M8 M20 定番構図(RGB Ha合成)
1か月半ぶりの投稿です。
撮影は続けているのですが、遠征と違って同じ対象を何日もにわたってちびちび撮影(1日1~2時間)するようになって画像処理がたまりがちです。
【リモート天文台 搭載システム変更】
リモート天文台での今夏の撮影システムは、短焦点2台載せとしました。(KASTECの同架プレート使用)
赤道儀:SXD2 (AXJは修理に出したため)
撮影システム:
鏡筒+カメラ①:FSQ85ED x Reducer + ASI 2600MCpro + LeXtreme or Clear Filter
鏡筒+カメラ②:RedCat51 + ASI 294MMpro +AstrodonFilter(LRGB HaO3S2)
ほぼ同じような画角となるので、パターンとしては
・FSQでカラー画像 + RedCatでL画像
・FSQでカラー画像(LeXtremeで星雲、Clearで星)+ RedCatでHaやナロー画像
といった撮影をするのが狙いです。
夏の定番対象をいくつか撮影しました。
【M8 M20 定番構図】
これは、FSQのカラー画像を中心に、RedCatのHa画像で味付け?をしたものです。
ちょっと処理過程の問題もあって、M8中心部が飽和美味ですね。
CMOSカラーカメラの処理はまだ慣れていなくて、どの程度強調していいのか迷いながらの処理となりました。
Haの協調は、PixinsightのPixelmath合成ではなくて、PhotoShopをつかってRチャネルの強調を行っています。
処理後の作品を見ると、M20の周りにある青い星雲部分もよく写っていますね。デジカメ(特にEOS6D解像)だと
なかなかこの青色表現がむつかしかったのですが、やはりカラーCMOSはバランスよくよく写ってくれます。
周りの天の川の濃い部分もなんとなく赤く写るのではなく、散光星雲の分布によって色合いが異なる表現ができてるかなぁ??
追伸:M8の赤色バランスは、大いに悩みますね。
これを見るとずいぶん色合いが違っております。そして、やはり今回の作品は中心部が飽和していて失敗かな。
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Title:M8 M20
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:ASI2600MC Pro 1x1 bin /Gain100/ -0d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:240sec x 51 20sec x 8
Date:2022/5/28 30,6/3 @UDAリモート天文台
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Optics:RedCat51(f=250mm/F=4.9)
Camera:ASI294 Pro 2x2 bin /Gain200/ -10d
Exposure:L 240sec x 16 Ha 240sec x 40
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コメント
くろさん、こんばんは。
AXJ赤道儀どうされたんですか? まだ保証期間内なら良いのですが。
SXD2でもFSQ85とREDCATなら並列同架出来ますね。M8、M20は期待通りの写りで素晴らしいです。
ASI2600MCPRO友人に借りて初めてのCMOSカメラなのですが、参考にさせて頂きます。
投稿: のんた | 2022年8月14日 (日) 19時25分
のんたさん
コメントありがとうございます。
AXJは以前修理に出したのが無事帰ってきたのですが(時折脱調していた?)、現地に機材の入れ替えに行くのがおっくうになってしまってそのまま遠征用になっておりました。。
そして2600MCですか! おめでとうございます。(借りただけでしたっけ?<自爆>)
もうこんな便利なものがあるのかってなって、そのままがま口を壊されることになるのではと推察します。作品楽しみですね。晴れるといいなぁ。
投稿: くろ | 2022年8月14日 (日) 22時32分