、A Photographic Atlas of selected regions of the milkyway のChart13にスケッチされています。

あまり計画的に撮影はできていないのですが、いつかはこの冊子にある暗黒星雲をすべて撮影したいなぁと考えております。

 

ちなみに、この近辺で一番大きな暗黒星雲は、Pipe Nebula とも言われている

「 Barnard 59, 65–67, and 78」 LDN1733 です。

 

【 Barnard 59, 65–67, and 78】

Img_1600

 

もう8年前? にNewZealandに行ったときに、現地ではこの暗黒星雲一帯をKiwiと呼んでいるそうです。

食べるほうではなくて、動物のキウイに似ているからだそうですが。。

南半球では見た目が南北反対なので、Kiwiに見えるんですよね。

その時のBlogはこちら

また南半球にいって、星空を眺めたいですね。

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2022年8月20日 (土)

バンビの横顔 M24 Sh2-37(IC1284・1283)NGC6589・6590

いて座のスタークラウドのど真ん中 定番構図のバンビの横顔~首飾りです。

この対象は夏の定番構図ですね~。

 

【M24 Sh2-37 NGC6589 /90】

202206-bambi

どんな空でも? 短時間露光でも? それなりに写る対象ですし、時間をかけてもあまり結果が変わらないような気もします。

暗い空に行けば、肉眼でもバンビの横顔を認識することができます。

今回はASI2600MCの画像に、モノクロHaで撮った画像をブレンドしているので、やや顔が赤い酔っぱらいのバンビさんです。

 

撮影データ

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Title:バンビの横顔
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:ASI2600MC Pro 1x1 bin /Gain100/ -0d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:240sec x 46 (Clear)
Date:2022/,6/2,3 @UDAリモート天文台

>>>
Optics:RedCat51(f=250mm/F=4.9)
Camera:ASI294 Pro 2x2 bin /Gain200/ -10d
Exposure:L 240sec x 30 Ha 240sec x 40

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2022年8月14日 (日)

M8 M20 定番構図(RGB Ha合成)

1か月半ぶりの投稿です。

撮影は続けているのですが、遠征と違って同じ対象を何日もにわたってちびちび撮影(1日1~2時間)するようになって画像処理がたまりがちです。

 

【リモート天文台 搭載システム変更】

 

リモート天文台での今夏の撮影システムは、短焦点2台載せとしました。(KASTECの同架プレート使用)

赤道儀:SXD2 (AXJは修理に出したため)

撮影システム:

鏡筒+カメラ①:FSQ85ED x Reducer + ASI 2600MCpro + LeXtreme or Clear Filter
鏡筒+カメラ②:RedCat51 + ASI 294MMpro +AstrodonFilter(LRGB HaO3S2)


ほぼ同じような画角となるので、パターンとしては

・FSQでカラー画像 + RedCatでL画像

・FSQでカラー画像(LeXtremeで星雲、Clearで星)+ RedCatでHaやナロー画像

といった撮影をするのが狙いです。

夏の定番対象をいくつか撮影しました。

 

【M8 M20 定番構図】

M8-m20-fsqredcat 

これは、FSQのカラー画像を中心に、RedCatのHa画像で味付け?をしたものです。

ちょっと処理過程の問題もあって、M8中心部が飽和美味ですね。

CMOSカラーカメラの処理はまだ慣れていなくて、どの程度強調していいのか迷いながらの処理となりました。

Haの協調は、PixinsightのPixelmath合成ではなくて、PhotoShopをつかってRチャネルの強調を行っています。

処理後の作品を見ると、M20の周りにある青い星雲部分もよく写っていますね。デジカメ(特にEOS6D解像)だと

なかなかこの青色表現がむつかしかったのですが、やはりカラーCMOSはバランスよくよく写ってくれます。

周りの天の川の濃い部分もなんとなく赤く写るのではなく、散光星雲の分布によって色合いが異なる表現ができてるかなぁ??

