« 春の銀河とカメラ考察(デジカメ? CCD? フルサイズ? APSC?) | トップページ | それでも続く?メシエ天体-M5/M9/M16/M19/M44/M80/M94/M97/M108 »

2016年5月22日 (日)

春の惑星祭り? (Planet festival?)

ゴールデンウイークに撮影した対象の処理がまだ終わっていない中ですが・・(汗)

来週末に最接近を迎える火星をはじめ、シーイングが落ち着いた満月の夜に3惑星の撮影をしました。
撮影場所は関西でも有数の光害地ながら、抜群のシーイング?を誇る天文中年さんのおうちの近く(汗)です。
視野の広い場所に、天文中年さん、Markunさんと共に、鏡筒を並べます。

昨年末にがま口を壊して入手した(届いたのは2か月後でしたが)ASI224MC Cooledを使います。

ちなみに、2000mmのEdgeHD800に、TereVeuの2.5xバローレンズをつけて、ASI224MCを繋いで、640x480のフレームで撮影するとちょうどいい感じの大きさで写ってくれます。

【木星/Jupiter】

Jup_20160521_x4_horiz

3月に衝を迎え、すでに西に傾いた木星です。
この日は残念ながら大赤斑を見ることはできませんでした。真ん中の右寄りに見えている白い点は、エウロパです。
明るくて影が見えないのは、すでに地球の公転が木星を追い越してしまっているためで、衛星の影は右のほうに落ちます。

惑星の処理はよくわからないことがまだまだ多いのですが、今回は何枚も撮影したので、1分ずつ4回撮影した動画をスタックしたあとに4枚をコンポジットしてみました。

木星だと自転が早いので、WinJUPOSとかで調整をする必要があるみたいですが、5分くらいのことだし、まあそのあたりは目をつぶって・・

こんな流れで処理をしております。

①FireCapture 2.5で動画、RAW撮影

②AutoStakkert2でスタック

③Registax6でWavelet処理

④ステライメージで画像復元・コンポジット

⑤PhotoShopCS6でコントラスト・彩度・フィルター<AstraImage64>

----
Jupiter,2016/5/21 21:45:00(JST)
EdgeHD800<f=2023mm F=10> x Tele vue Powermates 2.5x,ZWO ASI224 Cooled ,Vixen SXD2
ROI=640x480 ,FPS (avg.)=75,Shutter=12.90ms,Gain=330,WRed=52,WBlue=95,Gamma=30
Duration 61sec , 2500 Frames Stacked(60%) x 4



【火星/Mars】

Mars_20160521_x4

こちらは、衝を迎えた火星です。5/31には地球に最接近します。
随分と大きくなり、望遠鏡でのぞくと南の極冠がキラキラと輝いて見えました。
それにしても明るいです。木星を撮影するときよりもさらに短いシャッタスピードで、1分ほどとると8000近いフレームが保存されます。

地表の色の違いもわかり、流石に中接近の迫力です。2年前よりはよく見えていたのかなと思います。2年前には見えていた大シルチスやサバ人の湾は沈み、ちょうど子午線が左端となります。

----

Mars,2016/5/21 23:09:00(JST)
EdgeHD800<f=2023mm F=10> x Tele vue Powermates 2.5x,ZWO ASI224 Cooled ,Vixen SXD2
ROI=640x480 ,FPS (avg.)=127,Shutter=4.45ms,Gain=310,WRed=52,WBlue=95,Gamma=30
Duration 60sec , 5000 Frames Stacked(70%) x 4

【土星/Saturn】

Sat_20160521_x7_horizon

見た目は火星・木星に比べると暗く地味な感じです。
撮影のシャッタースピードは、火星の時の10倍くらいの長さが必要でした。

ただ、撮影するとどうしてどうして。。
やはりこの輪がトレードマークとなって、かっこいい惑星ですね。

随分と輪が開いています。カッシーニの隙間も観望でも見ることができました。
輪の傾きは2017年が最大となるとのことです。

----

Satern,2016/5/21 23:30:00(JST)
EdgeHD800<f=2023mm F=10> x Tele vue Powermates 2.5x,ZWO ASI224 Cooled ,Vixen SXD2
ROI=640x480 ,FPS (avg.)=13,Shutter=72.25ms,Gain=340,WRed=52,WBlue=95,Gamma=50
Duration 180sec , 1500 Frames Stacked(70%) x 7

|

« 春の銀河とカメラ考察(デジカメ? CCD? フルサイズ? APSC?) | トップページ | それでも続く?メシエ天体-M5/M9/M16/M19/M44/M80/M94/M97/M108 »

コメント

土曜日はお疲れ様でした。
この日はまずまずの惑星撮影日和でしたね〜
くろさんの三大惑星、とても素晴らしいですね。
20cmとしては最上の出来映えと思います。
特に火星の出来映えは、同日30cmの私の画像よりもずっと良い出来映えかと思います。
私も、口径に相応した惑星撮影をしないとと思っております。
これから、火星と土星の本格シーズンですね、またよろしくお願いします。

投稿: 天文中年 | 2016年5月24日 (火) 10時29分

こんにちは、くろさん、お久し振りです。
今月31日が火星の最接近日だったんですね。
ボーグの125EDが大きく光軸がズレていて、
見られる望遠鏡がありません。
フジノンの15㎝双眼鏡では倍率25倍だし。
くろさんはシュミカセで見るんですね。

投稿: 山本 | 2016年5月25日 (水) 12時42分

天文中年さん

こんにちは。いつもお世話になってます。。
天文中年さんのおうちの近くはとてもシーイング(シンチエーション)がいいですね。
空は明るいですが、近くに電燈やLEDとかもなくて、惑星撮影にはぴったりです。
惑星は空の状態が非常に大きく影響するので、場所とタイミングは大事ですね。

投稿: くろ | 2016年5月27日 (金) 08時18分

山本さん

こんにちは。コメントありがとうございます。
屈折望遠鏡の光軸調整ってやったことがないのですが、イモネジか何かでさわるのでしょうか?
惑星はやはり大口径でみると迫力がありますね。ただ大きすぎるとまぶしくて表面の様子がわかりにくくなったりするのでむつかしいですね。

投稿: くろ | 2016年5月27日 (金) 08時23分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125721/63668109

この記事へのトラックバック一覧です: 春の惑星祭り? (Planet festival?):

« 春の銀河とカメラ考察(デジカメ? CCD? フルサイズ? APSC?) | トップページ | それでも続く?メシエ天体-M5/M9/M16/M19/M44/M80/M94/M97/M108 »