2019年5月 5日 (日)

ASI183MM Proで撮る春の銀河

春といえば、銀河シーズンですね。
今年はASI183MM Proという新兵器で、銀河のアップ写真を撮りたいと
思っていました。

そんな折に、EHTのブラックホール撮影成功のニュースが飛び込んできましたので
M87を記念撮影しました。

【M87とおとめ座A 祝 ブラックホール撮影成功】

 

M87-240sec-x-11-triming_2

 

 

 

中心部から右斜め上に噴き出しているのが、おとめ座Aのジェット部分のようです。
露光時間を短くしたものの方がわかりやすそうです。

 

M87-jetjpg_1

あまり特徴のない楕円銀河で、マルカリアンチェーンの外れにあるということもあり
メシエ天体撮影マラソンをしていた時以来の撮影となりました。

 

5500万年光年先の事象を見事にとらえたEHTの快挙に感動です。

---
Title:M87
Optics:GSO8RC x 2inch flatter(f=1600mm/F=8)
Camera:Canon 6D SEO-SP4 triming
Mount:Vixen AXJ miniBorg50 QHY5ii-L
Exposure:ISO5000 240sec x 11 , 30sec x 8
Date:2019/4/12 @Yoshino

 

 

【M64 黒目銀河】

 

M64-2x-drizzle-180sec-x-16-2_1

この対象は、幾度となく撮影をしましたが・・
なかなか詳細の銀河の模様を出すのはむつかしいですね。
EDGEでの撮影はガイドはオフアキとなりますが、センサーサイズが広いStarlightの
Ultra Starは別システム使っていたため、Watec910Hのアナログオフアキに久しぶりに
トライしました。
結果はまずまずのガイド精度であったみたいで、よかったです。


Title:M64
Optics:Edge HD 800 (f=2000mm/F=10)
Camera:Canon 6D HKIR triming
Mount:SXD2
Guide:OffAxis Guider / Watec910HX / Advanced Unit
Exposure:180sec x 16 ISO6400
Date:2019/3/8 @Konoyama


---

先週アップしたM78でLRGBを組み合わせる画像処理がなかなかうまく
行かなかったこともあり、こんなパターンで撮影をしてみました。


1.銀河のRGB情報と星部分 → Canon EOS6D
2.銀河の詳細なL画像、Ha成分 → ASI183MM Pro


というパターンで、M65を撮影しました。


【M65 しし座のトリオ銀河の1つ】

 

M65-3xdrizzle-300sec-x-25-l360sec-x-22

 

安定の?神野山で撮ったASI183のL画像を使い、先日吉野で撮影した
デジカメ画像を重ねたものです。
露光時間は、合わせて4時間弱となります。

デジカメだけで撮るよりは、銀河の詳細部分が見えているような気もします・・。
ただこの銀河あまり色がないのが残念ですね。

お隣の不規則銀河(M66)にすればよかったのかもですが、オフアキで
ガイド星が見当たらなかったので、こちらに変えました。


---
Title:M65
Optics:GSO8RC x 2inch flatter(f=1600mm/F=8)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain111/ -10d
Mount:Vixen AXJ
Exposure:L 360sec x 22 Astrodon Tru-Balance
Date:2019/3/16 @Konoyama

Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEOSP4 3 x Drizzle
Exposure:ISO4000 300sec x 20
AutoGuide:Starlight Xpress AO
Mount:Vixen AXJ
Date:2019/4/6 @Yoshino


さて、GWは星撮りに何度か行くことになりましたので、また画像をアップ
していきたいです。

 

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2019年4月21日 (日)

ASI183MM Pro所感 アンプノイズ対策など

3か月ぶりの更新です。

撮影に行っていなかったわけではないのですが・・・

昨年末に最近流行りのCMOS冷却であるASI183MM Proを購入し、いくつか
新しい画角での撮影にトライしておりました。

Img_4127

 

 

Img_4128

 

FWも同時購入し、QHY9で使用していたAstrodon E SeriseのLRGBフィルターを転用し、
勢いでNarrowBandのフィルター(Ha,O3,S3)を散財しました。

