Mars in Oppositon /4月9日に衝を迎えた火星
4/9に火星は衝を迎えました。
もやっとした春霞の空は、シーイングがよく惑星撮影には向くらしい?と
星ナビ5月号に書いてあったので、それならば今日かな!ということで火星をねらいました。
セオリー通りシーイングがよく、火星の表面の模様がカメラのライブビューでみていても観察することができます。
これまで火星の自転のめぐりあわせが悪く、見ることができなかった「大シチルス」が真ん中に来ています。
大シルチス~キンメリア人の海や極冠がわかりますね。
それにしてもこのネーミング誰が考えたのでしょうか? 火星の地形にはサバ人の湾やオーロラ湾など興味深い名前が付けらえています。
比較的安定した画像だったので、5000枚もスタックしてみました。
多ければいいのかどうか?ちょっと疑問ですが、Autstakkertだとファイルサイズを気にしなくていいですから。。
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Mars(火星)
<撮影機材>
Scope: Edge HD 800 ,
Tele Vue Powermates 2.5x
Camera: Canon EOS Kiss X4 (新改造)
Filter: None
Mount: SXD2 autoguided by Advance unit
<撮影データ>
Dates:9/4/2014 120sec
Exposure: 640x480 crop mode, 1/60 fps,
ISO:200
<画像処理>
5000 frames stacked
AutoStakkert2+RegiStaxs6+PhotoShopCS6+StellaImage7
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コメント
こんばんは、くろさん、
昨日が火星の衝でしたか。それは全然知りませんでした。
火星も望遠鏡では暫く見てません。
昔のボーグ125EDがあるんですが、それで見る惑星は
それ程悪くはないんです。
投稿: 山本 | 2014年4月10日 (木) 19時37分
山本さん
こんにちは。くろです。
BORG125EDなんて、あこがれの望遠鏡です。いいなぁ。
最接近は4/14なのでぜひご覧ください。
デジカメ動画でも、火星の表面も映りますので!
投稿: くろ | 2014年4月11日 (金) 07時56分
火星、素晴らしいですね。
今夜あたり、チャレンジしてみようかしらと
思っています。
マンションではこちらの方向は極軸が
合わせられませんので、オートガイドしようかと思っています。(汗)
投稿: 天文中年 | 2014年4月11日 (金) 12時34分
天文中年さん
コメントありがとうございます。
マンションからだと北極星が見えるということは火星は映らないということですよね(笑)
気流の乱れが心配ですが、お手軽さも捨てがたいですね。
惑星にオートガイドは贅沢のような気が・・。
昨日はわたしも木星を狙ってましたが、シーイングは残念でした。。
投稿: くろ | 2014年4月12日 (土) 11時29分
相変わらず、デジタル一眼でここまで写るのかと驚かされますね。
そして、機材やソフトの力もさることながら、
最後はやっぱりシーイングが一番大きな影響を
与えるのだよなとつくづく…
> スタック枚数
普通のコンポジットと同じで、基本的には多ければ多いほど
S/N比が上がって強い画像処理に耐えられるようになります。
木星の場合、自転速度が速いので極端に枚数を増やすのは
あまり得策ではないですが、火星ならある程度増やしても
大丈夫じゃないでしょうか。
もっとも、たとえ1万枚スタックしたとしても、ノイズレベルは
2500枚スタックした場合の1/2にしかなりませんから、
むやみにコマ数を増やしても効率はあまりよくないですね。
(コンポジットなどではノイズレベルは枚数の平方根に反比例します)
投稿: HIROPON | 2014年4月13日 (日) 21時36分
Hiroponさん
コメントありがとうございます。
そしていつも適切な説明ありがとうございます。なるほどノイズは枚数のルートに反比例なんですね。それなら綺麗な画像を厳選した方が良さそうですね。
ご指摘の通り、惑星はシーイングが命なので、逆に何度もトライする方がいい写真が撮れるということになりますでしょうか?
今日は最接近&天気は良さそうなので、火星を狙う方が多そうですね。
投稿: くろ | 2014年4月14日 (月) 19時16分
くろさん宛の私信です。
MMとFirecaptureの件、取れそうな対応策を拙ブログのコメントの方にいくつか挙げてみました。うまく解決してくれるとよいのですけど…。
投稿: HIROPON | 2014年4月15日 (火) 01時32分