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2020年3月25日 (水)

春なのに・・秋の対象アップですか?

年末の更新を最後に、もう3か月も経過してしまいました。

 

いいわけですが、途中で記事をアップしようと準備をしたこともありましたが、
このココログの使いづらい新UIに慣れていないこともあり、途中で作成中の
Blogの記事が全部消える・・・ということが何度もありました。

具体的には画像を追加するときに、D&Dの操作を間違えると普通にJpegファイルが
ブラウザで開いて、一生懸命入力した内容がすべて消える・・・という
パターンです。

無料のBlogとはいえ、こんな感じだと、使うのをやめたくなってしまいます。。

 

さておき、夏の対象のあと撮影をした秋の対象をいくつかアップします。

 

【M31 + Ha撮影】

 

M31-300sec-x-45-ha-600sec-x-14b_20200325221502

 

こちらは、去年にデジカメで撮影したM31に、満月期の光害地で撮影したHaの領域をブレンドしたものです。
銀河バルジの色合いも変わりましたし、周辺部に点在するHαも評点できて、ちょっと骨太?なM31となりました。
これまで何度も撮影した対象ではありますが、一番のお気に入りの画像になりました。

 

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撮影データ


Title:M31
Optics:Takahashi FSQ-85ED x Flattner 1.01(f=455mm/F=5.4)
Camera:Nicon D810A ISO2500
Mount:Vixen SXD2
Exposure:300sec x 45
Date:2019/10/5@Susami

Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:ASI183 1x1 Gain 200 -15d
Mount:Vixen SXD2
AutoGuide:ASI AIR x 130mm ガイド鏡
Exposure:Ha 600sec x 14
Date:2019/11/16@Neyagawa

 

 

 

【NGC7293 デジカメ+ナローバンド版】

Ngc7293-rgbha-b_20200325222101 

 

こちらも、秋の目玉対象、宇宙の目玉? らせん星雲です。
何度となく撮影をしてきた対象ですが、これまでの集大成!
デジカメの画像やHα、O3の画像をブレンドし仕上げたものです。
画像処理も結構モリモリな感じですが。。やり切った感はあります。

師匠のTさんに、「この対象はほぼHα領域だから・・」とのご助言をいただき、
撮影はHαを中心に撮り増しました。3時間を超えるHαフィルターでの撮影となりました。

細かな描写はHαの画像を輝度画像として使った結果です。

 

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撮影データ

Title:NGC7293

Optics:GSO8RC x CCD67 Reducer (f=1073mm/F=5.36)
Camera:QHY9s 2x2 bin Gain13 Offset 130
Exposure:Ha 360sec x16 O3 360sec x 9
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Date:2018/7/21 @Takashima

Optics:GSO8RC x CCD67 Reducer (f=1073mm/F=5.36)
Camera:QHY9s 2x2 bin Gain13 Offset 130
Exposure:L 450sec x15
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Date:2018/8/17 @Kohnoyama

Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEOSP4 2 x Drizzle
Exposure:ISO4000 300sec x 20
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Date:2018/8/18 @Gomadan siteC

Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 1x1 Gain 200 -15d
Exposure:Ha 600sec x 20
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Date:2019/10/5 @Susami

 

 

ちなみにHαを合成する前の画像は、こちらです。。
結構シンプル?な仕上がりです。
デジカメとナローバンドのブレンドは面白いなぁと感じました。

【NGC7293 デジカメ版】

Ngc7293-20180825

赤の色合いの違いは、画像処理の加減ということで、ご了承ください。

 

 

最後は、秋から冬にかけての定番 プレアデス星団です。

【M45 プレアデス星団 ☆彡 星ナビ入選作品】

M45-asi1883-ep130-300sec-x-45_20200325223001

 

こちらは新兵器? ASI183 MMProで撮った作品です。
M45の7つ星をメインターゲットに、星雲部分を強調しすぎず、階調を大事に守りながら
処理をしました。

もう少し広域な作品だと、スバルの刷毛をつかって描いた部分が「ベタっ」となってしまうのですが
今回は飽和をしないように慎重に画像処理をしてみました。

ASI183とEp130 の組み合わせはとても相性がいいと感じた作品です。

 

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撮影データ

Title:M45
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain135/ -15d
Mount:Vixen AXJ
Exposure:L 300sec x 22 ,R/G 240sec x 6 ,B 240sec x 9 Astrodon Tru-Balance
Date:2019/10/5@Susami

 

 

アップした3つの作品はいずれもすさみ町で撮影したものです。

本当に暗い空に出会える場所ですね。
広域や中焦点までの作品を撮るには、とても素晴らしいロケーションだと思います。

ただ外洋に近いこともあり、シーイングは当たりはずれもあるので、長焦点を狙うのであれば
瀬戸内地域が第一選択肢になりそうです。

 

 

 

 

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コメント

おはようございます。
EdgeHD800でKUROさんの過去記事を参照したいところがあって訪問したら・・・ラッキーにも久々の更新に巡り合えました。
更新がとまってるなぁと思っていましたが、cocolog側のそんな事情があったのですね。文句の一つも言いたいところでしょうが、運営側もトレンドではないブログのメンテには資源をさいてくれませんね。Yahooみたいに撤退しないだけで由かもしれません(^^;
「骨太な?M31」、控えめなHaブレンドながらレッドブースト効果がいいですね。
イプ130D/ASI183MMのプレアデスは上品な仕上げですね。
イプ130D/ASI183MMの組み合わせは、私も最近使い始めたところですが、「えっ」と思うぐらいに解像しますね。
NGC7293・・・Edgeかと思ったらGS08RCなんですね。HD800とよく比較される鏡筒ですが、こちらの方が使いやすいのでしょうか?
私は未だにEdgeと格闘しています。

投稿: マルさん | 2020年3月26日 (木) 07時33分

マルさん


コメントをいただきありがとうございます。
いつもFBで素晴らしい作品を拝見しております。

長焦点は、EdgeHD800とGSO8RCがあるのですが、
星がシャープに写るなぁと感じているのはGSO8RCのほうです(スパイダーがあるから?)

今週末も天気が悪いですが、次の新月期も長焦点を狙って途中からは短い鏡筒かカメラレンズに変えてサソリ付近を狙うことになりそうですね。

投稿: くろ | 2020年3月28日 (土) 13時39分

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