2020 夏の対象 第1弾
前回は久々の大彗星となった2020/F3 NEOWISEの記事をアップしました。
撮影時期は前後しますが、すっきりしない天候が続いた5月6月に撮影した夏の散光星雲や球状星団の写真をまとめてみました。
【M8 Lagoon Nebula】
この日は薄雲が時折通過する天気でした。
雲が抜けた瞬間は素晴らしい天の川が広がる空でしたが、シーイングがとてもよかったです。
ご一緒したT氏のドブソニアンで、夏の天体を堪能しました。
M8は中央にある暗黒帯グレイト・リフトと美しい星団NGC6530を見ました。
写真ではほかにもBarnard番号が付いた暗黒帯が写ってますね。
中心の明るいところには、砂時計の形をした明るい部分も見えました。
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撮影データ
Title:M8
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain200/ -15d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:ASI AIR x 130mm ガイド鏡
Exposure:L 300sec x 17 R 300secx6 GB 300secx4
Astrodon Tru-Balance
Date:2020/5/25 @Gobo
こちらは天文ガイド8月号に掲載してもらいました。
【M4 球状星団】
シーイングがよかったので球状星団もよく見えていました。
M13:北天No.1の球状星団。視野いっぱいに星が広がる
M92:M13と同じヘラクレス座の球状星団。中心に星が集まりとても見ごたえがある
M 4 :こちらも大きな球状星団。シーイングがいいので星がよく見える。
M80:とっても地味な印象だが、観望では密集度が高く美しい。
M22:大きな星団
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撮影データ
Title:M4
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain200/ -15d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:ASI AIR x 130mm ガイド鏡
Exposure:L 120sec x 9 RGB 120secx4
Astrodon Tru-Balance
Date:2020/5/25 @Gobo
こちらも定番の構図です。
BabyQにReducerをつけると、フルサイズカメラでかなり広域を捉えることができますね。
D810Aを使っての作品なので青が鮮やかに写ってくれます。
ただM8がややマゼンダ色になってしまいますね。
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撮影データ
Title:M8 20 WideField
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nicon D810A ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Exposure:150sec x 23
Date:2020/5/25 @Gobo
このあと、木星・土星や夜明け前の火星もドブソニアンで観望しました。
木星のフェストゥーンや白斑も確認でき、
土星はカッシーニの隙間が全周に渡ってくっきり見えていました。
火星はまだ遠いですが模様を確認できました。
とにかくシーイングが素晴らしい日で観望は最高でした。
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