ZWOのCMOSとFWの組み合わせでは、電源の線とUSB3.0の2本をPCにつなぎ、CMOSカメラと
FWはコンパクトなUSBで接続するというシンプルさ。。

QHY9では、何本もの線が必要でとても面倒でしたので驚くばかりです。
制御はNOBさんのおすすめだった、AstroPhotography Toolを使用。
初めて使いましたが、とても使いやすいです。様々な機能があるようですが
使いきれていません。。。

そして一番驚いたのは、撮影してからの転送&次への撮影時間の短さです。
DDR3バッファメモリ内蔵 !万歳!!という感じです。
QHY9でBIASをとるのも1枚1分くらいかかってましたが、サクサクと撮影・保存
できます。APTも使いやすくて、Dark、Flat撮影が本当に楽になりました。

そして様々な望遠鏡との接続を楽にするためにEOSマウントで接続します。
スケアリングがやや微妙な感じですが。。そこはあまり気にしないことで(笑)

 

【IC405】

Ic405-lrgb-asi183

 

最初の対象は、ぎょしゃ座の勾玉星雲中心部であるIC405です。
ピント合わせなどは、QHY9と同様にやはりむつかしいです。
感度は高いのですが、強調していくと星がぼてっと膨らみがちです。
画像処理のプロセスを見直したほうがいいのかなぁ。。

Title:IC405
Optics:GSO8RC x CCD67 Reducer (f=1073mm/F=5.36)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain111/ -20d
Mount:Vixen AXJ
Exposure:L 240sec x 20 R/G/B 240sec x 4 Astrodon Tru-Balance
Date:2018/12/15 @Iuchi

 

 

【M78付近】

M78-l-240secx40-rgb240secx6


FSQ&Flattnerで撮影したM78付近です。

1inch 450mmで画角的にはちょうどいいですね。

それなりに露光時間をかけたつもりでしたが。。なぜか背景は荒れ荒れです。
うーん。なぜかなぁ。


Title:M78
Optics:Takahashi FSQ-85ED x Flattner 1.01(f=455mm/F=5.4)
Camera:ASI183 Pro 1x1 bin /Gain111/ 2d
Mount:Vixen AXJ
Exposure:L 240sec x 24 R/G/B 240sec x 6 Astrodon Tru-Balance
Date:2019/2/3@Oashi

 

ところで、ASI183ですが、アンプノイズがかなり強く出るようです。
SteraImageやDSSでのダーク減算ではなぜかうまく取り切れませんでした。

 

【ASI183MM Proのアンプノイズ】

Dark-master-bin1x1-10c-180-seconds-x-6-g

これで、180秒 -10度冷却、1x1bin 8枚をコンポジットしたものです。
結構強いですね。

すでにASI183MM Proをお使いだった、まーちゃるさんやKIRIさんにも相談しながら
いろいろとトライ。。
BIASを1024枚撮影してみたり。

結局はBIASを使わず、Dark減算のみCCDStackを使うことできれいにノイズが
消えてくれました。

ただし、そのあとのStack処理はうまくいったり行かなかったり。ということで
StackはSteraImageやDSSを使ったりしています。
1つのツールで完璧にできれば便利なのですが。

ということで、新しいCMOSカメラでもいろんな対象を狙っていきたいです。

 

 

 

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2019年1月26日 (土)

4か月ぶり?

すっかりBlogの更新が滞っておりました。
2か月くらいかなぁと思って久しぶりに見たら、なんと4か月以上放置・・・
その間も撮影には行ってましたが、天候は微妙な日も多く、画像処理も
あまり進まない状況でした。
さて何から書こうかという感じですが、、


【らせん星雲に挑戦】


1つめのトピックとしては、どうしてもしっかり取りたかった憧れのらせん星雲を
3夜にわたって撮影したことです。
GSO8RCで
 フラットナー+フルサイズデジカメ(好感度)
 レデューサ+冷却CCD(フォーサーズ)
  L + Ha+O3


