« 大台ドライブウェイ解禁! vol.3【Milky Way】 | トップページ | 【メシエ天体撮影マラソンスタート/Get all Messier Objects 】 »

2015年6月 4日 (木)

晴れてくれない5月週末 ~高島・ハチ高原に遠征

GW前の怒涛(?)の大台ケ原遠征の後、関西地区では週末(金・土)のたびに天気がすぐれない・・・という状態が続きました。
梅雨前だというのに orz..
ひそかにメシエ天体を撮影したい・・という野望を持つなかで、全く撮影に適さない天気予報が続きます。



悶々とする中で、5月は2回遠征に行きました。(最悪の条件の中ですごい?!)



-----高島市での撮影-----



前線が日本南部にあり週末の天気が不良でしたが、日曜日は北の方は晴れ予報~ということで、日曜日に撮影を画策。
この日は滋賀のN村さんにお願いして、高島の撮影場所に連れていただきました。
途中の道の駅で待ち合わせをしていただき、撮影場所へ移動。道の駅前のコンビニがお休み?していたのですが、途中で地場のお店を見つけてお買い物ののち撮影場所へ。。



少し風が吹く中で、撮影準備を開始しました。この日は11時半には終わる予定で、薄明と共に撮影開始。
驚くことに天頂から西側はすでに十分な暗さです。いつもの?神野山だと夜半をすぎないと空が明るいのですが・・・
南や東は光害があるのですが、これは期待ができそうです。



この日はしし座の銀河とマルカリアンチェーン(一部)を撮影しました。
M95とM96は、FSQx1.5倍のエクステンダーで狙うとちょうど2つの対象がいい具合に入ります。



課題だったピント合わせも少しずつ短い時間で(それでも結構かかります)できるようになってきて、なんとか撮影開始です。
残念ながらこの日は時折薄雲が部分的に出る日でしたが、なんとか撮影終了。



【しし座の銀河 M95/96】



M95_96_2b




---
Title:Leo Galaxies /M95 M96
Opt:FSQ-85ED x EX ED1.5
Camera:QHY9,
Filter:Astrodon Tru-Balance
Exposure:L:360secx6 R/G/B:240sec*2<2x2>
Date:10/5/2015 @Takashima



トータル60分の撮影で、決して十分とは言えないのですが・・メシエアルバムに加えることとしました。
焦点距離としては物足りないのですが、それなりに銀河の模様も写ってくれたようです。
2000mmでとるとまたちがったかおをみせてくれるのでしょうが。



画像処理的には、Flatファイルをその場でとれず、あとで撮影したものを合わせたのですが、なかなかフィットしてくれません。QHY9のフラット処理(ダーク処理も)については、試行錯誤が続きますダーク側はあまり問題にならないのですが、フラット処理はうまく山が合わずまっすぐにはなりません。そのままの状態でコンポジットしています(泣)



この日の2対象目は、おとめ座のマルカリチェーンのど真ん中? M84、86あたりを狙いました。
ただ準備が不足していて度の銀河がどこにあるのかがわからないまま、構図決めに随分と時間が・・なんとなく大きな銀河入っていると確信し撮り始めました。



そしてなんということでしょう~。M84、86ではなくその東側が写っているではないですか。。
いわゆるNGC4438や4435,4461,4473っといったあたりが写っていたようです。
それなりの迫力がある銀河群なので、CCDの試し撮りをしているときに妙に納得をしてしまって・・ということで、この対象は続き(西側)を次回リベンジしてモザイクでつなげることとしました。



夜半には撤収となり、2対象で終了しました。うちから1時間ほどで行けるところにこんないい空があるなんて・・。天頂から北、西が暗いのでこれからの季節白鳥座付近やアンドロメダなど取れるのではと期待しています。



今回はN村さんに大変お世話になりました。本当にありがとうございます。




-----薄雲の中のハチ高原-----



さてさて、5月4週目は念願の新月期です。梅雨入り前にスカッと晴れた空でさそり座やいて座のリベンジをしてその後は北ペリでもとりたいなぁと思っていましたが、、、
夢はかなわず、近畿一円のド曇り予想です。