 

追伸:M8の赤色バランスは、大いに悩みますね。

   これを見るとずいぶん色合いが違っております。そして、やはり今回の作品は中心部が飽和していて失敗かな。

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Title:M8 M20
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:ASI2600MC Pro 1x1 bin /Gain100/ -0d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:240sec x 51 20sec x 8
Date:2022/5/28 30,6/3 @UDAリモート天文台

>>>
Optics:RedCat51(f=250mm/F=4.9)
Camera:ASI294 Pro 2x2 bin /Gain200/ -10d
Exposure:L 240sec x 16 Ha 240sec x 40

 

 

 

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2022年6月19日 (日)

Sh2-274 メデューサ星雲(CANP2022ネタから)

すっかり季節外れですが、先日CANP2022でお話をしたナローバンド処理にちなんでがっつりNarrowとして撮影したメデューサ星雲をアップします。

【Sh2-274 メデューサ星雲】

Medusa

デジカメやカラーCMOSでもよく写る対象ですが、NarrowBandにすると北東にHa領域が広がっていることがよくわかります。

またこの対象はO3もよく写るので、AOO合成(ただしGチャネルにはHaもブレンド)にすると青色が映えますね。

こちらの画像は、RGB撮影して星の色として合成しています。

 

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 撮影データ

Title:Sh2-274
Optics:Vixen R200SS RED x エクステンダPH (f=1,120mm, F=5.6)
Camera:ASI294 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg50・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:R 180sec x14, G x13, B x14 <Bin2>
Ha 180sec x45 240sec x85
O3 180sec x27 240sec x98
Total Exposure:1071min
Date:2022/1/31他8夜 @UDAリモート天文台

 

 

こちらはずいぶん前にデジカメで撮影したメデューサ星雲です。

【Sh2-274 EOS6D SP4バージョン】

Sh2274-20170102_20220619130601

縦構図だったのでトリミングしています。鏡筒のF値も違いますし、撮影時間が10倍ほど違います(汗)

ただ露光時間をかけても色合いや写り方はこんな感じになるのでしょうね。

 

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撮影データ

Title:SH2-274
Optics:Edge HD 800 x Reducer (f=1400mm/F=7)
Camera:Canon 6D triming
Guide:OffAxis Guider / UltraStar/PHD guiding
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Exposure:ISO6400 240sec x 20
Date:2017/1/2

 

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さて、CANPではNarrowBand撮影についてのお話をしました。

その一つのテーマが「月夜にNarrow撮影 は定石?」でした。

結論といたしましては、

  • 月夜の撮影は、NarrowBandがおすすめ <当たり前ですが>

  • 明るい対象、Haが写しやすい

  • ただし、がっつりやるなら暗夜でもNarrowBand撮影 
    (月夜と暗夜で比較したら、暗夜の写りっぷりの違いに感動!?)

 

ということで、私は月夜はもちろん、時期や対象によっては暗夜もNarrowBandで撮影をしています。

 

どのくらい写りっぷりが変わるのかを実際に撮影して比較しました。

1

1フレーム当たりの撮影時間の条件が異なるのですが、月夜と暗夜、HaとO3フィルターの写りにどのくらい違いがあるかを比較しています。

2

3

この2枚は、PixinsightのSTFでオートストレッチをした画像の比較です。

Haは月があっても結構写るのですが、特に右上に広がる淡いところの表現ができていないです。

O3はそもそもの写りがかなり違うような印象ですね。

 

ちゃんと(?)数値を使って比較したのがこちらです。

4

横軸はPixinsightのSubframe selectorで計測したSNR Weight値です。一応大きいほうがSN比が高いということで、写りがよいとなります。

縦軸にはNoise値を入れていて、低いほうがノイズも少ないとなります。

ストレッチする前のLightフレーム画像で比較しているのですが、暗夜は低ノイズですね。そして写りもいいことがわかります。

 

暗夜のNarrowBandの写りっぷりに感動?したこともあって、散光星雲はNarrowBandで暗夜でも撮影しています。

このお話はモノクロCMOSでのケースでしたが、カラーCMOSでの撮影となると、DualBandFilterを使うかどうかといった論点になるのでしょうか。

皆さんは暗夜でもNarrowBandで撮影されますか?

 

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