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2015年8月

2015年8月29日 (土)

夏の天の川三昧!?

メシエ天体撮影マラソンを絶賛開催中ですが、先日ゲットした改造6DとSWATで天の川付近を幾つか撮影しました。
撮影は御杖高原と西表島で行いました。
西表島はやはりさそり座が高い位置に見えますね。真っ暗な大地が星明かりで照らされている風景を目の当たりにして、ニュージーランドのクイーンズタウンを思い出しました。

レンズは、20mm、50mm廉価版レンズ、100mmマクロで、APS-Cとは違ったフルサイズの威力と難しさを感じました。

まずは20mmの天の川から。

【Center of the milky way】

2b_3

どうしても水平方向の天の川を撮ってみたかったので・・・
さすがフルサイズ。定番のさそり座、いて座ではかなり広い範囲で写ってくれます。

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Opt:Canon EF 20mm F2.8 USM <f=20mm/F=4> ,
Camera:EOS 6D SEO-SP4 ,ISO 2500 ,60sec x 16
Date:2015/07/21 , @Mitsue



次は天の川を北上し、夏の大三角形から眺めます。

【the summer triangle and the milky way】

2b_4

白鳥座のDeneb、sadr付近は赤いですね。
バンビの横顔がちょっと顔を出してます。構図はもうちょっと下(南)でもよかったですね。

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Opt:Canon EF 20mm F2.8 USM <f=20mm/F=4> ,
Camera:EOS 6D SEO-SP4 ,ISO 2500 ,60sec x 16
Date:2015/07/21 , @Mitsue


こちらは西表島のトゥドゥマリの浜からみた天の川

【the milky way seen from Tudumari-no-hama,Iriomote】

Softb

星の形を強調するためにソフトフィルターも使い面白い作品が取れました。
ソフトフィルターのものと、普通のフィルターのモノを組み合わせるといい写真が
できそうですね。

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Opt:Canon EF 20mm F2.8 USM <f=20mm/F=3.2> ,
Camera:EOS 6D SEO-SP4 ,ISO 2500 ,60sec x 4
Filter:MC PRO Softon(A)
Date:2015/08/13 , @Iriomote



夏の大三角形付近を大きく流れたペルセウス座流星群の流れ星です。

【the milky way and shooting star】

B_2

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Opt:Canon EF 20mm F2.8 USM <f=20mm/F=3.5> ,
Camera:EOS 6D SEO-SP4 ,ISO 2500 ,60sec x 4
Date:2015/08/13 , @Iriomote Island

西表島は天の川が本当に濃いです。
大台ケ原も素晴らしいですが、やはりこちらの空のほうが銀河がそこにあると思えるくらい星と一体になれます。


広角で天の川をいくつかとりましたが、構図がダメためですね(汗)
どうも景色をうまく入れるのが苦手で、かつ、星野写真も東西南北を無視した構図が(爆)
星景写真は明るいうちの下調べが必須ですね。 sweat01



次は、50mmで夏の代表星座をパシャり

いて座付近
【Sagittarius】

B_3

この辺りの天の川とたくさんの散光星雲は見事ですね。
よくよく調べるといて座はもっと左側に張り出しているようで、全景は入っておりません。(汗)
周辺の星像はかまぼこみたいになってますが、まあ1万円のレンズでこれだけ取れたら良しとしなきゃ。

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Opt:Canon EF 50mm F1.8 USM <f=50mm/F=3.2> ,
Camera:EOS 6D SEO-SP4 ,ISO 2000 ,60sec x 15
Date:2015/07/21 , @Mitsue



サソリ座付近
【Scorpius】

B_4

サソリ座は、全景を入れるために構図を傾けてます(汗)(汗)
背景にむらがあったためか微妙な仕上がりになってますね。

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Opt:Canon EF 50mm F1.8 USM <f=50mm/F=3.2> ,
Camera:EOS 6D SEO-SP4 ,ISO 2000 ,60sec x 15
Date:2015/07/21 , @Mitsue



そして最後は、100mmでメインどころを!

