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2016年4月

2016年4月24日 (日)

アンタレス付近/Antares area

3月、4月の新月期の夜明け前に撮影したアンタレス付近です。

【Antares area】

Antares_area3b

※ちょっと星の周りの輝度が落ち込んでいたので修正し差し替えました。(4/26)

この付近は星も多くて、とても1Mには収まりません。
大きな画像はこちらです。

昨年は、FSQ85とReducerを使い、QHY9で2分割モザイクにしたのですが、
処理が結構大変でした。
今年はフルサイズのEOS 6Dとε130の組み合わせでワンショットで狙いました。

まあフルサイズだと厳しい鏡筒なのでしょうが、やはり全体的にシャープに写ってくれます。
今回は2夜に分かれての撮影となり、(それも週末の天気が悪すぎて1か月も間隔があいてしまいました)ちゃんと構図を合わせてコンポジットできるか心配してましたが、時間をかけて位置決めをしたおかげで無事合成ができました。

内緒ですが、2日目は例のおにぎり星像事件のため、星部分はマスクして背景の星雲部分を使っております。

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撮影データ

Title:Antares area
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:EOS 6D ISO3200
Filter:HEUIB ii
Exposure: 180sec x16<2016/3/12> ,180sec x20<2016/4/16>
Date:2016/3/12 @Mitsue 2016/4/16 @Susami

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2016年4月22日 (金)

すさみでのDSO観望

先週末は月も半月を過ぎて、星見ではなくて、白浜アドベンチャーワールドに行く予定をしていておりました。

ところが4月の新月期は天候不良にて坊主?状態・・。
そんな時にどうやら金曜日は晴れそうという予報で思い切ってすさみまで行くことにしました。

一人では寂しい・・ので思い切って和歌山のTさんに聞いてみると、なんとこの日は出撃予定で、すさみまで来ていただける・・ということでご一緒いただくことになりました。

月の入りは2時前なので、薄明が始まる4時までの2時間が撮影の勝負です。
さそり座付近を2対象くらい撮りたいと思っておりました。

仕事が終わってからなので到着は22時半をまわってから。。それにしても高速道路ができていて、渋滞がないと途中休憩をしても3時間ほどで到着するんですね。
すさみにつくと既にTさんはセットアップを終え、車で仮眠されていたようですので私もボチボチとセットアップを始めました。

何だかんだで1時間くらいかかってセットアップを完了。今日はSXD2とε130の組み合わせで撮影します。

ちょうどその頃Tさんも仮眠を終えられて、ドブソニアンをセットアップ始められました。

それにしても月が明るい。。。12時過ぎから撮影を始めましたがISO3200で2分露光すると真っ白に・・。ISO2500に落として、バーストして注目度がアップしたLinear 252Pを撮影しました。

【Comet Linear 252P】

252p_linear_20160416b

Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:EOS 6D ISO3200
Exposure: 120sec x10
Date:2016/4/16 @Susami

このエメラルドグリーンが「The 彗星!」という感じですね。
散光星雲や銀河ではグリーンの天体とかはあまりなくて、一部の惑星状星雲とかに限られるのですが、彗星はエメラルドグリーンのモノが多くとてもきれいです。

さて彗星を撮った後は、3月に御杖で撮影したアンタレス付近の続きを撮影できるようにセットアップします。
月がまだ明るいので、慎重に同じ画角になるように調整して・・1時半から撮影スタート。
月は西に傾くのにどうして、かなり空が明るいです。御杖でとった時とは大違い。なぜなの・・と思いながら
そらが暗くなるのを待ちます。

そしてここからはDSOの観望タイムです。
そのために(?)Tさんにご一緒いただいたといっても過言ではありません(汗)
最近メシエ撮影マラソンを完了し、夏の対象としてたくさんの球状星団が見頃・・ということで、大観望タイムです。

午前1時半頃はまだバックグランドが明るく、シーイングも今一つだったので球状星団をみていても星が分解しない状況でしたが、2時を過ぎてからは驚くほどそらが落ち着き、かつシーイングも良好!ということで、本当に最高の観望をすることができました。
約2時間、メシエ天体だけで25対象、他も併せて30対象以上を観望。じっくり堪能することができました。忘れられない観望となりました。

以下観望記録です。
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M104 おとめ座ソンブレロ銀河】
 中央の暗黒帯がバッチリみえている。特に下半分(南側)が明るく帽子のように広がる銀河が確認できた。

M5 へび座の球状星団】
 ミツバチが飛んでいるみたいな星の配置。大きい。

M4 さそり座の球状星団】
 これは・・視野いっぱいに広がるくらい大きい。写真ではわからなかったけど眼視するとハートの線が見えてくる。

M19 へびつかい座の球状星団】
 リクエストをして見せてもらいました。全天の無数の球状星団のなかでも扁平率が高い(0.6くらい?)球状星団です。
 ドブでみるともやーっと縦長に広がっていて、倍率を上げると縦長の姿を見ることができました。
 どうして丸くないのか・・そんな不思議な球状星団です。

M62 へびつかい座の球状星団】
 M19を南に降りると、さそり座にほど近いところにある。真ん中にギュッと集まっていて中央が明るい。見事!

