星ナビ2017年2月号入選と長焦点のための軍拡?
あっという間に1月も後半ですね。
ご報告がおそくなりましたが、今月発売の星ナビ2月号にカリフォルニア星雲を掲載していただきました。
【NGC1499 /California nebula】
大きな画像はこちら
10月に大芦高原で、冬の対象を待つ間ひたすら?撮影していて、コンポジットして画像処理すると分子雲の多さに驚いたものです。
赤一辺倒の対象と思って、長らく撮影していなかったのですが、今回掲載していただきとてもうれしく思います。
年末年始は、比較的天気にも恵まれて、撮影に行くことができました。
そろそろ冬物も一巡し、春物をとりたくなる季節ですね。
ガイド精度を上げるためにはオフアキが必須となります。
そこで、StarlightXpressのUltraStarを購入しました。
普段使っているQHY 5L-iiは感度は高いのですがセンサーサイズが1/3インチと小さく
オフアキだと星が見つからないことがあり使っていませんでした。
太陽撮影用に買った QHY 5Lは1/2と少しセンサーサイズは大きいのですが、感度が
5L-iiに比べて低く、F10と暗いEDGE鏡筒のオフアキで星を見つけるのは至難の業でした。
UltraStarは感度も高く、センサーは2/3と大きいのでオフアキにぴったりです。
(オートガイド用にしては高価な買い物ですが・・)
実際に、オフアキ(直焦点、Reducerを使った場合)とも何とか回転せずにガイド星を見つけて使うことができました。
ただあまりに暗く、ビニング設定もしていなかったためか、PHD2ではガイド星ロストでエラーが出て使えませんでした。PHD(1)では、なんとかガイドをしていました。
(兵庫のNさんから、UltraStarを使うときは、サブフレームを使うほうがいいとあとでご推奨をいただきました。今度は、その設定とビニング設定などを試してみたいです)
まだまだいろいろと確認することがありますね。。
【NGC3628】
シーイングがあまり良くない? 御杖で撮影したしし座のトリオの中の一つです。
直焦点でEOS 6Dをつないでオフアキをしたのですが、ミラーも含めたケラレが大きく出たので、中心部を2xDrizzleしています。
なかなかシャープには出てくれませんね。
でも星が丸く写ったのが今回の成果です。
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Title:NGC3628 Galaxy
Optics:Edge HD 800 (f=2000mm/F=10)
Camera:Canon EOS 6D
Guide:OffAxis Guider / UltraStar/PHD guiding
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Exposure:ISO3200 600sec x 8
Date:2016/12/28 @Mitsue
【M81/ボーデの銀河】
春の代表格 M81です。
これは神野山でじっくりと撮影しました。
かなり時間をかけて撮影したので、バックグランドはなめらかになっています。
ディテールは御杖よりは、よく出ていますね。
10分ガイドで、ちゃんと星が丸く写ってますね。。
(この対象は北にあるからか、比較的ガイドはぶれないようです)
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Title:M81 Galaxy
Optics:Edge HD 800 (f=2000mm/F=10)
Camera:Nikon D810A DX mode
Guide:OffAxis Guider / UltraStar/PHD guiding
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Exposure:ISO3200 600sec x 21
ISO400 60sec x 16
Date:2016/12/30 @Konoyama
長焦点は6分とか10分とかの露光をすることになりますが、これまで3分で30枚とかをコンポジットしていましたが、長時間露光だとそこまでの枚数をとるのは難しいです。
長めの露光でじっくり取るか、少し短くして枚数を稼ぐか・・むつかしい選択ですね。
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