で撮影し合成しています。合計3夜で6時間露光です。

【NGC7293】

  

Ngc7293_dslr_hao3b_2

HaやO3の露光時間が短く、荒れ気味ですが・・
やはりデジカメで撮るよりは惑星状星雲の細かな模様が見えています。
合成の方法ですが、まずはデジカメで通常の処理をします。
一方でHaとO3はAOO合成します。輝度はLとHaを(1:3)でブレンドして
使いました。


撮影データ
---
Optics:GSO8RC x CCD67 Reducer (f=1073mm/F=5.36)
Camera:QHY9s 2x2 bin Gain13 Offset 130 
Exposure:Ha 360sec x16     O3 360sec x 9
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Date:2018/7/21 @Takashima

Optics:GSO8RC x CCD67 Reducer (f=1073mm/F=5.36)
Camera:QHY9s 2x2 bin Gain13 Offset 130 
Exposure:L 450sec x15
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Date:2018/8/17 @Kohnoyama

Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEOSP4 2 x Drizzle
Exposure:ISO4000 300sec x 20
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Date:2018/8/18 @Gomadan siteC


さてもう一つのテーマは、モノクロCCDによるによる銀河撮影です。

銀河の解像はデジカメよりもCCDがよくなると思っています。
M33はこれまで1000mm声で撮っていましたが、今回はε130Dと
QHY9で狙いました。

【M33】

   

M33_qhy9_ep130

LRGBに加えて、Haも撮影し銀河の赤いプチプチの部分も撮影できてお気に入りの1枚になりました。やはりεはシャープですね。 星ナビ(12月号?)に掲載をいただけました。



撮影データ
---
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:QHY9s Gain13 Offset 130 
Exposure:L 300sec x14 , 180sec x 4 / RGB 180sec x 4 2x2bin / Ha 180sec x 12 2x2bin
Mount:Vixen AXJ
Date:2018/9/16 @Susami


ということで、撮った作品を引き続き掲載していきます。
今年もよろしくお願いします。

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2018年9月 9日 (日)

台風やら地震やら大変なことに

先日の台風21号は、地元でも爪痕を残していきました。
地域によってはいまだ停電が解消できていないことろも・・
そして、北海道の地震、週末は大雨とほんと、天変地異場続きますね。
皆様の安全、被災された方の一日も早い回復を祈念しております。
そんな中で、秋雨前線が日本列島を覆っており、もうこれ以上雨を降らさないで
という状況が続いております。
うちは幸い被害はほぼなかったのですが・・
そして、9月の新月期は撮影どころではないですね。
気づけば、今年の夏は天気に恵まれず、すっきり晴れた日の撮影とかほとんど
なかったです。
このまま秋雨、そして冬となれば、すぐれない天候と天文写真屋さんとしても、
なんか滅入りますね。
数少ない晴れ間を縫って撮影した作品をアップします。

【白鳥座 全域】

Cgy_sigma85_b
6月半ばの撮影です(汗)

白鳥座が昇るとともに撮影を開始しました。2フレームモザイクです。
湿度100%のなか撮影していて、気づけば、レンズが曇って・・
一応ヒーターを巻いてましたが、残念な状態になっていました。
いくつかのコマはコンポジットできませんでしたが、何とか作品にしあげました。
大きな画像はこちら

--
撮影データ
Title:Cyg
Optics:Sigma 85mm Art(F=2.5)
Camera:Nikon D810A
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO1600 West 120sec x 32  East 120sec x 29
2 field mozaic
Date:20178/6/16 @Kutsuki



【クレセント星雲 NGC6888】

Ngc6888_rgb_hao3b



デジカメのRGBに、冷却CCDのHa、O3をブレンドして仕上げました。
ナローでの撮影のピントがずれていたようで、せっかくのシャープな画像を
撮ることができませんでした。
最近よくやるパターンですが、写野全体や星の色はデジカメ、星雲の
淡いうねりはCCDをつかって合成することが増えてきています。
それぞれの特徴をいかしたハイブリッド型がにわかに?流行っているのかなぁと
思います。

