« 2014年5月 | トップページ | 2014年7月 »

2014年6月

2014年6月20日 (金)

Summer nebula vol.7 [Dumbbell nebula・亜鈴星雲 / M27]

 1400mmで狙いごろ?の明るい惑星状星雲といえば、こぎつね座にあるM27/アレイ星雲です。 レデューサーなしの2023mmだともっと迫力があるのかもしれませんが、長時間露出だとガイドがずれて行くのでこのサイズで狙いました。 それでも星が面長になってますが(汗)

M27_140601blog


 ちょうど1年前はBORG 71FL(x0.7)の280mmで撮影をしましたが、随分雰囲気が変わります。星雲の中にある構成も写っています。
なんとも綺麗な色合いです。赤いHαと青い酸素イオンが作り出した赤と青のコントラストか好きです。明るいので、デジタル一眼でも大丈夫です。
 画像処理で青色部分を強調しすぎたためか、赤いところが隠れてしまってますね。 処理過程で、バランスをGよりにすると、もっと緑っぼくなります。そんな作品もありますので、本当の色はよくわかりません。。。

 1764年メシエさんによって人類史上始めて見られた惑星状星雲だそうです。
明るい星雲なので、光害地や望遠鏡の眼視でも捉えられるのがいいですね。
地球から800光年と近くにあり、大きさは1光年だとか。。
未来、宇宙の旅とかに行く時代になれば、観光スポットとかになりそうですね。

----------
Dumbbell nebula / M27

<撮影機材>
Scope: EDGE HD800 x reducer
Camera: Canon EOS Kiss X4 (新改造)
Filter: N/A Mount: SXD2 autoguide

<撮影データ>
Dates:6/2014
Exposure:  180sec x 4+ 240sec x 5
ISO:3200

<画像処理>
PhotoShopCS6+StellaImage7
----

おまけ

1年前撮影したものとの比較

Photo_4

1年前のほうが雑ですが、赤色の部分はきれいに浮き出ているような気が・・

| | | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年6月17日 (火)

Summer nebula vol.6 (M20 Trifid nebula/三裂星雲)

すっかりアップが遅くなりましたが、6月初めにEDGE HD800で撮影したM20をアップします。

今回は、専用レデューサをつけたので、f=1400mm/F=7となりましたが、視直径が29-27’とこの焦点距離だとちょうど画面いっぱいに広がっていい感じで写ってくれます。
(ちょっと大きすぎ?)

この星雲の三つに裂けている(というか四つ)部分は、散光星雲の手前にある暗黒帯とのことですが、2つが組み合わさって作る模様は何とも神秘的ですね。
そして、青色の反射星雲とピンク(赤色)の散光星雲のコントラストがきれいです。

この青色がなかなかうまく写ってくれません。今回は目を凝らしてみる何とか薄く広がる様子が見えていています。

M20_20140601b


| | | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年6月12日 (木)

Re:Summer nebula vol.1<北アメリカ/ペリカン星雲>

北ペリ? 今季2度目のトライです。
前回は構図ミス&ローパスゴミということで、残念?な結果に終わった
わけですが、今回は満を持してリベーンジ!
ということでしたが、残念ながらガイドスコープを忘れてしまった事件の日に
撮影となりました。

Borg71FLのレデューサ付で、280mmとなり、5分とかの露出だとガイドがずれる
恐れがあるので2分をひたすら重ねる作戦(結果20枚なので40分露出相当)遂行!

結果は、短時間でも重ねるとなんとか浮き出れる?という感じでしょうか。
ただし微妙にガイドがずれていてコンポジットしたときに星像が流れていますね。

構図もどうやらすこし右に傾けたほうが格好いいらしいことも判明し。。。
またまたリトライかなぁ。北ペリは取りやすい位置にいるので、梅雨明けに再度いって
みたいです。

Blog

---
NorthAmerica nebula/NGC7000 and Pelican nebula/IC5067

<撮影機材>
Scope: BORG71FL x 0.7 <f=280mm/F=4>
Camera: KissX4 新改造
Filter: N/A
Mount: SXD2 <no touch guide>
<撮影データ>
Date:May/2014
Exposure: 120sec x20
ISO:1600
Place:Konoyama
<画像処理>
Processed:Stella Image7,Photoshop CS6.

| | | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月 9日 (月)

Summer nebula vol.5

夏の風物詩第四弾は、いて座、へび座付近にあるわし星雲、オメガ星雲です。
夏の天の川の一番濃いところにならんである有名な星雲ですが、淡いところあたりがうまく引き出せないからか、実はあまり面白くない対象だなあと思ってます。

オメガ星雲は、形がΩらしいですが、どのように見ればΩなのか? もしらしたらωのほう?とか思ってます。わし星雲もおおいぬ座のわし星雲に比べたら、、、

多分面白くないのは星雲の明るい部分と淡い部分の高度差が大きくうまく処理できないことが原因と思われます。でもwebで色々な写真を探してみたのですが、「おぉ〜。こんな写真を撮ってみたい〜。」と思える作品が見つかりません。(≧∇≦)

