ASI183MM Proで撮る春の銀河
春といえば、銀河シーズンですね。
今年はASI183MM Proという新兵器で、銀河のアップ写真を撮りたいと
思っていました。
そんな折に、EHTのブラックホール撮影成功のニュースが飛び込んできましたので
M87を記念撮影しました。
【M87とおとめ座A 祝 ブラックホール撮影成功】
中心部から右斜め上に噴き出しているのが、おとめ座Aのジェット部分のようです。
露光時間を短くしたものの方がわかりやすそうです。
あまり特徴のない楕円銀河で、マルカリアンチェーンの外れにあるということもあり
メシエ天体撮影マラソンをしていた時以来の撮影となりました。
5500万年光年先の事象を見事にとらえたEHTの快挙に感動です。
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Title:M87
Optics:GSO8RC x 2inch flatter(f=1600mm/F=8)
Camera:Canon 6D SEO-SP4 triming
Mount:Vixen AXJ miniBorg50 QHY5ii-L
Exposure:ISO5000 240sec x 11 , 30sec x 8
Date:2019/4/12 @Yoshino
【M64 黒目銀河】
この対象は、幾度となく撮影をしましたが・・
なかなか詳細の銀河の模様を出すのはむつかしいですね。
EDGEでの撮影はガイドはオフアキとなりますが、センサーサイズが広いStarlightの
Ultra Starは別システム使っていたため、Watec910Hのアナログオフアキに久しぶりに
トライしました。
結果はまずまずのガイド精度であったみたいで、よかったです。
Title:M64
Optics:Edge HD 800 (f=2000mm/F=10)
Camera:Canon 6D HKIR triming
Mount:SXD2
Guide:OffAxis Guider / Watec910HX / Advanced Unit
Exposure:180sec x 16 ISO6400
Date:2019/3/8 @Konoyama
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先週アップしたM78でLRGBを組み合わせる画像処理がなかなかうまく
行かなかったこともあり、こんなパターンで撮影をしてみました。
1.銀河のRGB情報と星部分 → Canon EOS6D
2.銀河の詳細なL画像、Ha成分 → ASI183MM Pro
というパターンで、M65を撮影しました。
【M65 しし座のトリオ銀河の1つ】
安定の?神野山で撮ったASI183のL画像を使い、先日吉野で撮影した
デジカメ画像を重ねたものです。
露光時間は、合わせて4時間弱となります。
デジカメだけで撮るよりは、銀河の詳細部分が見えているような気もします・・。
ただこの銀河あまり色がないのが残念ですね。
お隣の不規則銀河(M66)にすればよかったのかもですが、オフアキで
ガイド星が見当たらなかったので、こちらに変えました。
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Title:M65
Optics:GSO8RC x 2inch flatter(f=1600mm/F=8)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain111/ -10d
Mount:Vixen AXJ
Exposure:L 360sec x 22 Astrodon Tru-Balance
Date:2019/3/16 @Konoyama
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEOSP4 3 x Drizzle
Exposure:ISO4000 300sec x 20
AutoGuide:Starlight Xpress AO
Mount:Vixen AXJ
Date:2019/4/6 @Yoshino
さて、GWは星撮りに何度か行くことになりましたので、また画像をアップ
していきたいです。
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