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2014年10月20日 (月)

大台ケ原with FSQ-85ED Vol.3(王道シリーズ!?)【M42/M43・NGC7000】

ようやく大台ケ原でとった、M42の処理ができました。
180×2+120×2+30x2+15x2と、最低限?の枚数のみの撮影となりました。
色々な方から「オリオンだったら、多段階露光にして、トラペジウムの白トビをしないようにHDR合成をする、、、」のようなことを聞いていたのですが、どのくらいのレンジで多段階露光するのか? HDR合成はどのようにするか? よくわからないままのトライとなりました。

まず最初の多段階露光ですが、事前リサーチもできてなかったのですが、15秒露光ではトラペジウムは白トビしてしまい、失敗でした。(≧∇≦)
もしかしたら3秒くらいでよかったのかと思ってます。

あとは懸案の合成ですが、PhotoshopにあるHDR Proでパラメータをいろいろ触ってやってみるもなかなかうまくできません。
中心部の明るいところと、外側のやや暗いところはなんとか合成で表現できているようですが、レベルを上げるとかなりザラザラになってしまいます。そして周辺部にあったR系の分子雲が全く見えなくなってしまいました。orz....
先人の方のアドバイスを思い起こすもなかなか処理がうまくいきません。
マスクでどう表現するのか? 悩みながら最後にたどり着いたのが、多段露光の処理済みライトフレームを重ねて、レイアー効果のブレンド条件のスライダーを微調整して、表示したい部分を少しずつ表示するというものです。

【M42/43 オリオン大星雲とRunning man星雲】

M42pssib

【撮影データ】
M42,M43 / Orion nebula , Running man nebula ,
FSQ-85ED x QE0.75<f=385mm/F=3.8>
EOS KissX4 新改造 , No filter
ISO1600 ,180sec x 2+120sec x 2 + 15sec x 4
Autoguided by SXD2 advanced unit 
28/09/2014 @大台ケ原

【画像処理】
RAP2でダーク、フラット処理
Camera Rawでカラー現像
ステライメージ7で露光時間別にコンポジット、デジタル現像
PhotoshopCS6で、レベル補正、カラー調整、マスク処理、ノイズ除去

そもそも周辺の星が回転していて、これは極軸の設定ミスなのかなぁ?かなり強い風が吹いていたことも影響して??るのかしてないのか。まあ次の課題ですね。ガイドカチッと決めたいです。

あとこちらはおまけの馬頭星雲です。
おまけというのは、薄明にかかってしまい十分な撮影時間が取れなかったためですが、せっかくなので処理しました。
露出不足ですが、イヤイヤ私が撮った中では最高の馬頭星雲と燃える木星雲になりました。いい望遠鏡と素晴らしい空なら短時間でもいい写真が撮れるんですね。

【馬頭星雲と燃える木星雲】

Horsehead_140928_titelb

【撮影データ】
Horsehead nebura IC434/NGC2024,
FSQ-85ED x QE0.75<f=385mm/F=3.8> ,
EOS KissX2 SEO-SP3 3C ,UIBAR-II
ISO1600 ,180sec X 4
28/09/2014 @大台ケ原

新改造をしたKissX4でとり始めたら、ノーフィルターにもかかわらず、アルタニクの周りに大きなハロがでていたので慌てて、X2にUIBAR-IIをつけたものに変えて撮影しました。
(そんなことをしていたので余計に時間がかかって・・・)
画像処理したためハロが発生していますが、大分ましになりました。


最後は夏の終わりに撮った定番の北ペリです。
この対象はこの夏だけでも3度目の撮影になりますが、これまで撮影したのが虚しくなるくらい素晴らしい作品(自画自賛)に仕上がってくれました。

【北アメリカ・ペリカン星雲】

Ngc7000_ic5067_0927_titleb_2

【撮影データ】

NorthAmerica nebula/NGC7000 and Pelican nebula/IC5067
FSQ-85ED x QE0.75<f=385mm/F=3.8> ,
EOS KissX2 SEO-SP3 3C,UIBAR-II
ISO1600 ,300sec X 19
27/09/2014 @大台ケ原




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コメント

こんばんは、くろさん、
オリオン大星雲は、中心部が再現されたのとそうでないの
とでは、全然物が違いますね。
こういうのを見てると、撮ってみたくなってきます。

青ハロを気にされてるようですが、天体写真の持つ芸術性
を引き出すのに青ハロを使うなんてどうでしょうか?
逆転の発想ということで。

投稿: 山本 | 2014年10月20日 (月) 18時19分

山本さん

こんにちは。コメントありがとうございます。
中心部はもっと露光時間の短いものを撮っておけばよかったとちょっと後悔しています。

青ハロは除外する対象・・・としか見ていなかったのでご指摘は目から鱗です。
そんな風に言い切れるくらい迫力のある写真を撮ってみたいですね。反射鏡のスパイダーとかも憧れてます。

投稿: くろ | 2014年10月20日 (月) 21時20分

北ペリ、最高!!!

大きくプリントしたものを見てみたいですね。
我が家にはキャノンのA3ノビプリンターがありますが
最近大きくプリントしたいような写真撮ってないです。
以前は昆虫や野鳥などプリントしたい対象が多かったですが、天体写真となるとまだまだ修行の道は長そうです。(汗)

画像処理技術を向上させて、大台やしらびその写真を大きくプリントできるようにしたいです。

また、フィールドで宜しくお願いします。

投稿: 天文中年 | 2014年10月21日 (火) 21時05分

こんにちは、くろさん、
ネーチャーフォトでも人物スナップでも、絞りをコントロールしてアウトフォーカスのボケを作り、そのボケが「美しいボケ」として評価されます。
天体望遠鏡には絞りがないので、被写界深度のコントロールがしようにも出来ないところがあります。そこで思ったのが、青ハロを「美しいボケ」として何か出来ないかなということなんです。

投稿: 山本 | 2014年10月22日 (水) 12時23分

天文中年さん

ありがとうございます。プリント・・・これまた奥深い話題ですね。
お家には天文写真がプリントアウトできるようなプリンタはないのですが、天文中年さんのあのすごい昆虫の写真をA4サイズで見たら圧巻でしょうね。。
天体写真もプリントアウトされたらきっときれいだと思います。是非今度見せてください。

投稿: くろ | 2014年10月23日 (木) 00時23分

山本さん

確かに天体写真を撮る方は以下にフラットに、同じピントで1枚を収めるか・・という発想になりがちですが、風景写真はピントで遊んだりとか普通にありますよね。
やっぱり発想の転換も必要だなぁと痛感しました。

投稿: くろ | 2014年10月23日 (木) 00時25分

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