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2022年4月

2022年4月17日 (日)

Hickson44 ヒクソンコンパクト銀河群

コンパクト銀河のコレクションをした Hickson Galaxy Groups(HCG )は、No.1~No.100まであります。

その中の44番目であるHickson44を撮影しました。

 

【Hickson44 :NGC 3185, NGC 3187, NGC 3190, NGC 3193】

Hickson44b

 

しし座のおおがま、γ(ガンマ)星とζ(ゼータ)星の間に位置しています。

いくつかの恒星(8等星前後)とまるで星座のような形をつくっていて撮影対象としては面白いです。

コンパクト銀河群の中では大きいほう?ですが、やはりちっちゃい銀河シリーズになってしまいますね(汗)

銀河の色を出すのは難しいです。

 

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Title:Hickson44
Optics:Vixen R200SS RED x エクステンダPH (f=1,120mm, F=5.6)
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg50・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:L 120sec x15 ,180sec x53
R 180sec x20, G x19, B x20 <Bin2>
Total Exposure:366min
Date:2022/1/24,25,26,27 @UDAリモート天文台
1/24 23:48~

 

 

ヒクソン小銀河群はこれまでいくつか撮影をしました。

過去Blogにアップしたものとそうでないものがあるかもですがとりあえず。。


【Hickson68】

Ngc5371-hickson68_20220417115701

りょうけん座にあるHCGです。

東側にあるNGC5371と並べるとちょうどいい画角におさまってくれます。

銀河群の近くにはオレンジとブルーの美しい星が写っていて、お気に入りの1枚となりました。

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Title:NGC5371 Hickson68
Optics:GSO8RC xKasaiED 0.8Reducer (f=1280mm/F=6.4)
Camera:ASI294 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR Pro
Exposure:L 180sec x 54, R x14 ,G x14, B x15
Astrodon Tru-Balance I series(R)
Date:2021/4/11 22:49~@Shiraya

 

 

【Hickson56,NGC3718, 3729】

Ngc3718-x21

おおぐま座にあるねじれた銀河NGC3718の南側にあるHickson56です。

大きさがずいぶん違いますが、NGC3718は5000万光年、Hickson56は4億光年先にあるとのことで遥かかなたの4億年前の姿を見ていると思うと宇宙の大きさを感じます。

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Title:NGC3718, 3729 /Hickson 56
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 360sec x 22
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:Borg FL71,Watec910HX,Advanced Unit(SB10)
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/3/10 @Ohashi

 

 

【Hickson92 Stephan's Quinted ,NGC7331】

Ngc7331-stephans-quintet_20220417120701

ペガサス座にある見事な渦巻き銀河NGC7331の北西にあるHickson98。ステファンの五つ子という名前がついています。

この銀河群は共食い銀河といわれているだけあって、銀河間の相互作用の様子がよくわかります。

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Title:NGC7331 Stephan's Quintet Hickson92
Optics:GSO8RC xCCD67 Reducer (f=1073mm/F=5.36)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:L 180sec x 26 RG 180sec x 10 B 180sec x 9
Astrodon Tru-Balance
Date:2020/8/20 @Sasayama

 

小さな銀河を撮影すると、口径の大きな反射望遠鏡が欲しくなるのですが・・

扱いが大変なのと、シーイングに左右されることが多いので、今は3台20cmを頑張って使おうと思います。

(EdgeHD800は昨年は出番がなかったですが・・)

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