どなたかオススメの作品があったらぜひご紹介ください。
(私のがイイですよっ! というのも大歓迎です。)

今回は、ガイド鏡を忘れてノータッチガイドをしたときの作品なので、100秒を27枚重ねたもので、露出不足です。

Image

----------
Omega&Eagle nebula / M16,M17
<撮影機材>
Scope: Borg 71FL x reducer ,
Camera: Canon EOS Kiss X4 (新改造)
Filter: N/A
Mount: SXD2 no touch guide
<撮影データ>
Dates:5/2014
Exposure: 100 x 27
ISO:1600

<画像処理>
PhotoShopCS6+StellaImage7


| | | コメント (2) | トラックバック (0)

2014年6月 6日 (金)

星ではなくホタルです

今日は星の軌跡ではなく、ホタルの軌跡です。
たまには?星以外のものをとってみては・・と山本さんにもご指摘いただいていたので
天文中年さんの足元にもおよびませんが、虫を撮ってみました。(笑)

自宅近くにある「みそそぎ川」では、まさに今日がピーク?という感じでホタルが舞っていました。ちょうど雨が降ってそのあと晴れたためか、こんなにいるの!?という感じの数でした。
保存会の方が、ホタルを孵化させていらっしゃるようです。癒し系の光を見ながら迎える週末もいいですね。

Photo

ちなみに写真は、jpeg画像の15sec×50枚の比較明合成です。
(ISO800,F7.3,f=40mm,Lumix GF1)

ステライメージだとコンポジットが楽ですね。あっというまに合成できました。
私自身はいままであまり日周運動とかの撮影をしたことがありませんでしたが、
なるほど簡単にできることがわかりました。

Lumix用のリモートレリーズが不明&三脚の足が折れてしまって、背景が怪しいですが・・
星見やにとっては、予想できないホタルの動きは新鮮です。

| | | コメント (6) | トラックバック (0)

Summer MilkyWay Vol.2 <Deneb & Sadr of Cygnus> 白鳥座中心部

EF100mmマクロレンズの第2弾は、白鳥座中央部です。
デネブ近くにある北アメリカ星雲とペリカン星雲、サドル付近の散光星雲などを
捉えることができます。

Cygnus_100mm20140531rgb_b

このあたり天の川なので星が多くて目がちかちかしますね。
もっと星の像が小さいとシャープな感じになりそうです。

(RGBの画像を見ていると、やたらとRの画像が肥大化しているように見えました)

有名な星雲を一度に捕らえられる贅沢なショット?ですが、ごちゃごちゃしていて
見にくい感じもします(汗)

それにしても、入梅前に撮った写真の処理がなかなかできずちょっとずつの
アップになってます。しばらくは雨なので、ボチボチあげています。

| | | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年6月 1日 (日)

Summer MilkyWay Vol.1 <M24 Star Cloud> バンビの横顔

さて新たに入手したCanonEF 100mmマクロのファーストライトです。

100mmということでまずは夏の銀河(いて座付近)を狙いました。

Bambi_20140528blog

なんとかバンビの横顔が写ってくれています。首飾りはちょっと確認が
むつかしいですが、右下にはM8とM20のコンビ、右上にはオメガ星雲
が写ってます。もうちょっとカメラを傾けたらわし星雲も写ったのでは・・
とちょっと反省モードです。

カメラは久しぶりにKissX2(SEO-SP3C)を持ち出しました。
Astronomik CLS/CCDフィルタをローパスの前につけての撮影ですが、
この環境だとかなり赤色になってしまう傾向が強いためか、星々が
かなり赤色に偏重していますね。。

そしてこの日最大の失敗といえば、ガイド鏡であるBorg45EDIIを忘れた
こと・・・ これ100mmの5分・6分ノータッチガイドです。

そう思えば、ちゃんと星も丸く写ってくれてますし、四隅もそれほど乱れては
いないようです。(どちらかといえば、ガイドでずれているような形ですね)
コストパフォーマンスのいいレンズだと思いました。
ちなみに、撮影ではF=3.5とちょっと絞ってます。

夏の銀河(詳細編?)を狙うにもちょうどいい焦点距離ですよね。
旅行先にポータブル赤道儀とセットで持参など、活動の幅が広がりそうです。

---
M24 Star cloud

<撮影機材>
Scope: Canon EF 100mm Micro <f=100mm/F=3.5>
Camera: Canon EOS KissX2 SEO-SP3C
Filter: Astronomik CLS/CCD
Mount: SXD2 <no touch guide>
<撮影データ>
Date:May/2014
Exposure: 300sec x 4 + 360sec x 3
ISO:800
Place:Konoyama
<画像処理>
Processed:Stella Image7,Photoshop CS6.

| | | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2014年5月 | トップページ | 2014年7月 »