       合成がどんなところまでできるか? 試してみたいです。

そしてナローもできる限り長い時間で撮影したいですね。

大きな画像はこちら 


--
撮影データ

Title:NGC6888

Optics:GSO8RC x CCD67 Reducer (f=1073mm/F=5.36)
Camera:QHY9s 1x1 bin Gain13 Offset 130 
Exposure:Ha 600sec x10     O3 600sec x 13
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Date:2018/7/21 @Takashima

Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR
2 x Drizzle
Exposure:ISO3200 300sec x 26
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Date:2018/7/15 @Ohashi

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2018年9月 2日 (日)

2か月ぶりの更新!?

もう9月となり、2か月ぶりの更新です。
この7月、8月は何度か遠征に行くものの、本当にすっきりと晴れた日は
なかったような気がします。
本当に一瞬の晴れ間?を狙って、遠くまで遠征をしてました。
ブログを更新する暇はあったはずですが・・ついつい疎遠に。。
2か月ぶりということもあり、ご報告もかねて
4月、5月に撮影した対象で、星ナビ、天文ガイドに掲載していただいたものが
いくつかあったので紹介します。

まずはGWの大台ケ原にて・・・


【さそり座~へびつかい座】


Sco_to_oph_2


大きな画像はこちら

夜明け前に上ってくるさそり座をSigma85mmで2フレームモザイクしました。
以前は4コマモザイクをしてファイルが重すぎて動きませんでした(笑)
へびつかい座の大きな淡い散光星雲であるSh2-27は、これまでも何度か85mmでトライしましたが、さすが大台ケ原の空だけあってしっかり写ってくれました。

こちらは天文ガイド8月号に掲載いただきました。

---
Title:zeta OPH to SCO
Optics:Sigma 85mm Art(F=2.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO2500 150sec x25(North) 150sec x 26(South)
Mount:Vixen SXD2
Date:2018/4/20@Ohdaigahara

続いて、BabyQでも同時にさそりの頭を狙ってました。



【IC4592 vs IC4604】

Ic4592_vs_ic4604_b

大きな画像はこちら

これも南北のモザイクです。
赤い星雲が多いこの領域で、青く輝いているのがこのIC4592 と IC4604です。
青い馬 対 青い炎でしょうか。。

この領域を328mmで写すとなると85mmとは違ってかなりの枚数が必要に
なりますね。 実は別の日にこの領域の東側(アンタレス付近)も南北で撮影しましたが、
全体で6枚または9枚モザイクをとりたくて・・
今年の夏は間に合わなかったので、まさにまた来年という感じですね。

こちらは天文ガイド8月号に掲載いただきました。

--

Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Canon6D HKIR
Exposure: ISO3200  180sec x 27 (north) 180sec x 29(South)
Mount:Vixen AXJ
Guide:Borg71FL /Watec910H /Advanced Unit
Date:2018/4/20@Ohdaigahara
最後は長焦点での作品。
月夜のナローと、晴れた日のデジカメを組み合わせた作品です。
自宅や近郊の光害地、そしてわれらが神野山で撮影した、ある意味奇跡の作品です。


【M27 AOO デジカメ】

M27_rgb_aoo

おおきな画像はこちら

何とかガイドも安定?してきたので、GSOの1600mm鏡筒でいろんな対象を狙いたくなります。
ナローバンドは暗いので、F8のままだとちょっと写るのに時間がかかりすぎます。
QHY9なので、0.67倍のReducerを使って撮影することにしました。

M27だともっと時間をかけて、周りにある領域をじっくり狙うべきなのでしょうが・・
それなりの空で、それなりの時間でもデジカメでは写らない領域までとらえることが
できました。

こちらは星ナビ9月号に掲載していただきました。

---
Title:M27
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Process:DSS 2xdrizzle
Exposure:ISO3200 240sec x 19
Date:2018/5/12 @Kohnoyama

