« 晴耕雨読 ~Kiriさん画像教室とCANP | トップページ | 星ナビ9月号入選 NGC7000 IC5070 »

2016年7月16日 (土)

梅雨空のファーストライト/D810a

なかなか梅雨が明けません。残念ながら7月の新月期はずっと雨模様です。
ただなぜか平日は恐ろしいほどの透明度と快晴の空を見ながら溜息をついていました。

そして週末は案の定の雨模様。巨大な台風とともに梅雨前線は南の海上に停滞しどんよりと曇って時折雨が降っています。          
とても晴れそうにないという予報でしたが一部の望みをかけていざ北の空へ。。。

この日は滋賀のNさんとご一緒することになり、福井方面に向かいました。
上空の雲は衛星画像を見る限り既に切れているようでしたのであとは地上の雲が切れてくれることを祈りつつの移動です。

ところがこの日は思いのほか風が吹いておらず、なかなか青空は見えてきません。
先に現地に到着したNさんから連絡があり、雲が沸いてきて厳しいとのこと、移動中でしたが今度は滋賀の高島方面に向かいました。

このままだとボウズになりそうなので、せっかくなので朽木温泉に立ち寄ってから2番目の目的地に向かいました。しかし深い山の中の土地ではは霧雨が降るなど更なる悪条件になりました。このあと兵庫のYさんも合流し、しばし思案したのちせめて標高が高いところのほうがよかれと、今度は比良山系の標高500mくらいある場所へ移動しました。

現地に着いたのは22時ころと長い長い移動となりましたが、なんと空を見上げるとすごい天の川が見えているではないですか・・・

南から西の低空は公害もあって明るいのですがちょっと雲海ぽくなっていたおかげか天頂を横切る天の川がはっきりと見えています。diamond
このくらい濃い天の川を見たのは久しぶりです。good

今回は新たに手に入れたNikonのD810Aのファーストライトが目的です。移動に時間がかかり早く撮影をしたいことからεの光軸調整もむつかしそうなので今回は、FSQ85EDにレデューサをつけて撮影します。

慌てて望遠鏡のセットアップを始めました。ところが西から雲が流れてきてあっという間に曇ってしまいました。やはり低いところの雲がなかなか切れていないようです。

ともあれあきらめずにEM200をくみ上げ北極星が見えたらいつでも極軸が合わせる世に待ちかまえます。しばらくまつと晴れてきてそのまま極軸を合わせポーラマスタでその精度を上げました。
そしてこの日はもう一つの新兵器「ステラショット」を使い、自動導入、オートガイド、カメラコントロールを行います。

CanonのEOSには、フリーでEOS Utilityがついていてこれでカメラのコントロールが可能ですがNikonは有償だそうで、どうしようか困っていましたがステラショットで制御ができます。

これまでは

 自動導入 →ステラナビゲータ

  オートガイド →PHD Guiding2+ASCOM仕様のTemmaコントローラ

  撮影 →EOS Utility

4つのソフを同時に使っていたのですが、ステラショットはこれらすべてを1台で担ってくれます。

オートガイドはマルチスターによる制御ということで、PHDGuiding2で弾みまくっていたガイドコントロールがもう少しおとなしく動くのではと期待をしています。

【Veil Nebula by D810A】

Veil_nebula_d810a_20160710b

もともとjpegファイルで19Mbくらいあったので、それを1M以下にサイズ変更すると星がひどいことになってしまいましたので、この画像は雰囲気だけつかんでいたければと・・

本物?の画像はこちらでご覧いただければと・・


雲が通過したものも含めてコンポジットしたこともあり、変な被りが出てしまいました。

画像処理は微妙ですが、さすが高解像度のカメラですね。写りかたもファイルサイズも半端ない?ですね。
まずはD810Aとステラショットを試すことができ、よかったです。
ご一緒いただいたNさん、Yさんどうもお疲れ様でした。
あの天の川は素晴らしかったので、ぜひまたあの場所で撮影をしてみたいです。



---
撮影データ

Title:Veil nebula/NGC6992-5 6960
Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Nikon D810A
Exposure: ISO3200  180sec x 14
Date:2016/7/10@Takashima



