« 魔女の横顔星雲も撮ってみた・・ | トップページ | 春の銀河に憧れて ①(M106) »

2014年1月20日 (月)

光害地なら惑星状星雲を狙え!?

あっという間に1月も半ばを過ぎました。
今年のファーストショットは自宅からの惑星状星雲です。



条件が良くても3等星がようやく見える環境では、冬の赤いモノ(散光星雲)や春の銀河たちはねらっても、なかなか写ってはくれません。
そこで、明るくて光害の影響があっても写ってくれるような惑星状星雲を撮影しました。



冬の代表といえば、ふたご座にあるエスキモー星雲です。
そして春の代表のおおぐま座にあるフクロウ星雲を狙います。



celestronのEDGE HD800を現在の親子亀方式で8分以上のオートガイドをするのは初めてとあって、このあたりの精度も確かめたくてトライしました。



<NGC2392 / Eskimo Nebula  エスキモー星雲 (中央部をトリミング)>



Ngc2392_eskimo_nebula_20140110_b




<M97 OWL nebula/ フクロウ星雲>



M97_20140110b




結果としては少しずつガイドは流れ、8分を超える露光を行ったフクロウ星雲ではかなり目立ちました。
搭載の方法に問題があるのか? ガイド鏡の距離が足りないのか? アナログのオートガイドではこのあたりが限界なのか・・



それにしても、どちらの対象もピント合わせが難しいです。
エスキモー星雲は、トリミングをしていますがかなり小さな対象です。
シーイングが良くないと鮮明な姿は見れなさそうですね。



さて、2000mm超えの撮影に一抹の不安を残した夜でした。

| |

« 魔女の横顔星雲も撮ってみた・・ | トップページ | 春の銀河に憧れて ①(M106) »

コメント

こんにちは。

私も狙うなら惑星状星雲か輝度の明るい系外星雲かと思っています。

ピンとは何で合わせていらっしゃいますか?一目瞭然は今流行りのバーチノフマスクです。私はRC250のは植木鉢の皿を縁にしてサイトから取り出したマスクの方を使ってケント紙に穴あけしました。自作が難しければ、オクで安価で出ていますよ。

ガイドについては、経験上、親亀子亀にしても完璧に動かないようにしないと失敗します。また、接眼部をしっかり固定することも重要です。私はいろいろ経験して今ではすべてオフアキです。

投稿: ryojin | 2014年1月20日 (月) 16時10分

ryojinさん
コメントありがとうございます。
ピント合わせは一応ご指摘のヤフオクでバーチノフマスクを買って使用しておりますが、デジカメ(EOS)本体のライブビューだといまひとつ見えにくいのと、EDGE HDの標準のピント合わせはかなり甘い?のと、途中途中でピントチェックを怠ってしまうのと・・・3重苦でなかなかうまく絞れません。やっぱりピント合わせは大事ですね。
そしてオートガイドはやはりオフアキですか。。。
現在はアナログのCCDカメラ接続&Vixenのアドバンスドユニット使用のため、近くに明るい星を見つけることが困難で断念しておりました。やっぱりパソコンを導入しないといい写真が撮れなさそうですね。。。
いろいろと勉強になります。ありがとうございます。

投稿: くろ | 2014年1月21日 (火) 01時28分

こんばんは。もう古いかな?富田式ロックとかを使うとか?あと、どっちに流れたかを確認すると、どこが弱いかを見つけ出せるかもしれませんよ。

投稿: ryojin | 2014年1月21日 (火) 18時53分

こんばんわ。ガイド鏡ガイドでの2000mm、やはり苦労されているようで。でも、光害地だとオフアキでは適当な星が見つからない可能性も高いので、なんとかねじ伏せたいところですよね。

ウチの方では現在、撮影鏡やガイド鏡を固定するレールをすべて幅広のCGE規格(Losmandy規格)に置き換え、アリミゾもダブルロック式の大型のものにしようかと考えているところです。ウチのシステムの場合、プレートホルダーSXが弱点になっているのは明らかなので…。追加投資が結構かかりそうなのが頭の痛いところですが。

