M51 / Whirlpool Galaxy by QHY9 @曽爾高原
QHY9のセカンドライト?は、曽爾高原でのM51です。
3月の新月期は、天気の予報もよくいつもの皆さんと2夜連続の計画を立てて初日は曽爾高原になりました。
春の観光シーズンというのもあってか、市内は車が大渋滞で、抜けるのが大変でした。
ようやく現地に着いたのは19時半頃でした。
さてどんな空?と見上げたら、なんと一面の雲(というか、霧?)で、星がほとんど見えません。途中は晴れているように見えたので、「この山あたりだけガスっているのでは?
という疑いが。。。」GPVは真っ黒なので、そのうち晴れるかな。ということでまったりと設営を始めました。
後でわかったのですが、この日は近畿地区はいずこもガスが出ていたようで、全体的に眠い空だったようです。
一瞬晴れたすきを狙って極軸を合わせます。
ただ待てど暮らせど?空は晴れず、ぐっちさんの焼きそばをいただいたり、ベアさんのお汁粉をいただいたりしている間に、時間は過ぎていきます。
かなり湿度が高く、鏡筒はすごい結露です。
鏡が曇らないように蓋をして、さらにヒーターを入れたりして星待ちです。
天文中年さんは、RCの主鏡が曇られたみたいで、ドライヤーで乾かされていました。
ようやく、夜半近くになり晴れてきました。
この日は時間もないので、M51に絞って撮影をしました。
撮影を開始したのは、午前0時からです。
QHY9のgainとoffsetの設定ですが、先日hanaさんにコメントを頂いて、ファーストライトの時は、ちょっとgainを高めに設定していたと思い今回は
gain=3 offset=125としていざ撮影です。(そのままの値を拝借してますね~(汗)
【M51 / Whirlpool Galaxy】
撮影データ:
Title:M51 / Whirlpool Galaxy
Opt:EDGE HD 800 <f=2023mm/F=10>
Guide:Off-axis guider
Camera:QHY9
Filter:Astrodon Tru-Balance e
Exposure:L:360x21sec ,R/G/B:360*4sec<2x2>
Date:21/3/2015 , @Sonikogen
さてさて、前回は全く歯が立たなかった?DarkおよびFlatの処理ですが、今回はオーロラパネルを車の窓に張るスモークをつかって減光し、1秒以上の時間をかけて撮影できるようにしてみました。
ダークについては、撮影データを読み込んだ後、いったんライトフレームのレベル調整を追い込んでからダークを引いたところ、銀河が消えることはなくダーク処理ができました。
(ダークファイルについて演算処理で減算してトライしましたが、こちらではうまくノイズを消すことができませんでした)
若干L画像やRGB画像にノイズのピクセルが残っていますが、何もしないよりは採れているような印象です。
フラットについても処理してみましたが・・・
結果はRGBごとにある色ムラは残り、周辺減光の過補正は無くなったようですが、バックグランドはムラムラ状態のため、Photoshopでカブリ補正を何度もかけることになりました。
彩度を100で強調すると、バイアスの模様のようなR/G/B色とりどりの点々が画面いっぱいに表示されて。バイアスの処理をしていないのが原因かわかりませんが、この色ムラは、フラット処理ではとり切れず全体のレベルを落として消している感じになっています。
【合成後のRGBを彩度100%にしてレベルを上げると・・】
まだまだ分からないことだらけですが、今度はバイアスの撮影もしてみようかと思っています。バイアスの処理ってステライメージではできなかったような気が・・・
CCDStackとか必要になりそうですね(汗)
4/1 画像を少しコントラストをつけて差し替えて見ました。
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