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2020年4月

2020年4月11日 (土)

2019年 11月~12月撮影の冬の作品<後半>です

前回に続いて冬の作品をアップします。

 

【LDN1622と暗黒帯】

オリオン座、バーナードループの中にある暗黒帯LDN1622です。

 Ldn1622-b

 

定番の構図といえば、バーナードループを挟んでM78と対峙するLDN1622となりますが、
暗黒帯フェチとして、2017年のBLOGで紹介をしていました。

過去記事はこちら

 

LDN1622は先っちょ?にある白く輝くM78のキレキレ暗黒帯も素敵(笑)ですが、
このなんとも不気味な黒い広がりとその周りに漂う白く明るいチリのようなものが
絡まっていて幻想的ですね。

最近よく組み合わせて撮影に使っている、ε130DとASI183MMでがっつりLを撮影
したおかげで(4時間)、強調しても背景が荒れすぎず、暗黒帯の模様もよくでて
くれました。

こちらも残念ながら天文雑誌のフォトコンテストでは入選しなかったのですが、
Astrobinのサイトでは、TopPicksに選んでもらえました。


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Title:LDN1622
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain135/ -5d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:ASI AIR x 130mm ガイド鏡
Exposure:L 300sec x 48 ,R 300sec x 7 ,G300sec x 7 ,B 300sec x 8 Astrodon Tru-Balance
Date:2019/12/1 1:49~ @Susami
Date:2019/12/27 21:41~ @Susami

 

海外では、Boogeyman Nebula(おばけ星雲)と呼ばれているようですね。
たぶん横構図にしたほうがそれっぽくみえますね。

 

【Boogeyman Nebula】


Ldn1622-boogeyman  

もう人の形にしか見えなくなってきました(汗)

 

 

次は、同じくオリオン座にある魔女の横顔です。

 

【IC2118】

Ic2118-b

 この対象も過去には何度もとってきましたが、今回は暗いすさみの空で、春の対象
がでてくるのを待つまでの間、南中後から西に傾くまで(高度は30度くらい)
撮影しました。

 魔女の横顔は上の部分をクローズアップした写真も多いですが、斜め右下まで
リゲルに照らされた反射部分は伸びていて、BabyQ x Reducerでいっぱいいっぱい
まで入れています。ε130Dだとモザイクが必須になりますね。

 反射星雲も白っぽいところとすこし赤みがかっているところもあるようですね。
なぜ違うのかは??ですが。。 反射星雲の向こうに見えている小さな銀河
(NGC1720,1752,1790)がお気に入りです。
大きな画像(銀河の番号付き)はこちらです。 

 

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Title:IC2118
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nicon D810A ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Exposure:240sec x 33
Date:2019/12/27 23:50 @Susami

 

【M81・M82 IFN】 星ナビ2020年4月号 入選作品

おおくま座に漂う、分子雲です。

Vol-300sec-x-3527b_20200411121701

年末年始で最も時間をかけて撮影した対象です。(5時間越え)
定番の構図ですね。今回は分子雲を無理にあぶりだすのではなく、
濃いところと薄いところのメリハリをつけるように気を付けながら画像処理を
しました。

気合を入れて?撮影した作品で、星ナビさんに掲載をいただけてよかったです。
好評には同じ領域を狙った作品が数点あった中で、分子雲の構造がはっきり
わかるこの作品を選んでいただけたとのことでした。

大きな画像はこちらにアップしました。

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Title:M81 M82 Integrated Flux Nebula
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nicon D810A ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Exposure:300sec x 35 + x 27
Date:2019/12/28 2:53 @Susami
Date:2020/1/3 2:06 @Susami

 

【M81、M82 in 2017】

以前撮影したものはこんな感じです。ε130Dなので画角が少し狭いですが、
分子雲の雰囲気が違いますね。


Img_0842

こちらは2017年末に井内浦で撮影したものです。
空の暗さはすさみと同じくらいだと思いますが、露出時間が短いところ無理無理?
強調している感じですね。
εのキラリン十字が星にアクセントを加えてくれているのはいいですが。。

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Title:M81 82
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:Canon EOS 6D HKIR
Exposure:ISO2500 240sec x21
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Date:2017/12/16@Kumano


【The Leo Triplet Galaxies】

M65、M66、NGC3628 しし座のトリオ銀河です

Leo-triob

 

こちらも初春の定番であるしし座のトリオ銀河です。

春の銀河では、NGC2903に次いで早く登ってくるのと、長焦点でなくても狙えることもあり
冬の星雲からのしし座のトリオというのが撮影しやすいですね。

ε130DとASI183のコンビで結構時間をかけたのですが、なんとも凡庸な作品になって
しまいました。気づけば5時間も撮影していますね。。
う~ん。やはりすさみはシーイングがあまりよくないのでしょうか。