NGC6144 アンタレス付近の球状星団】
 さそり座カラフルエリアにあるちいさな球状星団。写真でとるとアンタレスの右上に写る。
 ドブでも見えた。淡くて小さい。

M80 さそり座の球状星団】
 アンタレスの北側にある。中心部に星が集まっている星団。特に倍率を上げると中央付近に星が丸く集まっている様子がよくわかる。

M9 へびつかい座の球状星団】
 銀河中心部に位置する球状星団。小さいけどこれも丸くてまとまりがいい。星の集積度、形などバランスが取れている。

【NGC6342 へびつかい座の球状星団】
 M9の南側。小さな微光星がもやーっと広がっている。

M10 へびつかい座の球状星団】
 へびつかい座のホームベース方のど真ん中にある球状星団。S字が2つクロスしている感じ。

M12 へびつかい座の球状星団】
 中心部から少し離れたまわりに明るい星が見えている。

M14 へびつかい座の球状星団】
 この日視た球状星団の中で一番印象に残った。ほかの星団が小石の集まり?とすると、これは砂が集まった感じで星が小さい。
 写真でとると白ではなく、黄色っぽく写るのが印象的な星団だ。

M107 へびつかい座の球状星団】
 ちょっと地味な印象。メシエ天体であるが暗くて小さい。

【Comet Linear 252P】
 目下へびつかい座を移動中のリニアも見た。
 よく見えている。分解ができていない球状星団のように大きく丸く広がっている。

M92 ヘラクレス座の球状星団】
 M13に隠れているがひそかに立派なヘラクレス座の球状星団。
 期待通りドブソニアンでも明るく大きい姿を確認できた。かなり中心部の集光が強い。

M13 ヘラクレス座の球状星団】
 北天No.1の球状星団。大きい大きい1 そして中心を横切るS字が見える。

M8 干潟星雲】
 ここで散光星雲も観望。明るいですね。OⅢフィルターを入れると、ぼあっと干潟が浮かび上がり、暗黒帯も見える!

M20 三裂星雲】
 フィルターでバッチリ4つに分かれているところが確認できる。見事。

M22 いて座の球状星団】
 これも見たかった球状星団。大きい。広がっている。そして眼視だと扁平(横につぶれる)の様子がよくわかる。
 これはしっかりと撮影もしたいです。

M11 たて座の散開星団】
 これも有名な星団。撮影してもそうですが、散開星団とは思えないくらい集積していて・・
 眼視だと四角い球状星団みたいに見える。

【M24 バンビの横顔あたりのStarCloud】
 まずはバンビの目(暗黒帯)そこだけを見ても分からないが、ドブを動かすとそこだけ星がないということに気づく。
 B92とB93である。少しドブを西に動かすと小さな散開星団があり暗い星がいっぱい見える。

M7 トレミーの散開星団】
 球状星団とは違って、青くて若い星がたくさん散らばっている。

M6 バタフライ星団】
 その名の通り、蝶々が羽を広げているように見える。青白い星の中にあるオレンジの星が何とも綺麗。

M17 オメガ星雲】
 ちょうど中心の明るい部分がフィルターなしでも白鳥が泳ぐように見える。
 フィルターを付けるとぼあっと星雲が周りに広がる。

M16 わし星雲】
 フィルターなしの場合は、星雲というよりも中心部の散開星団がメインでみえる。
 フィルターを使うと周りに立体的なわしの姿が広がってきた。2度おいしい?対象だ。

M57 リング星雲】
 シーイングがいいと、ドーナツの外周が同じ濃さではなく、濃淡があるように見える。
 真ん中の部分も淡く広がっている。中心星はよくわからない。

M27 あれい星雲】
 これは大変よく見える。M57に比べて大きい。銀行のマークがはっきりわかる。フィルターを付けるとすこしへこんでいた周りの淡いところが見え始める。
 この星雲は明るい。

M51 子持ち銀河】
 実はこの対象を最初に見たが、その時は背景も明るく、あまりよく見えなかった。
 もう一度に見たときはシーイングもよく、大小の渦巻が回っている姿や、小さな渦巻きにある暗黒帯も見ることができた。

