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2015年12月

2015年12月29日 (火)

冬の散開星団 Vol.2 ~ M48,M50,M93

すっかりblogの更新が滞っておりました。

12月第1週目に撮影した冬の散開星団の続きをアップします。
前回同様これらもFSQ85EDとEOS6D、Borg71FLとKissX4のダブルで撮影していました。だんだんと視野の小さな散開星団に突入するにつれ、フルサイズの6Dで撮影したものは、何の写真かわからないくらいちっちゃく写ってしまってました。

どうもFSQと6Dの組み合わせだと、周辺の星像が円形に広がっていて美しくありません。スケアリング調整とかはできていないのですが、片ボケというよりは四方八方がそのようになっているので、こんなものなのかとも思っております。
その点、Borg71FLと1.08フラットナーの組み合わせですと四方まで比較的綺麗に写ります。
Reducerとの相性は最悪(汗)ですが、このフラットナーとの相性は良くて、暗い空ですと散開星雲の淡いところとかもよく写ってくれます。F値が6.1と暗いのが少し残念ですが。。

とうことでアップするのは、KissX4で撮影したものにします。

【M48 / Open Cluster in Hydra】

M48_x9_x4b_2

全天で最も領域が広いうみへび座の端っこに位置するM48です。
こいぬ座のプロキオンから探したほうが見つけやすそうですね。
残念ながらまだちゃんと双眼鏡とかでは見れておりません。
写真に撮るよりは、見たほうがいい対象ですね。

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Title:M48 / Open Cluster in Hydra
Optics:Borg71FL x 1.08 Flatner (f=432mm/F=6.1)
Camera:EOS KissX4 新改造,ISO3200
Exposure:120sec * 9
Date:2015/12/04@Konoyama


【M50 / Open Cluster in Mon /Borg71FL_KissX4】

M50_x8_x4b

次は、いっかくじゅう座にあるM50です。この南には、おおいぬ座のかもめ星雲とかがあるとても賑やかなエリアです。
星団にはオレンジ色の明るい星も交じっていてきれいですね。

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Title:M50 / Open Cluster in Monoceros
Optics:Borg71FL x 1.08 Flatner (f=432mm/F=6.1)
Camera:EOS KissX4 新改造,ISO3200
Exposure:120sec * 8
Date:2015/12/04@Konoyama


【M50 / Open Cluster in Mon /FSQ85ED_6D】

M50_x15_6d_b

こちらはせっかくなので、広い視野のものも
周りにはHαの散光星雲が漂っているのがかすかにわかります。
もともと8MB近いファイルを1Mより小さくするので、星が四角いですね(汗)

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Title:M50 / Open Cluster in Monoceros
Optics:FSQ-85ED (f=450mm/F=5.3)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO3200
Exposure:90sec * 15
Date:2015/12/04@Konoyama

【M93 / Open Cluster in Pupis】

M93_x5_x4b

最後は、とも座のM93です。
北側にあるM46,47が有名ですがとも座にはもう一つの散開星団が
あります。
こちらは明るめの星がギュッと集まっているので、双眼鏡でのぞくと確かに彗星の核のように見えるかもしれません。
これもちゃんと見ておくべき星団ですね。

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Title:M93 / Open Cluster in Pupis
Optics:Borg71FL x 1.08 Flatner (f=432mm/F=6.1)
Camera:EOS KissX4 新改造,ISO3200
Exposure:120sec * 5
Date:2015/12/04@Konoyama

今回は神野山で冬の散開星団を7つおさめることができました。
もっと暗い空でCCDを使えば周りの分子雲とかも出てくるのかもしれませんが、
これでメシエカタログにもたくさん追加できるので良かったです。

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2015年12月 9日 (水)

冬の散開星団 Vol.1 ~ M35,M41,M46,M47

残念な天気が続きはや2か月近く、快晴のもと撮影ができておりません。
満月の時は天気がいいのですが、月が細くなると週末は全く晴れず・・悶々と?過ごしておりました。

そして12月に入って最初の週末はまだ下弦の月があるものの天気さえ良ければ
撮影に行こうと計画しておりましたが、お天気の都合で第1週目は金曜日に出撃となりました。

神野山の到着が21時を回り、何だかんだで不慣れなため1時間以上かけてセットアップしてようやく撮影開始です。

この日は時折強い風がビュ~~~とふく典型的な冬型。
月が1時前には出てくるので3時間も撮影をする時間はとれませんでした。

FSQの直焦点(f=450mm)とBorg71FLのフラットナー(f=432mm)の2台体制で冬の散開星団を撮影しました。


まずは。。。ふたご座カストル君の足元にある有名な散開星団です。
足の先を挟んで、クラゲ星雲やモンキー星雲があるので、以前カメラレンズで撮影をしましたが、今回は星団をクローズアップしてFSQの直焦点で狙いました。
ISO3200で、2分露光するとすっかり白飛び・・ということで、90秒露光として何枚か撮影して重ねることとしました。

