NGC2903
春の銀河の先頭を切って登ってくるNGC2903 (肉丸さん)
去年に引き続き、撮影をしました。過去にも何度か撮影をしていますが・・
撮影を重ねることで、画像が改善!というわけにいかず毎回不完全燃焼で仕上げているような気がします。
【NGC2903】
GS200とR200SSという鏡筒でそれぞれカラー、L画像+Ha画像を撮影し合成しました。
どうしても中心部は、シャープに仕上がってくれないですね。Haをブレンドしたので少しインパクトがあるとは思いますが。
(そして今見たら星が飽和&場所によっては中心部が落ち込んでいることに気づきました。星の処理はあまり得意ではありません。)
【NGC2903中心部】
1/4サイズにクロップしたものです。
これくらいの大きさのほうが迫力がでますね。
撮影データ
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Title:NGC2903
Optics:GSO8RC x 笠井フラットナー (f=1,600mm, F=8)
Camera:ASI2600MC Pro 1x1 bin /Gain100/ -0d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg50ED・ASIAIR PRO
Exposure:240sec x 15 , 25sec x 8
Date:2022/1/9 @Konoyama
Optics:Vixen R200SS RED x エクステンダPH (f=1,120mm, F=5.6)
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg50・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:L 180sec x31,240sec x6
Ha 240sec x14
Date:2022/1/9,11 @UDAリモート天文台
Total Exposure:236min
【2021年にL画像を撮影したNGC2903】
こちらは、昨年にL画像だけ撮影し、過去のカラー画像と合成したものです。
EdgeHD800を使って、シーイングがいい神野山で撮影しました。
ちょっと処理の色合いの違いはありますが、2時間弱の撮影ということもありコントラストが低めですね。
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Title:NGC2903
Optics:EdgeHD800 x 0.7 Reducer (f=1400mm/F=7)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg50ED・ASIAIR
Exposure:L 180sec x 35
Astrodon Tru-Balance
Date:2021/2/6 23:35~@Konoyama
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コメント
こんばんは。
NGC2903、露光時間を考えたら良く写っていると思います。RC8とHD800と自分が使っている(いた)鏡筒と同じモノなのでついつい拡大して眺めてしまいます(^^;
2021年にHD800でL画像を撮影したNGC2903は75分露光とは思えないほどしっかり解像していますね。シーイングも良かったのでしょうが、流石ですね。
これまでのところ、今年の春の系外銀河シーズンは空に恵まれません。荒天待機しているうちにサソリのシーズンになりそうです。
投稿: マルさん | 2022年3月21日 (月) 22時03分
マルさん
いつもお世話になります。返信が遅くなり恐れおります。
コメントありがとうございます。
そういえば、同じ200mm鏡筒なんですよね。
ご指摘の通り、よく見ると神野山のL画像のほうが解像しているなぁとアップするときに思いました。
宇陀と山添はそれほど離れていないのですが、地形によってシーイングはかなり変わってくることがよくわかります。
そろそろサソリのシーズンなので短めの鏡筒に載せ替えて撮影したいですね。
投稿: くろ | 2022年3月30日 (水) 01時12分