【StarCloud with M25 ~南斗六星】

B_5

このマクロレンズはよく写りますね。
フルサイズをつけても周辺部分が綺麗に写ってくれました。

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Opt:Canon EF 100mm F2.8 USM <f=100mm/F=3.5> ,
Camera:EOS 6D SEO-SP4 ,ISO 2500 ,60sec x 16
Date:2015/07/21 , @Mitsue


もう一つは白鳥座の赤い領域、デネブ・サドル付近です。

【Deneb and Sadr】

Deneb_sadr_ps_b

北アメリカ星雲・ペリカン星雲とサドルに広がるNGC6910が見えています。
目を凝らすと三日月星雲も。そして網状星雲は構図からはみ出してます(大汗)
もう少し左下に構図を振ったらばっちりでしたね。

やはり撮影前に準備しておいたらよかったです(棒読み)
それにしても、この領域をBabyQ(RD)とQHY9でとろうと思ったらいったい何枚モザイクになるのかしらん。

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Opt:Canon EF 100mm F2.8 USM <f=100mm/F=3.5> ,
Camera:EOS 6D SEO-SP4 ,ISO 2500 ,60sec x 16
Date:2015/07/21 , @Mitsue

広角から標準(中距離)まで、天の川を堪能することができました。
1枚1枚を見るとバックグランドの輝度や色合いが異なるのはご愛嬌ということで・・・

いやぁ~貯めに貯めた画像処理とブログ更新。
大量すぎて訳が分からないですね。

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2015年8月15日 (土)

メシエメラソン 散開星団編 その3(完結編)

第3弾は、さそり座・いて座を除く・・ということで、
たて座および白鳥座がターゲットです。

たて座とは、いて座の北側、わし座との間です。
これまでちゃんと見たことがあるわけではなく、今回小さな領域にある2つのメシエの散開星団を狙いました。

【M11  the Wild Duck Cluster in Sct】

M11_b

明るく、たくさんの星がある見事な散開星団です。
星の密集度も高く、日本では野鴨星団と呼ばれるとか・・・
f=300mm程度だと星の分解場難しいですが、周りの天の川の濃淡もきれいですね。
もうちょっと長焦点で狙ってみたい対象です。

撮影データ
Title:M11
Opt:FSQ-85ED x QE0.73<f=328mm/F=3.8>
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:300secx1,R/G/B:180secX2<2x2>
Date:2015/07/20@Mitsue

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【M26 small open cluster in Sct】

M26_ps_triming_2

こちらもたて座にある散開星団です。M11と比べると小さくて暗くて地味・・・というのが感想です。CCDではL画像しか取れなかったので、デジカメのRGBと合成をしています。画角もずれてしまっていたのでちょっとトリミングをしていますので画像サイズは小さ目にしています。
天の川の濃いエリアですが、周りには暗黒帯もあり星が集まる様子がよくわかりますね。
もうすこし長い焦点距離でとったほうが迫力がありそうですね。

撮影データ
Title:M26
Opt:FSQ-85ED x QE0.73<f=328mm/F=3.8>
Camera;QHY9 -25c,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:300secx1
Camera;Borg 71FLxflatner<f=432mm/F=xxx>
180sec x 2

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【M29 Open cluster in Cyg】

M29b

次は白鳥座のメシエ天体です。白鳥座にはあまりにも有名な北アメリカ・ペリカン星雲や散光星雲が美しいγ星のサドル付近、
赤と青の網状星雲など有名な夏の対象が多数ありますが、今回狙ったのは中心部にあるM29です。写真を見ると赤いところがうつってますね~。

撮影データ
Title:M29
Opt:FSQ-85ED x QE0.73<f=328mm/F=3.8>
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Expposure: L:300secx4,R/G/B:180secX2<2x2>
Date:2015/07/20@Mitsue

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【M39 Open cluster in Cyg】

M39_b

白鳥座2つ目のメシエ天体は、M39です。
M35といえばふたご座、そしてM36,37,38はぎょしゃ座の有名な散開星団ですが、その次はなぜか白鳥座なんですね。
こちらの対象は思いのほか視角も広く、この日は1400mmでの撮影だったので視野からはみ出してしまいました(汗)
これも本当は400mmくらいで周りの星々ととらえたほうがよかったのかもしれませんね。
この日は、薄雲があり撮影もかなり困難な状況でしたので、とりあえず記念撮影?的な1まいとなりました。


