NGC1365 棒状渦巻銀河
NGC1365 ろ座にある棒状渦巻銀河です。
去年銀河の分類をしたときに、ハッブルの音叉図でいうところ右下にあるタイプの銀河です。
銀河中心部が棒状に広がる一方で特徴的な2本の腕があり、ぜひ分類コレクション(?)に加えたいと撮影タイミングを狙っていました。
【NGC1365】
なんとも素敵な腕と凛々しい棒状の中心部がコラボしていて・・(笑)
銀河大好きな私としては、ワクワクする対象です。
この対象は、ω星団やケンタウルス近辺と同様に、すさみで撮るのがBestな対象ですね。
南側海沿いのシーイングが懸念されましたが、年明け1月の撮影ではシーイングも悪くなく銀河の構造がよく写ってくれました。
過去に???といったシーイングの日もたまにあるすさみですが、今回はいい状態でさつえいできました。
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撮影データ
Title:NGC1365
Optics:Vixen R200SS RED x コレクターPH (f=760mm/F=3.8)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR PRO
Exposure:L 180sec x45 ,R x16 ,G x15 ,B x15
Baader LRGBfilter
Date:2021/12/10,2022/1/2 ~@Susami
【Fornax Cluster/ろ座銀河団】
こちらはNGC1365が所属する ろ座の銀河団です。
おとめ座銀河団に次いで区間密度が大きいそうです。(大きさは圧倒的におとめ座銀河団が大きいようですが)
UDAのリモート天文台でスライディングルーフの壁越しにぎりぎりのところを撮影したので、むつかしかったです。
NGC1365は右下でその存在をPRしてますね。。
エリダヌスやろ座あたりには面白い形の銀河も多くて、撮影はなかなかむつかしいのですが機会があれば狙いたいです。
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撮影データ
Title:Formax Cluster NGC1365
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI294 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg50・QHY5Lii
Software:NINA,ASTAP,PHD2
Exposure:L 180sec x34
R 120sec x 4 180sec x 15
G 120sec x 2 180sec x 15
B 120sec x 4 180sec x 13
Filter:Astrocon iSeries
Total Exposure:261min
Date:2021/12/1,2 @UDAリモート天文台
【天文ガイド2022年3月号に掲載いただけました】
NGC1365は天文ガイドの3月号に掲載いただけました!
銀河での掲載は格別です。
同じページにはいつもご一緒しているフルフルさんのすごいIC342と
去年優秀をとられていたIさんの作品が掲載されていました。
どちらも素晴らしい作品でした。
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