大台ケ原の撮影写真の処理が完了しないまま、10/8を迎えてしまったので(泣)先のそちらの記録をアップします。
皆既月食は、2011年12月以来で前回はピンボケ写真になってしまったので、今回は気合を入れて準備しました。東の空の月の出直後からの月食とのことで、うちのベランダからバッチリ撮れるので今回はベランダから3台体制での撮影です。
メインのFSQ85は、エクステンダーがないので450mmです。EDGE HD800xRDの1400mmと迷ったのですが、シャープな画像に期待して、こちらを選択しました。 こちらはいつものVIXENのSXD2でも追尾です。
2台目はミニボーグとミラーレス無改造機で地球の影をポラリエで追いかけてみようかと準備しました。
ミニボーグ45EDは、325mmですが、マイクロ4/3のため、35mm換算だと650mm相当です。
そして3台目ははCANON EF20mmでの固定撮影です。この撮影にはたらちゃんさんが作った、絞り、シャッタースピード、ISOを任意で6パターン設定したものを任意の間隔でインターバル撮影するというソフトをお借りして撮影しました。
【EOS Eclipse画面 (R)】
手動でやっていたら絶対に等間隔で撮れなかったと思いますので、とても感謝してます。m(_ _)m
こんなすごいツールを短期で開発ができるたらちゃんすごーい!
【ベランダに並べた並べた3台体制】
基本的な組み合わせで、まずは皆既時間帯の写真をばっちり押さえたいと考えていました。FSQならシャープな映像にならないかなぁと。。。
~~18時から撮影開始です~~
【1.皆既中の月と天王星】
TAKAHASHI FSQ-85ED f450mm F 5.3, EOS Kiss X4 , Vixen SXD2 ノータッチガイド, ISO400, 0.6sec, 2014/10/08 19:51 , 8flames
実は撮影終わった後に気づいたのですが、このメイン機では最初に月を導入した後は赤道儀を全く触ってなくとも常に月が真ん中にいたのですが、これって当たり前ではないですよね。(最初に考えておくべきことなのでしょうが・・)
実はVixen SXD2のStarBook10には、月を導入すると自動的に恒星時追尾から月追尾にモードが変わるそうです。
すごーい!!こんな機能が隠されていたとは。自動なので知らなくてもちゃんとできるというのがさらにすごいです。
そういえば皆既月食中は月の掛けていく様子が、Starbook10のコンソールに再現されていて流石Vixenさんとか思っていたのですが。。
おかげで3台体制にもかかわらず、こちらのメイン機は露光時間だけを考えておけばよかったのでラッキーでした。
【2.地球の影を抜ける月】
BORG 45EDII, f325mmF7.2, LUMIX GX-1 ,ISO 160 , Vixen polarie 太陽追尾モード
地球の影を入れた合成写真は、小さい頃からの憧れでしたが、今回追尾に使ったポラリエとミニボーグとの接続がちゃんとできてなくて途中でブレブレになってしまい、位置合わせを修正してます。(ちょっと怪しいですね。)
【3.皆既月食の連続写真】
CANON EF20mm F2.8 USM, EOS Kiss X2, F 4.0 ,固定撮影,5分おきに撮影
2014/10/08 18:05~21:45
部分食の後半に雲が出てきたので、最後の方のコマが欠けてしまってますが、GPVの予報が外れて?いい天気の中、観察できてよかったです。
【おまけ:ターコイズフリンジ(ブルーベルト)】
巷で流行りのブルーベルト風の処理をしてみました。
R,G,Bそれぞれのチャネルを見ていると、地球の陰に隠れている部分の中でRチャンネルはまんべんなく明るい(だから皆既月食は赤い?)のですが、Bチャンネルは地球の半影部分のみ見えていることから青っぽく見えるのかなと思いました。
【RGBで分解してみたら・・】
「地球大気のオゾン層が赤い光を吸収し、青い光だけが届いた。。。」
という説明を見かけましたが、私の撮った写真では赤い光もしっかり届いているので、比較の問題ではないのかな?と どなたかご存知の方教えてください~。
ということで今回のブログは盛りだくさんでした。。
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