« 西はりま天文台と八塔寺遠征 with Lovejoy [C/2014 Q2] | トップページ | EdgeHD800でのオフアキ撮影:NGC2932,NGC4565 »

2015年1月 4日 (日)

EdgeHD800でのオフアキ撮影:M1,M81,M106

謹賀新年

皆様あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いします。

年末は大阪で開かれた画像処理のライブセッションに参加してきました。

関西のみならず北は北海道から南は九州から多数の方が参加されていて、よっちゃんさん、近江商人さん、Shoshiさんの講演と龍之介さんの素晴らしい解説を熱心に聴講されていました。
とてもエキサイティングな体験で、まだまだ知らないことが多いなぁと痛感しましたが、DVDを見て画像処理のスキルアップを図りたいですね。
開場には60人近いかたが来られてましたが、なんと紅一点!? もう少し女性の天体写真マニアが増えるとうれしいです。

【ライブセッション】

Img_4100

ライブセッション終了後のワンコイン交流会では、いろいろな方と交流することができて本当に良かったです。記念によっちゃんさんと写真を撮っていただきました。

そのあと天満橋近くのお店で夕食をとりました。いつものたらちゃん、かなたさん、ぐっちさんと共に、おりおんさん、あとお二方(すみませんお名前をちゃんとお聞きしておりませんでした(汗))とご一緒しました。

そしてこの日は、そのまま神野山へGo!ということで、他の皆さんに半ば呆れられながら?イザ移動です。すでに天文中年さんは到着されているとのことでしたが、1時間ちょっとで到着しました。この日はライブセッションに参加されていたMarkunさんも撮影に来られてました。お二方には暖かい紅茶を何杯もいただきました。
-5度という極寒の中何とかなりきることができ本当にありがとうございました。

今回の目的は新たな新兵器となったWatec910HXを使ってのEdgeHD800オフアキ撮影です。これまで使っていた902H2を協栄産業大阪さんに下取りしてもらい感度の高い910HXを導入しました。以前のブログに書いていた通り、902H2ではシャッタースピードが調整できずStarbook10の画面には星がほとんど入らないため一時期オフアキを断念していましたが、さてどうなることか・・

【Watec 910HX+0.8 reducer】

Fullsizerender1_2

【CelestronのOffAxisと接続】

Fullsizerender5

オフアキはそのままカメラを指すとピントが出ないので、フランジを5mmほど長くして、CCD側には0.5倍のレデューサをつけました。

Edgeと持ち出したのは半年ぶり?くらいなので、セットアップにずいぶん時間を要してしまいました。
ファーストライトはM1です。オフアキもセットしてピントを合わせたら・・おおぉStarbook10にたくさんの星が入っているではありませんか。M1を狙ったためか周りに星が多く、Exposureをx4にするだけでガイド星がたくさん見えています。


【The Crab Nebula/M1】

M1_20141227blog_2

撮影データ
--
Title:The Crab Nebula/M1
Camera:KissX4 Modified,
Opt:Edge HD 800<f=2032mm/F=10>
Mount:Vixen SXD2 auto guided by advanced unit
AutoGuide:Starbook10 AdvancedUnit/Watec 910HX
Filter:HEUIB-II <FF> ,
Exposure:360*24sec, ISO3200
Date:27/12/2014 , @Kounoyama
Processing:RAP2,Microsoft ICE,StellaImage7,PhotoShopCS6

オフアキのガイドはうまく決まってくれたほうです。星が円い!これだけで感動です。
以前撮影したM1はこんな感じ なので、
今回は、Flatファイルをいわゆるスカイフラット?で撮影したのですが、どうもうまくマッチせずバックグラウンドが荒れ放題でした。全体的なレベルを下げてごまかしていますが。。
画像処理では、ライブセッションで学んだ画像処理の基本をいくつか実践ができて、フィラメント構造がよく浮かび上がってくれました。


【Bode's Galaxy/M81】

M81_20141227b

撮影データ
--
Title:Bode's Galaxy/M81
Camera:KissX4 Modified,
Opt:Edge HD 800<f=2032mm/F=10>
Mount:Vixen SXD2 auto guided by advanced unit
AutoGuide:Starbook10 AdvancedUnit/Watec 910HX
Filter:HEUIB-II <FF> ,
Exposure:360*1+600*9 sec, ISO3200
Date:27/12/2014 , @Kounoyama
Processing:RAP2,Microsoft ICE,StellaImage7,PhotoShopCS6

M81近辺は極端に星が少なくなりますが、ここでも無事ガイド星が入ってくれました。
ここでは10分間の露光に挑戦! F10の鏡筒であり、このクラスの銀河だと10分露光でもヒストグラムのレベルは低いままです。FSQに比べると画像がシャープではないのが少し残念ですが、オートガイドもずれることなく星が円い~!!
以前は0.7倍のレデューサ付きで撮影した対象ですが、2023mmだと迫力がありますね。
以前の写真と比べてHα領域が出ているのはHEUIB-iiフィルター&画像処理のおかげかなぁと思っています。銀河の中央部の反転も防げていますしね。いやぁライブセッションで聞いたことを実践すると写真の雰囲気が変わりますね。