追記

まったく同じ鏡筒で、6Dで撮影したものがあります。

http://makiko96.cocolog-nifty.com/astronomy/2015/10/post-0ad3.html

これと比べると、処理の加減?もあってか雰囲気が違いますね。
カメラのせいだけではないのかもですが、やはりバランスよく映るというのはそのあとの処理も楽なんでしょう。

今回の撮影の構図が失敗(少しカメラが傾いていた)ことがよくわかります(汗)



|

« 晴耕雨読 ~Kiriさん画像教室とCANP | トップページ | 星ナビ9月号入選 NGC7000 IC5070 »

コメント

精力的に出動されていますね。しかも新しいカメラのファーストライト、おめでとうございます。ステラショットって、冷却CCDの制御はできるんですか?私は一晩1対象でよいので、自動導入をやってないのですが。

投稿: t | 2016年7月16日 (土) 22時07分

近所の、里山や湖畔で撮影した所が、コトゴトク熊出没。
三脚で、熊と戦った方とか、まあ、梅雨でもありますのでニワトリで我慢してます。
ステラショットのオートガイドですが、「最大10個の星を追いかける」、雲が次々に通過する時も、全滅しない率が上がった所がPHD2より有りがたいです。
丁度オヤジ位のビギナー(天体観測歴14カ月)には、all-in-oneで、本来の星との出会いとか撮影とかに集中できるので、お気楽ソフトには助かってます。
先日、導入補正を1度掛けて、4つの恒星をオートガイドで自動撮影してみました。
2時間近くの間、フィールドスコープで夜空散歩をしていると、時々、鏡筒が動いて、自動撮影しているのが解りましたが、ここまでやってしまうと、ご主人様要らないなと、一人庭で爆笑してました。

投稿: オヤジ | 2016年7月17日 (日) 07時06分

tさん

コメントありがとうございます。
本当にいい作品に仕上げるのには、1日1大将が原則ですよね。。
ステラショットではモザイクを試してみたいと思っております。梅雨明け?したみたいですが次はいつ見れるかなぁ。

投稿: くろ | 2016年7月18日 (月) 14時20分

オヤジさん

今回ご一緒したNさんによると、滋賀近辺でも多くの熊目撃情報があるそうで、やはり怖いですね。
今回のところは駐車場ということもあってあまりいなさそうかなと思っていました。
そしてステラショットですが、本当にAll-in-Oneですね。今まではバタバタと2台の赤道儀をコントロールして星空が楽しめなかったので、これからは左うちわで?空を楽しめると期待しています。
StarBook(アドバンスドユニット)側もステラショットで制御するかどうか迷っています。

投稿: くろ | 2016年7月18日 (月) 14時23分

こんばんは、くろさん、
IR改造6DとD810Aとでは、くろさんはどちらが良いでしょうか?
プリントした場合、一千数百万画素の差はどうでしょうか?A4くらいのサイズでしたら、その差は分からないくらいかと思いますが。
D800を買った時、ニコンの方から大判には負けますので、大判は捨てないで続けて下さいと言われました。

投稿: 山本 | 2016年7月19日 (火) 23時52分

ああ、モザイクの沼にいらっしゃい。まずは2枚から。背景かぶりが違ったり、傾斜があったりするとつじつまを合わせるのが楽しいですよ〜。特に田型4枚だったらね。

投稿: t | 2016年7月20日 (水) 06時26分

山本さん


こんにちは。
さて、810aと6Dの比較ですが、ご指摘の通り画素数についてはまだあまり違いはわかりません。まだまだ810aはきっちりとした空で長い時間をかけた作品はないので、、
今のところはやはりカラーバランスの違いを大きく感じます。
でも処理すればバランスは整うので、どちらもいいカメラであることは間違いありませんね〜。

投稿: くろ | 2016年7月20日 (水) 23時23分

tさん

モザイク沼ですか、、ボーグ沼みたいですね。
以前はapscサイズの作品を田の形でモザイクしたことがありますが、かぶりやレベル調整が大変でした。
フォトショップではうまく合わせられず、マイクロソフトのICEを使いました。
さてどうなりますか、、まずは撮影しないと(汗)

投稿: くろ | 2016年7月20日 (水) 23時26分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125721/63923876

この記事へのトラックバック一覧です: 梅雨空のファーストライト/D810a:

« 晴耕雨読 ~Kiriさん画像教室とCANP | トップページ | 星ナビ9月号入選 NGC7000 IC5070 »