収納や設営の問題を無視すれば、アリガタ・アリミゾを全て排して、ボルトと鏡筒バンドでガチガチに固めてしまえばいいんでしょうけど、さすがに…ねぇ(^^;

> ピント合わせ
「バーティノフマスク+ライブビュー」だと、像がかなり暗くなるのでけっこうしんどそうですね。手間はかかりますが、ピントノブをちょっと動かしては撮影し、マスクの回折像をチェック…というのを繰り返しながら合わせていった方が、結果的には精度よく合わせられるかもしれません。

あとは、ミラークラッチの締め忘れに注意…ですかね。私も時々忘れます(^^;


私の場合、PCを持ち出しているので、EOS Utilityでカメラのライブビュー映像を表示させた上で、以下で公開されている「ピントエイド」を利用しています。
http://figomura.ddo.jp/shinyadoraku/

バーティノフマスクを使わなくても結構な精度で追い込める上、さらにバーティノフマスクでのピント合わせにも対応していて、なかなか便利です。

投稿: HIROPON | 2014年1月21日 (火) 19時52分

ryojinさん

返信ありがとうございます。
富田式ロックは名前だけ聞いたことがあります。
EDGE HDには、ミラークランチが付いていてロックができるようですが、ちゃんと閉めてなかったような気もします。(≧∇≦)

あと流れる方向ですが、傾向はあるように思えますが、原因分析のスキルがないのでもっと勉強しなきゃと思ってるところでした〜。

投稿: くろ | 2014年1月22日 (水) 18時50分

HIROPONさん

いつもブログを拝見してます。
詳細かつ的確なアドバイスありがとうございます。

ご指摘の通り標準のレールはVIXEN仕様ですし、重くなるほど危なっかしい感じがします。こないだもネジが緩んで滑る事象があり、肝を冷やしました。鏡筒上部には大きなドブテールバーを付けていてこれまた重たいんですよね〜。
もし親子カメで軽量化するならファインダーのところにCCDカメラがつけられるガイド鏡をつけるしかないかと思ってます。
オフアキで使うカメラの精度と禁断のパソコン制御も検討してます。

あとご指摘のCanonユーティリティとピンたんさんのツール組み合わせは最強ですね。backyardEOSもトライアルでDLしましたが、和製の連合軍が良さそうです。次からはタブレットPCを持参しようと思ってます。

追伸。Canonユーティリティが、ネットワークドライブに対応してなくて、インストールできずに大騒ぎしてましたが、サポートに連絡してなんとかなりました。

投稿: くろ | 2014年1月22日 (水) 19時03分

くろさん、こんばんわ。

> こないだもネジが緩んで滑る事象があり、肝を冷やしました。

これはこちらも全く同じ経験をしました。設置時にしっかり締めたはずなのに、撤収時には微妙に緩んでることがあるんですよね…orz


> もし親子カメで軽量化するならファインダーのところにCCDカメラがつけられるガイド鏡をつけるしかないかと思ってます。

あるいは、ガイド鏡を撮影鏡の下にアリガタを利用してぶら下げる、いわゆる「コバンザメ方式」ですかね。これだとモーメントが減る上に、前後バランスも取りやすくなって一石二鳥です。

このページ↓の上から3番目の写真参照
http://ryutao.main.jp/tips_howto9.html

ミニボーグ45EDIIくらいの大きさなら、ぶら下げられそうですが…どんなもんでしょう?

投稿: HIROPON | 2014年1月22日 (水) 21時31分

HIROPONさん

こんばんは。
そうなんですね。やっぱり赤道儀の接続はあのネジだと心配ですよね。

コバンザメ方式とは・・思いつきませんでした。最初からこれでも良かったような気がしてきました・・。色々やって失敗して行き着くところに行き着きそうですが。。

投稿: くろ | 2014年1月23日 (木) 01時20分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 光害地なら惑星状星雲を狙え!?:

« 魔女の横顔星雲も撮ってみた・・ | トップページ | 春の銀河に憧れて ①(M106) »