【Spiral Galaxy/M106】

2denoisem106_b_2


撮影データ
--
Title:Spiral Galaxy/M106
Camera:KissX4 Modified,
Opt:Edge HD 800<f=2032mm/F=10>
Mount:Vixen SXD2 auto guided by advanced unit
AutoGuide:Starbook10 AdvancedUnit/Watec 910HX
Filter:HEUIB-II <FF> ,
Exposure:600*8 sec, ISO3200
Date:27/12/2014 , @Kounoyama
Processing:RAP2,Microsoft ICE,StellaImage7,PhotoShopCS6

この対象は、撃沈ですね。。。
中心部はともかく、周りの腕の部分はかなり淡いです。
これならレデューサ付きのF7で狙ったほうがよさそうです。
フラットもあっていないためか背景がまだらな感じです。

ともあれ、今年もいろいろな対象を撮影したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。

|

« 西はりま天文台と八塔寺遠征 with Lovejoy [C/2014 Q2] | トップページ | EdgeHD800でのオフアキ撮影:NGC2932,NGC4565 »

コメント

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくです。

この日の撮影ご一緒させていただき、タイムリーにこの作品を見せていただきましたが、大口径の長焦点ってホントに迫力がありますねぇ。

M106は530mmで撮影しましたが、迫力が全然違います。

またご一緒させていただく機会がありましたらよろしくお願いいたします。

投稿: Markun | 2015年1月 4日 (日) 13時26分

2000mmで、星が丸い!!!!
素晴らしすぎます。
M1、M81、M106どれも全部素晴らしい。
羨まし過ぎます。(笑)
私の発注したオフアキ、早く来ないかなぁ。
これからの春銀河に向けてのシーズン楽しみですね。
また、遠征地で宜しくお願いいたします。

投稿: 天文中年 | 2015年1月 4日 (日) 13時31分

あけましておめでとうございます。

ライブセッション終了後には、楽しい時間を過ごさせていただきありがとうございました。
あの後、神野山に出撃されたんですね。
Edge HD 800、やはり長焦点は迫力ありますねー。
ブログの過去画像も拝見させていただきましたが、どの画像もすばらしく感動しました。
W入選もされたんですねー。
今年も素晴らしい画像を量産してください。
またブログ拝見させていただきますね。
ぜひ、撮影もご一緒させて下さい。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: おりおん | 2015年1月 4日 (日) 14時25分

Markunさん

コメントありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
確かに焦点距離によって対象の見え方も違ってきますね。
Edgeの場合は大きいですが何かモワットした感じになります。外国のシンチエーションのいい空で何時間も露光した作品を見ると長焦点でも切れがあるのですが。。
そしてあの寒さの中、お湯を沸かしていただいて本当に助かりました。

投稿: くろ | 2015年1月 4日 (日) 18時45分

天文中年さん

どうぞ今年もよろしくお願いします。
これからのシーズンは銀河がたくさんですね。
散光星雲と同様にかなりの露出時間が必要になるなぁと痛感しています。
オフアキ楽しみですね。次回もどうぞよろしくお願いします。

投稿: くろ | 2015年1月 4日 (日) 18時46分

おりおんさん

ブログをごらんニアt抱き、コメントをいただきありがとうございます。
私もFSQ-85とX2のペアーで撮影していますので、ぜひ今度撮影場所でも並べてとってみたいですね~。
どうぞよろしくお願いします。

投稿: くろ | 2015年1月 4日 (日) 18時50分

おはようございます。
オフアキでの作品、拝見しました。脱力しちゃいました。
すごいなぁって。同じ2000mm級なのに完璧に星像負けてるし。
あ、自分と比較しちゃダメか・・・。
ガイド側のカメラ感度は重要なんですね。
あとレデューサーつけたのもよかったのでしょうか。
ガイド安定されているようですし。
何か、いろいろ考えさせられてしまいました。

投稿: ryojin | 2015年1月 5日 (月) 06時41分

こんにちは、くろさん、
新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。

今度のラブジョイ彗星は、600mm相当の画角で撮って
みようと思います。

投稿: 山本 | 2015年1月 5日 (月) 13時42分

ryojinさん

コメントありがとうございます。どうぞ今年もよろしくお願いします。
私自身もこの日までは全くガイドが決まらず、(泣)モードでした。
やはりガイドカメラと鏡筒とのズレがガイドをずらす最大の要因だと思います。
ガイド星が見つかるのであればオフアキがいいのかなぁと思ってます。
そういう意味では、910HXさまさまなのかもしれません。