Optics:GSO8RC x CCD67 Reducer (f=100mm/F=8)
Camera:QHY9
AutoGuide:mini Borg 50,QHY 5ii-L ,PHD2
Mount:Vixen AXJ
Exposure:Ha 420sec x16     O3 420sec x 32
Date:2018/5/24 他
ということで、2か月ぶりのご報告でした。
次はもう少し早く更新します。(汗)

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2018年7月 7日 (土)

CANP 18 に参加

遂に! 2か月更新ができていない、休眠Blogとなってしまいました。。。
最近はSNSとかでの情報共有が多くて・・・。
Blogは皆様の投稿を拝見することはあるのですが、自分のBlogの更新が後回しになっております。

春の銀河を通り越して、すでに梅雨空のなか、晴れを待ち望む&7月末の火星大接近に備えてる皆様も多いと思います。

さてそんな中、6/30-7/1に西播磨天文台で開催された、2018年 CANPに参加してきました。

CANPとは、CCD Astronomy Networkの略で、詳細はこちらにありますが、端的にいうと? 天体写真の世界でご活躍の方々が、集まり、情報共有をする会合?です。
2年ぶりに参加をしたのですが、今回は実行委員長で、私の先生であるTさんから発表をするようにお話がありました。
2年前にならで開催されたときは、アマチュア天文写真ではとても著名な方々やAstroArtsさん、天文ハウスTOMITAさんが講演され、必死にメモをとっていた記憶があります。
参加される方々も、凄い方ばかりで・・そんな場での発表というのはかなりハードルが高いです。(汗)
Tさんは、「今回のテーマは基本に返るです。」とおっしゃった言葉を信じ?開き直って発表をしてきました。
テーマは長年?取り組んできた、長焦点・銀河の撮影に関することです。


素晴らしい銀河の写真を撮るための基本として、

①条件の良い空(暗い・透明度がよい・風が弱い)
②調整ができている望遠鏡とカメラ(周辺の星像・補正レンズ・光軸調整)
③安定したガイド(→これまでのガイドシステムの変遷)
④Dark Flatなど基本の処理
⑤DSO向けの画像処理(→DSSをつかってみた)


の5つがありますが、その中から、③と⑤についてお話をしました。


Blg_2

こんな感じの資料を使って説明をしました。
プレゼンテーションで使った資料はこちらです。「CANP18.pdf」をダウンロード
説明がないのでちょっとわかりにくいかもしれませんが、ご興味のある方はご覧ください。

さて、日本全国豪雨でとても心配な状況が続きますが、、
来週あたりには梅雨明けしそうなので、また撮影に行きたいですね。

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2018年5月 3日 (木)

春のDSO祭り(前編) & 祝☆ 星ナビ6月号入選!

またまた・・1か月を超える未更新状態が続いてしまいました。
撮影はもう少し頻繁に行っているのですが、Blog更新が後回しになりがちです(汗)

ということで、今年の春物は銀河を中心にDSOをいろいろと撮影しました。

1月~3月に撮影した対象は以下の通りです。。もっとまめに更新したらよかったです。

【撮影したDSO】

NGC2903
M100
M95
M96
---ここまでアップ済み

M78(ガイドブレブレ、作品微妙でボツ)

---ここから
M1
M67
NGC5981,5982,5985 (りゅう座のTriplet)
M104
NGC3718,3729 /Hickson 56
M94
M81
M51
---ここまで
M90
M5
NGC4565
M63
M3
M16
NGC4038,4039

それぞれ1~2時間露光のものとなります。
メシエ天体を追加で撮影したいという思いもあり、15対象(全体で20対象)を撮影しました。
2台体制での撮影ということもあって、一晩に2~5対象を撮影しました。
まあ欲張りすぎですね。もっと長い時間かけてとらないといい作品ができないのですが。。

ところで、今年のDSOのテーマは、「ガイドの安定」でした。

その目的もあって、AXJを導入したわけですが結果として思うような成果を得れないケースも。。
原因は赤道儀本体の能力というより、ガイドシステムの問題が大きかったようです。