撮影データ
Title:M39
Opt:EdgeHD800 x RD0.7 <f=1400mm/F=7.0>
Camera:Canon Kiss X2 ISO1600, HEUIB-II
Exposure:120secx7
Date:2015/07/26@Konoyama

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さて、この3回シリーズで夏の、散開星団をほぼ網羅できたのでは?と思っています。

散開星団は、夏の星座の中には以下の10個(散光星雲とセットのモノを入れると12個)あります。

さそり座:M6、M7
いて座:M18、M23、M24、M25、(M16、M17)
たて座:M11、M26
白鳥座:M29、M39

M24とかM39はもっとちゃんととりたいですが、まずは目標達成ということでうれしいです。

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2015年8月 7日 (金)

メシエメラソン 散開星団編 その2

メシエマラソン 散開星団編 第2弾は、いて座付近の散開星団です。

いて座は銀河中心部方面となり、まさに散開星団の宝庫です。
M18、M21、M23、M24、M25と5つの散開星団がみられます。
球状星団とは違い、若い星の集まりで銀河の中に青白く輝く姿が見事なのでしょうが、画像処理としてはなかなかむつかしいですね。

M8やM20、M16やM17といて座には美しい散光星雲が多くあまり見向き?がされない散開星団ですが、撮影してみると無数の星がある銀河と暗黒帯の中でその存在感を主張している姿がなかなかきれいです。

【M18とM17/Open cluster and Omega nebula】

M17_m18_psblog

普通は、M16とM17のツーショットを撮るのでしょうが、今回のメインはM18なのでこんな構図となりました。M17は短時間でもちゃんと写ってくれますね。
M18はやや地味かな。。(笑)

撮影データ:
Title:M17/M18 
Opt:FSQ-85ED x QE0.73<f=328mm/F=3.8>
Camera;QHY9 -25c,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:300secx3,R/G/B:180secx2<2x2>
Date:2015/07/20@Mitsue



【M23/Open cluster in Sag】

M23

こちらはなんともつかみどころがない散開星団ですね。かなり広範囲に広がっていて、
2150光年先にあり、約150の星から形成されているようです。
QHY9で撮影していたのですが、ちょっとトラブルでGとBが撮影できず、並列で撮影していたデジカメ(Kiss X2/Borg71FL)のRGB情報とQHY9のL情報で合成しております。
微妙に画角もずれていたので周りをトリミングしております(汗)

撮影データ:
Title: M23
Opt:FSQ-85ED x QE0.73<f=328mm/F=3.8>
Camera;QHY9 -25c,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:300secx1
Camera;Borg 71FLxflatner<f=432mm/F=xxx>
Exposure:180sec x 4
Date:2015/07/20@Mitsue


【M24/StarCloud バンビの首あたり?】

B

QHYで取り損なったので、この日2台体制でEOS6D+100mmマクロレンズをSWATに載せて撮影した南斗六星付近です。いわゆるバンビの横顔の下あたりが、M24とのことですが、う~ん。星が多いエリアだけにどれかよくわかりませんね。
バンビの横顔はじっくりとりたい対象ですが、2015年はあまりにも気象条件が悪く、今回御杖でとれなかったので、また来年となりそうです(涙)
南 斗六星を撮影すると、M22やM28の球状星団がよく写るおかげで、どれが6つの星かわかりづらくなっています。南斗六星はその存在を知った小学生の頃、 夏の南の空に見つけて感動して以来とても好きな対象です。構図としてはもう少し南西にふってもよかったのでしょうが・・。無計画だとこんな結果になります ね(汗)

撮影データ:
Title:StarCloud in Sag
Opt:CanonEF100mm MicroF2.8 <f=100mm/F=3.5>
Kiss X2 SEO-SPC3 ,HEUIBーII,ISO 1600
60sec x 16
Date:2015/07/20@Mitsue


【M25/Open cluster in Sag】

M252b

 

最後はスタークラウドのど真ん中に存在するM25です。
こちらもこれを単体で撮影されるケースは少なく、ネットでも作例が見つかりません。
バンビの鼻の先にある散開星団です。双眼鏡で見るといい感じに視野に捕らえられそうです。今回捉えた散開星団のなかでは、私は一番きれいだと思いました。

撮影データ:
Title:M25
Opt:FSQ-85ED x QE0.73<f=328mm/F=3.8>
Camera;QHY9 -25c,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:300secx4,R/G/B:180secx2<2x2>
Date:2015/07/20@Mitsue

