Celestron Edge HD 800 ファーストライトby Off-Axis Guide 【M33 galaxy】
Celestron Edge HD 800 のファーストライトです。
現在オートガイドは、VixenのSXD2とStarbookTEN+アドバンスドユニットの組み合わせで、
かつガイド用のCCDはWatecの902という協栄産業(大阪)さんおすすめの構成を使用
しています。(かの有名な吉田隆行さんがレビューされています)
通常は、BORGのFL71や45EDなどで撮影しているので十分この構成で
ガイドの精度を保てるのですが、今回は焦点距離2000mm超えかつ、F10で
Off-Axisという、かなり無謀なトライになりました。
1.CCDカメラ(ガイド側)のピント合わせ
最初にCCDカメラでガイド星を探すのですが、ピント合わせに四苦八苦
しました。まずは明るい星(こと座のベガ)を探して、ピントを合わせます。
2.目的の天体を導入
スターブックを使って対象を導入します。もちろん眼視は見えないので、
ISO6400とかにして、試し撮りして構図を確認します。
3.ガイド星探し
周りにあるガイド星をCelestronのOff-Axisの仕組みは、プリズムがついたリングが、
360度回りガイド星を探すようです。
ですが回してみても一体どのようにどの視野が写っているのかが、わからなくて、
なかなか星が見つかりません。多分8等星くらいまでなら
それでも少しずつ動かしながら見つけます。残念ながら最初に決めた構図から
ずれてしまいます。
4.ガイド星のカリブレーション
暗~いガイド星をなんとか見つけてたら、ガイド状況のカリブレーションです。
明るい星の場合だとじっくりとカリブレーションをしているアドバンスドユニット
ですが、なぜか暗い星なのに早々に「カリブレーション終了!」と表示され
「ほんまかなぁ~」と疑いたくなります。
本当になんとかガイド星を追尾してくれているようですので、撮影を開始します。
5.オートガイド中(撮影)
あまりにも暗いガイド星だと、ガイド中断になったり、ガイド中に薄雲がながれることも
ありましたが、概ねオートガイドできていたようです。
今回の結論・・・
EdgeHD800、アドバンスドユニット、Watecという込みあわせでもなんとかOff-Axisでの
オートガイドに成功し、無事M33を撮影ができました。
残念な構図なのですが、途中で気づいても簡単に変更できないという状況であり構図の変更をやめてしまいました。
感想
@やはり、F10は暗い。ISOをあげて露出も長めにしないと。。
@うちの装備でoffAxisでのガイドをするにはかなり限定的。ガイド星探しが結構大変です。
@でもさすが2000mm。200mmや400mmでは写らない詳細な部分が姿を現します。
トリミング拡大とは違いますね。
@大切なことが抜けていますが、Edge HD800のファーストライトとしては、やはりシュミカセで写真撮影を意識している・・というだけあって4すみはかなりシャープに写っています。
期待が持てそうな鏡筒ですね。
撮影データ
Triangulum Galaxy / M33 さんかく座の銀河
<撮影機材>
Scope: Edge HD 800 <f2000mm/F10>
Camera: Canon EOS Kiss X4 (新改造)
Filter: なし
Mount: SXD2 autoguided by Advance unit
Autoguide:AdvancedUnitにて実施
<撮影データ>
Dates:2013/10
Exposure: 600*2+480*2+360*4+240 sec
ISO:1600
Place:神野山
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