つまりは、
・親子亀、コバンザメ(赤道儀の上や下にガイド鏡を同架)する方法ではガイドがずれることが判明。
・その原因として、ガイド鏡筒、カメラの接続が緩みやガタがもあり、安定しなかった。
・それでも、精度が高いのはOffAxisやAOを使った場合。

という状況にありました。
AXJという赤道儀は、私自身の使い方の問題がありなかなか思うような成果が得られていないのですが、
実感として多少の風はもろともしないこともわかり、高いポテンシャルを感じております。

それでは長くなるのでまずは前編を・・・

☆☆天候がなかなかすぐれない予報の中、ダメもとで2回、神野山に撮影に行きました☆☆

【M1/crab nebula】

M1_2x_drizzle_2

冬?のDSOとして定番の対象です。
デジカメだとこんな感じが限界?でしょうか。。
過去の映像を見てみると、2014年12月に撮影したものがとてもシーイングよく写っていました。
この対象は撮影条件でかなり写りがかわるようです。

--
Title:M1
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 180sec x 35
Mount:takahashi Vixen AXJ
AutoGuide:Borg FL71,Watec910HX,Advanced Unit(SB10)
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/2/11 @Konoyama



【M67/open cluster 】

M67_2

かに座にある2つめ?の散開星団です。M44が有名ですが1600mmで狙うとちょうどいいサイズで収まります。
以前メシエ天体撮影マラソンをやっていたときは、FSQで写しましたので、長焦点は初めての撮影です。
散開星団はなかなか写真ではその美しさを表現できないですが、スパイダーがあると
多少のアクセントにはなりますね。

--
Title:M67
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 180sec x 10
Mount:takahashi Vixen AXJ
AutoGuide:Borg FL71,Watec910HX,Advanced Unit(SB10)
Date:2018/2/11 @Konoyama



【NGC5981 5982 5985 / Draco triplet】

Draco_triplet

かつて、すさみでドブソニアンで見たりゅう座のTripletです。撮影するのは初めてで、
今春撮りたかった対象の一つです。
眼視でも3つの特徴的な形を確認する事ができます。
神野山での撮影のため、星の数が少ない&淡いところはなかなか描写がむつかしかったですが、雰囲気は伝わるでしょうか?
よく目を凝らしてみると小さな銀河がたくさん写ってますね。
Tripletと呼ばれてますが、細長い銀河(NGC5981)のちょっと先に4つ目の銀河(NGC5976)が見えています。
1億光年先にあるようで、その姿をとらえることができるのが不思議です。

--
Title:NGC5981 5982 5985 / Draco triplet
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR& SEO-SP4
Exposure:ISO4000 360 sec x 20 300sec x 2 240sec x 4 (Total:146 min)
Mount:Vixen AXJ
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/2/11,16 @Konoyama



【M104 / Sombrero nebula】

M104

春の定番銀河です。ディスク面の模様とかをいつかは写してみたいのですが。。
20cmでは無理でしょうか。

--
Title:M104
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 240sec x 16
Mount:takahashi Vixen AXJ
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/2/16 @Konoyama




☆☆ここからは、長焦点をとるにはとても最適な場所、大芦で撮影した銀河です☆☆

【NGC3718,3729 /Hickson 56】

Ngc3718_x21

この銀河も今春撮影したかった対象です。北斗七星の柄杓のお椀の下の方にある銀河です。
右側のNGC3718の特徴的な形が印象的です。分類はSpiral galaxyらしいですが、渦巻きというよりはネジってネジって、伸びて伸びて・・という感じですね。
(twisted and extended galaxy by NASA)
お隣のNGC3729の銀河は15万光年離れているそうですが、このねじれ銀河はお隣の銀河の重力が影響しているようです。
それぞれは、地球から5200万光年先。りゅう座のTripletよりは近いですね。。

そして、NGC3718の南側に見えている銀河群が有名なHickson56(HCG56)です。
56-aからeまで5つのコンパクト銀河群ですが、ちゃんと見つけられました。