夏の南の空にはたくさんのメシエ天体が存在していて、御杖で撮影することができてコレクションが増えました。

ほかにも取っていて、まだ処理が追いついておりません。メシエカタログにも反映させないと・・

そして第3弾へ続きます。

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2015年8月 2日 (日)

メシエメラソン 散開星団編? その1

5月からずっとすっきりしない天気が続きました。
梅雨が明けたのちも週末は天気がすぐれず・・という状況で7月後半に
ようやく、ほぼ3ヶ月ぶりの快晴で撮影できたのは、御杖高原でした。

ながらくブログの更新もおさぼり状態でした(汗)

この日も台風の影響もあり予報は微妙でした。夕方曽爾高原のお亀の湯に立ち寄った時はこんな感じの空で、果たして撮影はできるのかなぁと御杖に移動しました。
久しぶりのセットアップで時間を費やしている間に空は快晴になっていて天の川が頭の上に見えています。
なんとかセットアップがおわり撮影を始めたのは21時頃でした。

この日のおめあてはさそり座や射手座のにあるメシエ天体です。
baby-Qにレデューサをつけて、散開星団と周りの天の川を狙います。

【M6 Butterfly Cluster /ちょう星団】

この日の1つめの対象は、M6 さそり座のシッポ近くにある散開星団です。
蝶の形とのことですが、花火っぽいですね。
南側には色の異なる赤い星雲が広がっています。もう少し右下には有名な彼岸花星雲と出目金星雲があります。

散開星団の処理をしたのは初めてですが、難しいですね。
周りを立てると星が沈んでしまいますし、星だけだとなんかさみしい感じもするのでバランスがポイントです。

【M6 Butterfly Cluster /ちょう星団】

M6_20150801b2


M6
FSQ-85ED x QE0.73<f=328mm/F=3.8>,QHY9,Astrodon Tru-Balance
L:300secx4,R/G/B:180sec<2x2>
Date:2015/07/20@Mitsue

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【M7 Ptolemy Cluster /ちょう星団】

2つ目の星団は、M7 お隣の散開星団で、こちらは星検の定番問題として有名な、メシエ天体最南端となる散開星団です。

トレミー星団といわれるそうですが、130 AD にプトレマイオスの記録が残っているようです。このあたりも天の川の濃いところで、上下には暗黒帯が見えていてとてもきれいな領域ですね。

M7_20150801b

M7
FSQ-85ED x QE0.73<f=328mm/F=3.8>,QHY9,Astrodon Tru-Balance
L:300secx3,R/G/B:180secX2<2x2>
Date:2015/07/20@Mitsue

---

【M8/M20/M21 干潟星雲/三裂星雲/散開星団】

この日のメイン?は、いて座の定番といえるM8とM20です。
M8の北側には、M21も見えています。
メインというもののたくさんのメシエ天体を狙いたいこともあり、80分ほどの撮影となりました。

これらの領域をFSQはもちろんCCDで撮影するのは初めてで、どうなるか・・と思いましたが、やはり流石これら両者の組み合わせは、これまでのモノとは少し違うようです。

それにしても・・
あまりにもこのような広域の散光星雲を狙うのが久しぶりすぎて、準備には手間取り、画像処理もどこから手を付けたらいいかわからず・・
Facebookの天体グループの皆様の丁寧なアドバイスをいただき何とか処理をし直しアップしております。

M8_m20_20150721fa_b

【M8 M20 /The Lagoon and Trifid nebula】
Opt:FSQ-85ED x QE0.73<f=328mm/F=3.8>
Camera;QHY9 -25c,Astrodon Tru-Balance
Exposure: L:300secx12,R/G/B:180secx2<2x2>
Date:2015/07/20@Mitsue

この日は、夜明け前まで快晴の中撮影をすることができ、素晴らしい天の川も堪能できました。

また途中で撮影中とおっしゃったKiriさんやkkzakさんが、私が撮影しているエリアに来ていただきいろいろとお話をすることができとても楽しい時間を過ごすことができました。
どうもありがとうございました。

この日は、他にもいくつかのメシエ天体(主に散開星団)を撮影することができましたので、そのあたりはその2でアップしたいと思います。

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