Sigma 85mm ファーストライト
この時期夜半過ぎに上ってくるさそり座や白鳥座付近の広いエリアを一気に撮影したくて、Sigmaの85mm f=1.4 Artレンズを購入しました。
ファーストライトはドライブウェイが開通したばかりの、大台ケ原へGo!
風が強い予報でしたが、いつもの皆様が大台に集結されるとのことでしたので、片道3時間超かけて遠征しました。
さて、なかなか家を出れず到着したのは、21時半ころでした。現地は時折吹く突風と外気温0度となり、真冬に逆戻りです。
寒すぎて設営やセットアップに時間がかかります。氷点下は前回の御杖?でも経験したのですが、風が強いので体感温度はかなり低かったと思います。
空はさすが大台ケ原で暗い中に濃い天の川が見えています。ただ薄雲が絶え間なく流れる天気で、特に南の低いところにはずっと雲が流れるという条件でした。
ちなみに、この日はほとんど集中力がないままのセットアップとなり(言い訳)、ピントや画角、撮影対象の選択などいろんなミスをしてしまいました。(汗)
これまた教訓にしないと・・・
Sigma85mmはかなり大きなレンズで、とても重たいです。
カメラ側の1/4ネジ位置で止めるとバランスが悪そうですが、機材もないため
カメラは、ビクセンサイズのアリガタにネジで取り付けをしました。
撮りたい対象はアンタレス付近ですが、残念ながら横構図はカメラの向きが変えられないため断念し、縦構図で撮影をしました。
【sco widefield】
大きな画像はこちら
まずは解放でどのくらい写るのか試したくて、f1.4で撮影をしましたが、やはり周辺の星の形は扇型になってしまいました。たぶんf2.5とかに絞らないとだめですね。
そんなトライアルをする余裕(寒すぎて)もなく、雲が流れるなか撮影をしておりました。
できれば左に暗黒帯が伸びているところも含めて、横構図でワンショットで収めたいです。
撮影データ
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Title:sco wide area
Opt:Sigma 85mm f1.4 Art
Camera:Nikon D810A
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO800 f=1.4 120sec x16
Date:2017/4/23@Odaigahara
薄明までの30分で次ははくちょう座付近を狙いました。
【cyg widefield】
大きな画像はこちら
こちらは、横構図(この画像は90度回転しております)がちょうどよかったので、
北アメリカ、ペリカン星雲、サドル付近、網状星雲など全体をとらえることができました。
よく見るとクレセント星雲やM29もわかります。中心部のシャープな画像を見るとこのレンズの可能性を感じます。
今度はちゃんと絞りをもう少し絞って撮影したいです。
撮影データ
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Title:cyg wide area
Opt:Sigma 85mm f1.4 Art
Camera:Nikon D810A
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO800 f=1.4 120sec x16
Date:2017/4/23@Odaigahara
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