時折吹く風のため、PHDのグラフがすごいことに・・流石に数枚が没となってしまいました。

【M35/ OpenCluster in Gemini /FSQ 85ED x EOS 6D】

M35_6d_b

なにか地味な作品となってしまいましたね。ちょっと広い画角を狙いすぎたようです。
夏の散開星団のように散光星雲や暗黒帯など周りの雰囲気も一緒に写したいと思っていましたが、短時間の露光、神野山ということもあるためか、星以外は何も映ってないですね(汗)
とはいえ、お隣に写るNGC2158と色合いの違いを楽しめます。ちなみにM35は2800光年、NGC2158は11000光年と4倍以上離れています。そんな星団が仲良く並んでいる・・そう思うと不思議な感覚になります。

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撮影データ

Title:M35 / Open Cluster in Gem
Optics:FSQ-85ED (f=450mm/F=5.3)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO3200
Exposure:90sec * 18
Date:2015/12/04@Konoyama


【M35/ OpenCluster in Gemini /Borg71FL x Kiss X4】

M35_x4b_3

こちらのほうが、画角的にも合っている気がします。星も適度に大きくて、散光星雲の部分が目立ちますね。
ただ2台体制で望遠鏡の接続部分が今一つなのか星が流れている?のが気になります。
今回Borg71FLで撮影したほうは、星像が全体的にぶれていました。結構そういう風になることが多いのですが、いまだ原因はつかめず対処ができておりません。スケアリング?なのかとも思い始めています。

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撮影データ

Title:M35 / Open Cluster in Gem
Optics:Borg71FL x 1.08 Flatner (f=432mm/F=6.1)
Camera:EOS KissX4 新改造,ISO3200
Exposure:120sec * 7
Date:2015/12/04@Konoyama


続いては冬の風物詩?の一つもある、おおいぬ座のM41です。
双眼鏡とかでみても見事な姿が確認できますよね。
シリウスの真下(南)にあって、見つけやすく50mmとか100mmで狙うと北にあるカモメ星雲とかと写ってきれいだと思います。
K型の赤色巨星が含まれることでも有名だそうですが、年老いた星が多いということだと球状星団のようですが、いくつかの明るい星がちりばめられている散開星団です。

【M41 / Open Cluster in Cma /FSQ 85ED x EOS 6D】

M41_6d_b_2  

残念ながらこの画角と鏡筒の組み合わせでは、他のものは写らなかったようですね。
眼視でみる方が受けがよさそうな対象ですね。画角が広すぎて何の写真かすでにわかりませんね。

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撮影データ

Title:M41 / Open Cluster in Cma
Optics:FSQ-85ED (f=450mm/F=5.3)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO3200
Exposure:90sec * 14
Date:2015/12/04@Konoyama



【M41 / Open Cluster in Cma /Borg71FL x Kiss X4】

M41_x4b_2

中心を外してしまいましたが、画角としてもこちらのサイズのほうがあってますね。

撮影データ
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Title:M41 / Open Cluster in Cma
Optics:Borg71FL x 1.08 Flatner (f=432mm/F=6.1)
Camera:EOS KissX4 新改造,ISO3200
Exposure:120sec * 7
Date:2015/12/04@Konoyama



そのおおいぬざのさらに東に有名な散開星団が2つ並びます。とも座のM46とM47です。

【M46 M47 NGC2438/ Open Cluster in Pup /FSQ 85ED x EOS 6D】

M46_47_6dfull_b

細かくたくさんの星が群れているようなM46と、明るい星がドンドンとならぶM47の違いが面白いですね。
こちらもまさに双眼鏡とかで見ると楽しめそうです。
M46の中にはちっちゃなリング状の惑星状星雲(NGC2438)も見ていて、撮影していても楽しいエリアですね。

撮影データ
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Title:M46 M47 NGC2438/ Open Cluster in Pup
Optics:FSQ-85ED (f=450mm/F=5.3)
Camera:EOS 6D SEO-SP4,ISO3200
Exposure:90sec * 14
Date:2015/12/04@Konoyama


【M46 M47 NGC2438/ Open Cluster in Pup /Borg71FL x Kiss X4】

M46_m47_x4b_2

こちらも画角いっぱいに広がっていい感じです。
Borg71FLは去年までメインで使っていた鏡筒です。Borg45EDとともに、天体写真復活?後に愛用していましたが、いまは71FLはカラーアシスト用かEdgeHD800のガイド鏡筒、45EDは遠征用か普通のガイド鏡筒となっています。
Borg7870のレデューサと組み合わせると盛大なる赤ハロ、青ハロが発生し、星を撮るには不向きなので、今回はハロが出ないflatnerで撮影しました。間にHEUIB-iiフィルターをはめると赤ハロ、青ハロは回避できるのですが、X4で撮影する場合は、ローパスのフィルターがあるのにさらにフィルターを付けることの弊害がいろいろとあるので・・・。
X2だと問題ないのですが、感度が1600までなので迷うところですね。

撮影データ
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Title:M46 M47 NGC2438/ Open Cluster in Pup
Optics:Borg71FL x 1.08 Flatner (f=432mm/F=6.1)
Camera:EOS KissX4 新改造,ISO3200
Exposure:120sec * 7
Date:2015/12/04@Konoyama

ということで、第2弾に続きます。

それにしても、ココログのファイルアップロード1M制限は何とかしてほしいです。
6Dのjpegファイルとかを1M以下にすると星が全部つぶれてしまいます。。

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