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2021年4月

2021年4月29日 (木)

今シーズンの春の銀河は、マニアックな対象ばかり?

春の銀河シーズンが到来しました。
銀河の構造をもっと解像したい! と思い、長焦点+モノクロCMOSの組み合わせでじっくりと時間をかけて撮影する計画を立てておりました。


【春の軍拡】


ということで、これまではASI183MMProを使って撮影をしてきましたが、もう少しセンサーのサイズを大きくしたい!
できればAPS-Cくらいにと考え、新たに発売されたASI2600MM Proを検討しました。
モノクロなので、フィルターが必要です。
以前使っていたQHY9用にそろえたAstrodonフィルターをASI183MMProに流用し、その結果QHY9用にBaaderの36mm セルなしフィルターを買っており、最近はQHYで撮影することがめっきりなくなったのでそのフィルターを流用できないかを検討しました。
ただ、APS-Cでは36mmではケラレる懸念があることが判明(QHY9は、4/3なので) そこで、フィルターもふくめて軍拡するか、センサーサイズを4/3にするかで迷いに迷って・・ ASI294MMPro(4/3)を購入することに決めました。

ですが。。なかなか週末は晴れてくれません。2月、3月は神野山2回、大芦1回の合計3回の遠征。
快晴となった日はなく、神野山では雲が多い中何とか夜半以降になんとか晴れてくれたり、、 大芦ではずっと細かい雨が降っていて、11時半くらいに雨があがり急ぎセットアップ・・みたいな感じて撮影時間を確保するのがとてもむつかしかったです。

結果現地では1台1対象、もしくは2台で1対象みたいな撮影をする結果となりました。
長焦点は暗さより安定した空が大事です。


【M58 NGC4567 NGC4568】
M58-ngc4568b

M58は、おとめ座銀河群に所属するFaceOn銀河です。視直径は5x3.8’と小さめですが、しっかりとした腕があり中心部は棒状になっています。分類としては中間棒状銀河に所属するようです。

左下にあるNGC4567と4568は相互作用銀河です。SiameseTwinsと呼ばれていたようですが、Eskimo Nebulaと同様にNASAが人種差別や多様性への配慮に欠けた天体名の使用を控えると宣言をした対象に入っています。

 

撮影データ
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Title:M58 NGC4564 NGC4567 4568
Optics:GSO8RC xKasaiED 0.8Reducer (f=1280mm/F=6.4)
Camera:ASI294 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR Pro
Exposure:L 180sec x 33, R x17 ,G x17, Bx17
Astrodon Tru-Balance
Date:2021/2/6 23:01~@Konoyama

 

【NGC2683】

Ngc2683-triming_20210429180801

かに座の北、やまねこ座にあるNGC2683です。その形状からUFO Galaxyと呼ばれているようです。
ウイリアムハーシェルが発見した銀河で、中心部のオレンジ部分は年老いた星を含んでいます。
トリミングをした画角ですが、思ったよりも見た目が大きな銀河ですね。

撮影データ
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Title:NGC2683
Optics:GSO8RC xKasaiED 0.8Reducer (f=1280mm/F=6.4)
Camera:ASI294 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR Pro
Exposure:L 30sec x 8, L 180sec x 19, R x15 ,G x15, B x15
Astrodon Tru-Balance I series(R)
Date:2021/2/12 23:09~@Konoyama

 

【NGC5907】

Ngc5907_b

りゅう座にあるエッジオン銀河です。エッジオンといえば、NGC4565(串団子)が有名ですが、このNGC5907も視直径は同じくらいあるようです。
このとがった姿は銀河フェチにとっては魅力的です(笑)
AstroBinで見ていると、この銀河の周りにはTidal Stream(恒星流)と呼ばれる淡い空間が広がっているようです。撮影するならかなり暗いそらで撮らないといけないですね。

 

【NGC5907 トリミング版】

Ngc5907-t

ココログだとファイルのサイズ制限があるので、トリミング版も上げておきます。
銀河の構造が結構見えてますね。

 

撮影データ
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Title:NGC5907
Optics:GSO8RC xKasaiED 0.8Reducer (f=1280mm/F=6.4)
Camera:ASI294 Pro 1x1 bin /Gain200/ -10d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:miniBorg45ED・ASIAIR Pro
Exposure:L 30sec x 8 180sec x 32, R x14 ,G x14, Bx14
Astrodon Tru-Balance I series(R)
Date:2021/2/13 1:18~@Konoyama

 

【天文ガイド2021年5月号 入選】

前回のBlogにアップしていたM81、M82を天文ガイド5月号に掲載いただきました。
4月号には掲載されなかったのであきらめていたのですが、よかったです。

 

202105

 

 

【星ナビ2021年5月号 入選】

なんと、今回は星ナビにもNGC5907を掲載いただきました。
久しぶりのダブル入選です。ちょっと驚きましたが、うれしいです!

202105_20210429191101

 

ブログの更新が滞ってしまい、まとめてたくさんの報告となりました。(汗)
まだいくつか撮った対象や、紹介したいネタもあるので、頑張って更新します。

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