投稿: くろ | 2015年1月 5日 (月) 18時50分

山本さん

こちらこそ今年もよろしくお願いします。
ラブジョイはかなり明るくなってきているみたいですね。
もし月明かりを避けて撮影できるなら、長い尾が写ってくれるかもしれませんので、カメラにもよりますが、もう少し短焦点という選択肢もありかもしれません

投稿: くろ | 2015年1月 5日 (月) 18時53分

遅くなりましたがあけましておめでとうございます。
ライブセッションではお会いできて嬉しかったです。しかし50人って凄い人数・・大人気の紅一点のくろさんとはなかなかお話出来なくて残念でした。
M81もM106も素晴らしいです♪円周魚眼から長焦点まで、くろさんは本当にマルチですね、凄い!
生石高原に来られるときはぜひ声をおかけくださいね。

投稿: Fuuma-mfuk | 2015年1月 7日 (水) 02時15分

Fuuma さん

コメントありがとうございます。
あの日は本当に凄かったですよね〜。
本当にお話があまりできず残念でした。
ぜひ南紀方面で撮影をご一緒できればと思います。
今年もよろしくお願いします。

投稿: くろ | 2015年1月 7日 (水) 12時20分

(人違いだったらすみません)

12/27に神野山で20cm反射でEdgeかリッチークレチアンどっちにしようか悩んでた者です。

結局Edge HD800を買いましたので、いろいろ参考にしたいと思い、ブログ拝見しております。
またよろしくお願いいたします。

投稿: kima | 2015年1月19日 (月) 23時13分

kimaさん

コメントありがとうございます。
人違いではありません(笑)

ようこそ~Edgeの世界へ・・
ということで、今後ともいろいろと情報交流させてください。。

投稿: くろ | 2015年1月20日 (火) 21時34分

はじめまして

東京在住で、月一で長野に遠征しています。
星ナビで紹介されてからときどき拝読しています。

持っている機材や、興味のある機材が何となく被るので、参考にさせてもらっています。

WATECの910HXは902H2に比べてそんなに感度がよいのでしょうか?そうであれば私も導入したいと思っています。ビクセンのビデオガイドでは、902Hではなかなか星が見つからず、ガイド鏡とガイドマウントは必須です。オフアキにしても星は見つかるなら、エッジHD800などでの撮影に道が開けるのですが・・・。

投稿: きよきよ | 2015年4月 1日 (水) 21時26分

きよきよさん

初めまして。ブログを訪れていただきありがとうございます。
910HXですね。これは私の中では素晴らしい投資対効果を発揮した買い物?でした。

ちょうど同じ星ナビでお隣に掲載されていた、天文中年さんが902→910に切り替えていて、実際にStarbook10に多数のガイド星が写っていたのを見て愕然とし、購入したのですが、VixenのStarBook10&アドバンスドユニットでガイドしたい・・というニーズがあるのであればお勧めですね。
PHDguidingなどでガイドされる前提であれば、もう少し安いモノクロのCCD(ASI120MMやQHY5iiなど)をガイドカメラにすればいいのですが、できればパソコンなしでオートガイドしたいといった場合は本当に902との差は大きいのです。設定でExposureで2x 4x 8xなど蓄光ができるので、F10の鏡筒でも春の銀河の星が少ない領域でもいまのところオフアキでガイド星が見つからなかったことはありません(どうしてもオフアキ装置を回転する必要はありましたが)

ちなみに、Exposureを眺めにすると比較的明るい鏡筒ならM1(かに星雲)とかも写るくらい感度はいいです。
わたしもそれほど多くのパターンを試したわけではありませんが、902との差は歴然でした。

長距離の焦点だと並列や親子亀だとどうしてもガイドがブレるので、オフアキで何とかと思い導入した経緯があります。

投稿: くろ | 2015年4月 1日 (水) 21時50分

早速のレスありがとうございました。

そうですか。すこし光明が開けた気がします。スターブック10も、ビデオ信号だけというのは惜しいですね

小学生の時にボール紙を巻いた天体望遠鏡を作ったのを皮切りに、タカハシの反赤で観測を始め、長い中断のあと15年前にタカハシμ180とST-7で再開したものの、また挫折して手放し、2年前からFSQ85とEOS60Daで再挑戦しています。死ぬまでにメシエ天体を満足ゆく形で全部撮りたいのですが、やはり長焦点大口径と冷却CCDがないと厳しいものがありますね!

投稿: きよきよ | 2015年4月 2日 (木) 23時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/125721/60920485

この記事へのトラックバック一覧です: EdgeHD800でのオフアキ撮影:M1,M81,M106:

« 西はりま天文台と八塔寺遠征 with Lovejoy [C/2014 Q2] | トップページ | EdgeHD800でのオフアキ撮影:NGC2932,NGC4565 »