Summer nebula vol3 < Veil nebula/NGC6992-5 6960>
夏の散光星雲第3弾は、白鳥座にある網状星雲です。
GW後半に神野山に遠征し撮影してきました。
この星雲ですが、NGC6992-5とNGC6960と別れてますがもとは1つ?で数万年前に爆発した超新星残骸のガスが毎秒100kmで広がっているという状況だそうです。
Veil Nebula等だけあって、まさに天女の羽衣?のようですね。
この対象も暗いところでの撮影を狙っていた対象です。
薄明まで時間がない中で、Veilと北ぺりのリベンジを・・と思ってましたが、
撮影にいらしていた、かなたさんに、「今からの時間だったら網一本だねぇ・・・」
と言われて、たっぷり?85分の時間をかけて撮影してみました。
おかげで今までで一番よく写ってくれました。かなたさんアドバイスありがとうございます。
後ろに銀河があって、星がすごく多いエリアですね。この写真でもスターシャープの処理を
掛けて星の量?を減らしてますが、それでも星が主役となるくらい輝いてます。
青と赤のコントラストが本当にきれいです。
画像Upが1M制限なので、サイズを小さくしてアップしたので、拡大すると画像がカクカクになっています。(泣)
撮影データ
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Veil nebula/NGC6992-5 6960
<撮影機材>
Scope: BORG71FLx0.7 Reducer
Camera: Canon EOS Kiss X4 (新改造)
Filter: Astronomik CLS/CCD
Mount: SXD2 autoguided by Advance unit
<撮影データ>
Date:May/2014
Exposure: 450sec x 6 + 600sec x4
ISO:1600
Place:Konoyama
<画像処理>
Processed:Stella Image7,Photoshop CS6.
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5/27
ちょこっと画像処理方法を変更してみました。
手順としては、コンポジット→ダーク処理→なんちゃって?フラット処理
→最初の段階のレベル補正・トーンカーブ補正(輝度マスク)
に加えて、L画像(モノクロ)とRGB画像(コピー)に分けます。
L画像(レベル調整、トーンカーブ調整)、 RGB画像(PhotoShopでの
彩度調整や特定色域の選択による調整)で、再び合成します。
合成はステライメージを使うか、PhotoshopでLabモードに変換して、
L画像をモノクロに置き換えるかですが、今回はステライメージのLRGB
合成を使ってみました。
今回は周りの星が多すぎて賑やかなのでスターシャープもしてます。
アップロードが1MB未満なので拡大すると星が四角に見えるのは
やむを得ないとして、最初の作品より詳細が浮かび上がっているなぁと
いうのが実感です。
まだまだ分からないことが多いのですが、暗い空でいい撮影をすることに
加えて、画像処理が大事だなぁと痛感しています。
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コメント
おはようございます、くろさん、
網状星雲ですね。コダックのリバーサルフィルムで何回か
撮りましたが、色が赤しか出ないんですよね。
ただ真っ赤なだけの網状星雲なってしまいました。
投稿: 山本 | 2014年5月 9日 (金) 09時25分
山本さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
赤色部分は改造カメラであればよく写りますが、青色部分は光害カットフィルターを装着しているとなかなか写りません。
この星雲は赤と青のコントラストが魅力なんですよね~。
投稿: くろ | 2014年5月10日 (土) 01時19分
こんばんは。
網、素晴らしいですね。
私も先日の遠征で撮りたかったですが
しばらくお預けのようで、残念です。
その間、くろさんの網の写真を眺めさせて
頂きます。(笑)
とりあえず、神野山の空でも、ちゃんと撮れば
写る対象なので今シーズン中には納得出来る
カットを撮りたいです。
また、遠征で宜しくお願いいたします。
投稿: 天文中年 | 2014年5月11日 (日) 21時27分
天文中年さん
コメントありがとうございます。
網状星雲は、是非撮りたい夏の天体ですね。
もうちょっと写ってくれていたらと期待していたのですが、青色のところとかは私の使っている光害カットフィルターが通してくれないみたいです。天文中年さんのアミを楽しみにしてます。
投稿: くろ | 2014年5月12日 (月) 18時56分