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Title:Leo triplet M65 66 NGC3628
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain135/ -5d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:ASI AIR x 130mm ガイド鏡
Exposure:L 300sec x 42 ,R 300sec x 7 ,G300sec x 11 ,B 300sec x 5 Astrodon Tru-Balance
Date:2019/12/28 @Susami
Date:2020/1/3 @Susami

 

 

ようやく2019年の作品を締めることができました。
2020年はもう少しまめにアップできるように頑張ります。(笑)

 

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2020年4月 5日 (日)

2019年 11月~12月撮影の冬の作品<前半>です

前回は、秋の作品をアップしました。今回は冬の作品を。。。

 

秋から冬にかけては、11月末、12月初め、年末年始の4回撮影ができました。

とはいえ、終始快晴だったのは年末の1回のみであとは途中で曇られたり、撮影が夜半過ぎになったりとなかなか厳しい状況でした。

2019年は本当に天候がダメな1年でした。

最近の作品は2時間を超えての撮影をすることも多いので、これだけ晴れないと取れる作品数が少なくなってしまいます。

今回はその中から11月末から12月初旬に撮影した4つの対象をアップします。<前半>です。
まだ後半が続きます(汗)


【Sh2-155 N7635 M52】

Sh2155-n7635-m52-b_20200405215601 

ケフェウス~カシオペアにあるM52星団、バブル星雲、クワガタ星雲、洞窟星雲の領域です。

いつもどのような構図にするか迷いながらの撮影ですが、今回はモリモリ?の領域を狙いました。

洞窟星雲がちょっと窮屈なのでもうちょっと北西に構図を振ったほうがよかったですね。

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Title:Sh2-155 N7635 M52
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nicon D810A ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Exposure:180sec x 52
Date:2019/11/24@Kutsuki

 

 

【NGC1555・ヒアデスの分子雲】

Ngc1555-sh2239-b 

ヒアデス星団の上(北)半部?の分子雲です。

NGC1555は、3つある分子雲の塊と暗黒帯のうち、右上にあるバインドの変光星といわれる偏光星雲です。
おうし座T星(右下)にある光を受けて光っているようです。

Sh2-239も反射星雲で、こちらは、NGC1555左下に写っています。 328mmの撮影なので小さいですね。
なんとなく、長焦点で撮影すると面白い作品になりそうです。
NGC1333付近に似た感じでしょうか。。

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Title:NGC1555
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nicon D810A ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Exposure:180sec x 47 30sec x 8<ISO800>
Date:2019/11/24@Kutsuki

Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nicon D810A ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Exposure:240sec x 20
Date:2019/12/1@Susami



【X'masTree星雲~カタツムリ星雲】

Xmas-240sec-x-40-b

定番の構図です。300mmくらいの画角だと、とても贅沢な作品に仕上がりますね。X'masなので、本来は年末くらいにアップしたいところでしたが。。

今回は、少し淡いところを出そうと強調しすぎたこともあり、のっぺりした作品になってしまいました。

NiftyのBlogファイルは3Mまでの制限なのでサイズを小さくしたためかなり粗い画像になってしまいました。

元のjpegファイルはこちらにアップしました。


Title:X’mas Tree (NGC2254/ NGC2245・NGC2247・NGC2261・IC2169・IC446)
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nicon D810A ISO3200
Mount:Vixen SXD2
Exposure:240sec x 43
Date:2019/12/1@Susami

 

【NGC1333】

 201911241201-ngc1333-b

 

これは11月~12月でもっとも力を入れて撮影した作品です。
残念ながら天文雑誌のフォトコンテストでは入選しなかったのですが、Astrobinのサイトでは、TopPicksに選んでもらえました。

ペルセウス座~おうし座のこの領域には、モリモリの分子雲と、私が大好きな暗黒帯
(BarrnardのB1,2,3,4,5 / 202,203,204,205,206などたくさんの暗黒帯)があります。

あまりシーイングがよくなかったこともあり、こまかい濃淡の解像ができていないのですが今冬では満足のできる作品になりました。

ココログで画像アップするときの横幅Pixelを指定していますが、縦構図の作品をそのままアップしたからずいぶん大きな画像になってますね。(汗)

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Title:NGC1333
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain135/ -5d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:ASI AIR x 130mm ガイド鏡
Exposure:L 300sec x 28 ,R 300sec x 6 ,G300sec x 4 ,B 300sec x 6 Astrodon Tru-Balance
Date:2019/11/24@Kutsuki

Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain135/ -5d
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:ASI AIR x 130mm ガイド鏡
Exposure:L 300sec x 17 ,G300sec x 5 ,B 300sec x 2 Astrodon Tru-Balance
Date:2019/12/1@Susami

 

なんとか3夜にわたって撮影できた4つの作品をアップしました。
ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

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