ただあきらめきれない 神野山ガマ口壊れ隊の皆々様はどこが晴れるのか~画策中です。





この日は、しゃーまんさんのホームグランド?ともいえるハチ高原に、天文中年さん、Markunさんと共に出撃決定!
夕刻まで用事があったため、21時過ぎてからの到着となりました。
現地は満天の星が広がる好天です。このあと雲が通過する予定ですのであわててセットアップを始めました。



冷却CCDカメラ、オートフォーカサーを取り付けてから、セットアップまでの時間が随分かかるようになってしまいました。
この日も到着後1時間近くかかって、1枚目を撮影・・・
ようやくとおもったら今度はガイドエラーです。以前からあるパターンなのですが、ちゃんとガイド星を捉えていても、赤経の方向にずれてしまいます。
原因がよくわからないので極軸からあわせなおしです。バランスなのか? ガイド鏡のズレなのか。。撮りたい対象は天の赤道付近ですのでブレも大きいようです。



セットアップしなおすとズレは小さくなりましたが、完全には治りません。
時間が過ぎていくので、短時間で撮影開始です~。
と。。。空を見ると薄雲が既に広がり始めてしまいました。orz...
あきらめきれないまま撮り続けたマルカリチェーンの西側をモザイクしたのがこちらです。



【マルカリアンチェーン/Markarian chain】



Markarian




---
Title:Markarian chain



West:M84 M86
Opt:FSQ-85ED x EX ED1.5
Camera:QHY9,
Filter:Astrodon Tru-Balance
Exposure:L:300secx4 R/G/B:240sec*2<2x2>
Date:17/5/2015 @Hachikogen



East:/NGC4438,4435,4461,4473
Opt:FSQ-85ED x EX ED1.5
Camera:QHY9,
Filter:Astrodon Tru-Balance
Exposure:L:360secx6 R/G/B:240sec*2<2x2>
Date:10/5/2015 @Takashima



なんか右側の銀河はボーっとした光があるだけですね(^^)
もともとこんな感じの銀河なのでしょうが、透明度も悪く淡いところをとらえることができませんでした。まあ撮影時間もあまりかけられたないのですが、東西部分がなんとか繋がってくれてよかったです。



時間とともに空の状態は悪くなり、球状星団のM14を取り始めたものの、L画像を見た皆さんからは、球状星雲?とまで言われるくらいボケボケでした。
せっかくなのでメシエカタログに追加できるように処理します。



最後はこぎつね座のアレイ星雲です。
ご覧の通り明るい星の周りには靄がかかり、写っている星も少ないです。
このくらいの焦点距離でも写りそうな感触だけつかめました。



【M27/あれい星雲】



M27_rgb_devlrgbps




Title:M27/Dumbell Nebula
Opt:FSQ-85ED x EX ED1.5
Camera:QHY9,
Fitler:Astrodon Tru-Balance
Exposure:L:300secx6 R/G/B:240sec*2<2x2>
Date:17/5/2015 @Hachikogen



この2日で撮ったメシエ天体は6対象。またまだ遠いですね。

|

« 大台ドライブウェイ解禁! vol.3【Milky Way】 | トップページ | 【メシエ天体撮影マラソンスタート/Get all Messier Objects 】 »

コメント

くろさん

ハチ高原遠征、お疲れさまでした。
それから、高島遠征も。

マルカリはよく写っていると思いますよ。
っていうか、それぞれの詳細を写すにはやはりHD800じゃないと無理ではないでしょうか。
それも、モノクロ冷却CCDで、、、

チャレンジしたこと無いですが、デジカメだと、GS200RCでもショボイ気がします。

亜鈴状星雲良いですね。
これも、85mmで撮ったようには見えないですね。
ここは、是非梅雨明けには、亜鈴もHD800+QHY9で♪
キット素晴らしい作品になると思います。

