EOSクロップ撮影で捉えた春の4惑星
うちのベランダからは、東の空が見えるので、時々望遠鏡を出して星を見たり、撮影をすることがあります。
といっても、目の前には街灯がありますので、月や惑星、明け方の彗星くらいがターゲットです。
惑星撮影はシーイングのいい南中前後が狙い目なのでしょうが、ベランダの上にはひさしがついていて、高度が30度を超えるとしやから消えてしまいます。
EOSのKISS x4には、クロップ撮影機能がついていて、センサー中心部で約7倍での撮影ができるようです。2000mmのEDGE HD800に直焦点でつけると、14000mm相当⁇になります。
今回はこの環境で撮影しました。
金星
マイナス4.3等星と最高光度で夜明け前の空に輝いてます。
薄明直前でも高度は20度と低く、アイピースをつけて覗いても、三日月がギラギラと揺れているように見えます。
視直径は木星と同じくらいですね。地球に近づいているためでしょうか。
明るいのでクロッブモードの1/60のシャッタースピードだと普通スタックすると露出オーバーですね。
三日月の様子が写ればOKということでしょうか。
火星
4月には小接近するとのことですが、やはり見た目も小さいですね。なんかトウモロコシの粒みたいです。(笑)
高度が30度くらいで撮影をしたので、表面の模様が捉えられませんでした。南中時に撮影すればもう少しマシなのでしょうか?
木星
1月に衝を迎えて観測の好機です。
タイミングをみはからえば、大赤斑やガリレオ衛星の様子なども捉えられるはずです。
ベランダからはすでに見えないので、この写真は2/22に神野山で撮影しました。初めて?安定したシーイングで撮影ができました。この撮影機材と環境なら、このあたりが限界?なのでしょう。もうちょっとシャープな画像をとって見たいのですが、、
いまは、EOSで撮影したmovファイルをQTコンバーターで無圧縮のaviファイルに変換Resistax6でスタックをしてるのですが、なぜか2G以上はエラーで取り込めません。パソコンのメモリもまだ空いているようなので使い方が悪いのかもしれませんね。
土星
惑星といえば、やっぱり土星ですよね。2014年は環も開いていい感じで観察ができます。
去年の後半は太陽に隠れていて観察ができませんでしたが、今は火星の後を追うようにさそり座にいます。
火星接近の頃にいい条件で撮影してカッシーニの隙間がもっとクリアに見えればと思います。
惑星撮影、画像処理も奥深いですね。
動画での撮影に始めてトライしましたが、楽しむことができました。
次はもっといい写真を撮りたいです。
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