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2014年4月

2014年4月30日 (水)

春の銀河に憧れて 11(Markarian's Chain of Galaxies in Virgo)

ことしのGW前半はお天気が悪いとのことで、金曜日に神野山に出撃してきました。
定時ピンポンダッシュをしたものの結局到着したのは21:30でした。
大丈夫!撮りたい対象はただいま南中です。
天文中年さん、たらちゃんさん、かなたさん、ぐっちさん・・とすでに神野山星見隊?
の方々は絶賛撮影中でした~。
先月からなかなか晴れてくれない中で、皆さん待ちに待った新月期の晴れです。

この日はCelestronではなく、BorgのFL71<400mm>を持参して、撮影もすっかり夏モード(?)です。

春の銀河最終版として、おとめ座にあるマルカリアンの鎖を狙いました。

Markarian_chain_20140426b

準備不足もあって、構図がイメージできません。
現地ではすでにたらちゃんさんが同じ対象をFSQ-85EDで狙って
いらっしゃったので、構図の相談をしました。

チェーン中央部はちゃんと入ってますが、あれれ・・M87が半分しか写ってない。。。
432mmは微妙な焦点距離ですね。300mm位のほうがいいのか。
結構時間をかけたつもりですが、フィルターありのF6.1だとこんなものなのでしょうか?

そらは明らかに明るくて、春霞の影響かこれまでの中で一番星が見えていない印象でした。

まあ記念撮影ということで、これで春の銀河シリーズはいったん終了して
次は夏の散光星雲を狙っていきたいと思います。

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2014年4月21日 (月)

春の銀河に憧れて⑩(M101 / Pinwheel Galaxy retry)

天気の良くない新月期を過ごしてきたためか、種類が増えないままそろそろ春の銀河団のシーズンも終わりに近づいてきました。

なかなか長焦点距離ではガイドも安定しないため、レデューサをつけて回転花火銀河に再度チャレンジしたものをようやく画像処理しました。

M101_20140407_5blog_2

というものの、ガイドはズレてる&撮影時間は不十分な状態・・で終わってしまい、前回のリベンジとはなりませんでした。
あとフラットファイルも時間がなくて撮影できず・・・。
EdgeHD800の専用フラットナーは、直焦点距離の場合より周辺減光が顕著になります。
そもそもEdgeHD自体がすでに補正されているからなのかと思います。

強調しないと回転花火の全容が浮き出ないので、若干無理目の処理をしています。
もっと銀河の詳細な模様を映し出すためには倍以上の露出時間が必要ですね。

この対象はやはり淡いですね。3月に撮影したNGC4565のほうが、メリハリがあって
撮影しやすい感じがします。それでも輪切りをした銀河の模様は、見ていて楽しいし大好きな銀河の1つです。

さて次の新月記には、最後の銀河としてマルカリアンチェーンを狙う予定です。
GWはちょこちょこ予定が入っているので、1~2回のチャンスにいい条件で撮影できますように。。

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M101 Pinwheel Galaxy

<撮影機材>
Scope: Celestron EDGE HD 800x0.7 reducer Camera: Canon EOS Kiss X4 (新改造)
Filter: None
Mount: SXD2 autoguided by Advance unit
<撮影データ>
Date:April/2014
Exposure: 300sec x5
ISO:3200
Place:Konoyama
<画像処理>
Processed:Flat aid, Stella Image7,Photoshop CS5 ext.

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2014年4月10日 (木)

Mars in Oppositon /4月9日に衝を迎えた火星

4/9に火星は衝を迎えました。

もやっとした春霞の空は、シーイングがよく惑星撮影には向くらしい?と
星ナビ5月号に書いてあったので、それならば今日かな!ということで火星をねらいました。

セオリー通りシーイングがよく、火星の表面の模様がカメラのライブビューでみていても観察することができます。

Mars20140409newsit

これまで火星の自転のめぐりあわせが悪く、見ることができなかった「大シチルス」が真ん中に来ています。
大シルチス~キンメリア人の海や極冠がわかりますね。
それにしてもこのネーミング誰が考えたのでしょうか? 火星の地形にはサバ人の湾やオーロラ湾など興味深い名前が付けらえています。

比較的安定した画像だったので、5000枚もスタックしてみました。
多ければいいのかどうか?ちょっと疑問ですが、Autstakkertだとファイルサイズを気にしなくていいですから。。

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Mars(火星)
<撮影機材>
Scope: Edge HD 800 ,
        Tele Vue Powermates 2.5x
Camera: Canon EOS Kiss X4 (新改造)
Filter: None
Mount: SXD2 autoguided by Advance unit
<撮影データ>
Dates:9/4/2014 120sec
Exposure:  640x480 crop mode, 1/60 fps,
ISO:200

<画像処理>
5000 frames stacked
AutoStakkert2+RegiStaxs6+PhotoShopCS6+StellaImage7

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2014年4月 8日 (火)

土星(Satern by EOS)もデジカメ撮影

最接近中の火星に続いて、輪が開いてらしくなってきた土星です。
最近は、EOSのクロップ撮影にはまっていて、Tele vueのPowermateをゲットしてからはそれなりのサイズで惑星を捉えることができて楽しみもふえてます。
土星は現在天秤座にあって、低空かつ夜半以降にならないと高度が上がらず、なかなかいい条件で撮影するのがむつかしいですね。
今回は風が強いながらも透明度のいい夜にようやく撮影することができました。

Saturn20140408pssi

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Satern(土星)
<撮影機材>
Scope: Edge HD 800

,
        Tele Vue Powermates 2.5x
Camera: Canon EOS Kiss X4 (新改造)
Filter: None
Mount: SXD2 autoguided by Advance unit
<撮影データ>
Dates:6/4/2014 90sec
Exposure:  640x480 crop mode, 1/60 fps,
ISO:1600

<画像処理>
2500 frames stacked
AutoStakkert2+RegiStaxs6+PhotoShopCS6+StellaImage7

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風の影響で動画の中の土星は弾んでましたが、Autostakkert2!のおかげで綺麗にスタックでき、なんとか土星らしい姿を創り出せる?ことができました。もう少しシャープな画像が撮れたらと思いますが、これまではプニプニの土星しか撮れてなかったので、デジカメの作品としては満足してます。

惑星はやはり条件によってかなり結果が違いますね。撮影時間は5分あれば十分なのでしょうが。。
星雲や銀河と比べても結果は、顕著に状態に依存するので、何度も撮りたくなる気持ちがわかります。
せっかくのシュミカセをもう少し活用していきたいです。

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