私の場合、GS200RCの課題はフラットナーによる
1600mmF8での撮影を何とか軌道に乗せるのが目標です。

色々と画策してますが、中々手持ちのフラットナーだと
バックフォーカスが合いません。
解像度に劣るデジカメだと、焦点距離のみが頼りですから。
今、簡易的に考えているのは、カメラ用テレコンの使用です。
ニコンは2倍 1.7倍 1.4倍
シグマのニコン用は 1.4倍 2倍と手持ち在りますが
ニコンのものはAF-Sの高性能望遠レンズ用で、マウント部にニコンが細工していて、ニコン指定のレンズにしかつかない構造で、使えるとしたら、シグマのニコン用
どうせ、APS-Cの更に真ん中部分の撮影ですから、
レデューサーなしで、1600*1.4=2240mm F11
暗っ(汗)
で、亜鈴を狙ってみようかと思ってますが、ニコンマウント--EOSマウントアダプターが、国産の高級品の割りに
スケアリング狂いますから、多分駄目かも。
それに、F11だと、ISO3200で15分くらいワンショット必要ですから、12カット三時間、、、(汗)
って、モノクロ冷却並みの露出要りそう、、、

最近、F5より暗い鏡筒使いたくない気分で、RCはF6ですが
長焦点だから我慢できるみたいな、辛抱のない体になりつつあります。

来週の新月期、晴れて欲しいですね。
また、宜しくお願いします。

投稿: 天文中年 | 2015年6月 4日 (木) 17時47分

ハチ高原遠征お疲れ様でした。
ホームグラウンドと書かれていますが、私もハチ高原は今回を含めて2回しか行ったことがありません。
普段はもっと南の方の砥峰高原へ行っています。
当日は貴重な晴れ間だったものの空の状態が悪く残念でした。
また現地でお会いしましたらよろしくお願いします。

投稿: しゃあまん | 2015年6月 4日 (木) 19時00分

天文中年さん

コメントありがとうございます。
デジカメとCCD確かにいろんな意味で違いますよね〜。
特に銀河や惑星状星雲、あとやはり球状星団なんかも、暗いところで撮ると一つ一つの星の色がきれいに出て素晴らしいと思います。
デジカメでもHEUIBiiとかをつかうとかなり綺麗に撮れますが。
RCだと、スパイダーも入るしいい作品が取れるので、システムが早く決まるのをお待ちしてます。
そして晴れて欲しいですね〜

投稿: くろ | 2015年6月 5日 (金) 08時03分

しゃあまんさん

それは大変つれいいたしました。
現地の情報にとてもお詳しかったので、何度も行かれてるのかと思ってました。
ハチ高原は、
とてもいい空が期待できそうでした。
でもキャンプファイア事件は驚きましたが、、
また次回よろしくお願いします。

投稿: くろ | 2015年6月 5日 (金) 08時05分

こんにちは、くろさん、
くろさんは、SWATには極軸微動ユニットを使ってますか?ポラりタイプの極望ですけど、使用中SWAT本体に取り付けている間、僅かに緩んで少し下がったりしますよね?

投稿: 山本 | 2015年6月11日 (木) 13時14分

山本さん

こんにちは。私は極軸微動ユニットは持っておりません。便利だとは聞いていますが・・。
実は以前持っていたポラリエ用の微動雲台ユニット(某所でかったやつ)をつないでみたのですが、かなりガタガタ?なようで、動いてしまい外しました。極望は確かにずれますね。ちょっと重たいからでしょうが、あまりずっと使わないのでおろしておいてもいいかなと思っています。

投稿: くろ | 2015年6月12日 (金) 08時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125721/61692105

この記事へのトラックバック一覧です: 晴れてくれない5月週末 ~高島・ハチ高原に遠征:

« 大台ドライブウェイ解禁! vol.3【Milky Way】 | トップページ | 【メシエ天体撮影マラソンスタート/Get all Messier Objects 】 »