【網状星雲】
 まずは導入しやすい?右側(東側)から。フィルターなしでも見えた!
 フィルターを付けると複雑にらせん状に絡まっている様子が鮮明に見える。これは見事。
 そして次は左側(西側)を、、こちらのほうが明るく太い。ドブソニアンを動かしながら端から端までみた。

【土星と火星】
 薄明前に土星と火星をみた。土星は3つの衛星がみえていた。
 火星は極冠らしき白い部分が確認できた。

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さて、観望の間デジカメで撮影していたさそり座アンタレス付近といて座のM24 バンビの横顔付近ですが、
なんと・・残念な結果に。

遠征前にε130の主鏡セルの爪を丸く切ったリング状のものに交換をしたのですが、ニュートン初心者のためか致命的なミスを・・
主鏡セルを固定していたサイドにある3つのネジや上から抑えるネジを緩まないように・・・と強く締めすぎたため、星がおにぎり型に写ってしまいました。(泣)
これらのネジは緩まない程度にそおっと締めるのが鉄則みたいです。

おにぎりを集めたバンビちゃんですが、戒めの意味も込めてアップします。

【M24 StarCloud in Sgr】

M24_starcloudb

個人的には撮りたかった画角に決まってくれていただけに残念です。
拡大表示して笑うのは禁止です(汗)

Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:EOS 6D ISO3200
Exposure: 180sec x24
Date:2016/4/16 @Susami

かえってさっそく主鏡の詰めをいったん元のモノに戻してネジを緩めましたが、まだテストができていません。
明るい星を使って、アイピースで星像を確かめたところ、同心円は中心をややははずしてしまったのですが、とりあえず丸く見えていました。
その後再度調整をしたものの曇られてしまい確認できておりません。

週末晴れたらもう一度光軸調整をしてテスト撮影をしたいです。(天気が悪そうですが・・)

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2016年4月10日 (日)

久しぶりの星ナビ入選

桜の季節も今週でそろそろお別れ・・ということで、4月も半ばになります。
早速ですが、星ナビの5月号に熊野で撮影したオメガ星団を掲載していただきました。

1年以上前に、ニュージーランドのテカポで魚眼レンズで撮影したものが入選して以来です。
そのあとは時々写真を送っていたのですが、皆様の素晴らしい作品を目の当たりにし、
なかなか厳しいなぁと思っておりました。

ちゃんとした望遠鏡で撮影したものは初めてなので嬉しいです。
他の方の作品を見ていると凄すぎて、レベルの違いを痛感しますが、掲載作品の
バランスとかもあって、星団を選んでいただいたのかなぁと。
あとは本州からのオメガ星団撮影というのも注目していただけたのかと思いました。

【熊野からのω星団】

Ngc5139_b

ということで、今回掲載いただいたω星団をもう一度アップします。

Title:Omega Centauri /NGC5139
Optics:FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:EOS KissX4 ISO3200
Exposure: 15sec x7 ,60sec x 9
Date:2016/1/9 @Kumano


3月にε130とKissX4で撮影した銀河をアップしてなかったので併せて掲載します。


【NGC4631,NGC4656/くじら銀河/The Whale and The Hockey Stick Galaxy】

Ngc46314656b

大きな画像はこちら

NGC4631は、りょうけん座にある棒渦巻銀河です。どうやら真横から見るためこのような姿になるとのことです。
ちなみにたて向けに横から見るとレンズ銀河になるのでしょうね。
下には、NGC4656がありこちらはホッケーのスティックと呼ばれているようです。
小さな対象ですが、2xDrizzleでちょうどいい感じの画角に収まりました。

Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:EOS KissX4 ISO1600
Exposure: 90sec x48
Process:DSS 2xDrizzle
Date:2016/3/6 @Konoyama
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【NGC4565/Edge on Galaxy 串銀河】

Ngc4565_2xdrizzle

串団子銀河(笑)です。
春の銀河の中でも好きな対象です。
これまでEdgeHD800で何度か撮影しました。焦点距離430mmですが、DSSの凄さでしょうか、、、Edgeと比べてもかなり銀河の詳細な部分まで描写することができました。
タカハシの鏡筒は本当にシャープにうつりますね。

Title:NGC4565 Edge on Galaxy
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:EOS KissX4 ISO3200
Exposure: 180sec x35
Process:DSS 2xDrizzle
Date:2016/3/12 @Mitsue

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それにしても、今回の新月期はついに晴れず・・坊主です。
春の銀河をもっと撮りたかったのに・・・
とても残念です。次の新月期こそは何とか連続して晴れてほしいものです。

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