Hcg56_2

これらはなんと4億光年先にあるそうです。 この1枚の写真を見ているだけで
宇宙の壮大さをたっぷり感じることができます。
ガイドがうまく決まらず、ぼやっとした印象になってしまったのが残念です。

--
Title:NGC3718, 3729 /Hickson 56
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 360sec x 22
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:Borg FL71,Watec910HX,Advanced Unit(SB10)
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/3/10 @Ohashi


【M94/spiral galaxy

M94_360sec_x15

りょうけん座にあるメシエ天体5つのうちの1つ。形に特徴がある銀河です。
中心部はかなり明るくて普通にとると飽和してしまいます。
一方周りに部分に淡いところはなかなか写ってくれません。

以前撮影したものは、内側の部分の模様が全く見えない作品でした → M94

今回は、銀河の模様も見えています。
外側の淡いリングも一様ではなくて、腕のような模様も目を凝らすと見えてきます。

--
Title:M94
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 360sec x 15,120sec x8 ,60sec x6
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:Borg FL71,Watec910HX,Advanced Unit(SB10)
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/3/10 @Ohashi

---------

この2つの作品は、AXJ&GSO8RCで狙ったメインの対象でした。
精度を上げるためにガイド鏡をBorg71FLに変えてのトライでしたが、
どんどんと星が流れていく状況で原因がわからずアタフタしてました。

そんな中、せっかくの遠征なので長焦点の機材としてはお蔵入り?していた
EdgeHD800を1年ぶりに持ち出し、SXD2に搭載し、これまた久しぶりのAO装置を
つかっての撮影も同時並行で行いました。
課題だった?ガイド星探しも何とかうまくでき、オーソドックスな対象を狙いました。


【M81/Bode's galaxy】

M81_20180310_oashi

年明けの早いタイミングから狙える対象ではありますが、3月だと21時には高度が
50度を超えるので最初に狙いました。
EdgeHD800はもともと、APS-Cサイズの想定 かつ AO装置もついているため、
周辺はゴースト発生かつ減光している状態ですが、DSSで2xDrizzleする前提で撮影しました。

もう一台(AXJ&GSO)に苦しんでいる隙に? 着々とライトフレームを重ねていきましたが、
jpg画像を見てびっくり! ガイドエラーもなく、星がちっちゃい!!
解像度の基準にしている右下の二重性がきっちりと分解できています。
風がないこともありますが、SXD2でこんなにガイドが決まるのは初めて見ました。

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Title:M81
Optics:Edge HD 800 (f=2000mm/F=10)
Camera:Canon 6D SEO-SP4 triming
Guide:SX-AO OffAxis Guider / UltraStar/PHD2 guiding
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO4000 420sec x 16 , 180sec x 4
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/3/10 @Ohashi

【M51/Wheelpool Galaxy】

M51_20180310_oashi_420sec_x_20_120s

であれば、欲張ってもう一対象!
ということで、りょうけん座の大好きな子持ち銀河を狙いました。
過去何度となく撮影してきましたが、ライトフレームを見て感激!?
銀河の模様がはっきりと見えてます。
この日は早めに帰る必要もあり、薄明まで2時間の時間を残して撤収しました。
(今から思えば少しもったいなかったです)

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Title:M51
Optics:Edge HD 800 (f=2000mm/F=10)
Camera:Canon 6D SEO-SP4 triming
Guide:SX-AO OffAxis Guider / UltraStar/PHD2 guiding
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO4000 420sec x 20 , 120sec x 8
Date:2018/3/10 @Ohashi


【祝 星ナビ6月号入選 !】

前置きが長くなりましたが、このシーイング奇跡の日にAO装置をつけて撮影した
M81が星ナビ6月号に掲載いただけました。
個人的にはM51の方が本命でした。両対象ともあまり手の込んだ画像処理をやっていなかったので、M81とかは地味目?かなぁと思っていましたが、解像度とかを評価いただけたのかなぁと思っております。

こんな雰囲気です → Img2983

長焦点は惑星と同様に、その日の空の状態が影響する対象ですね。
誤魔化しは効かないというか、誤魔化せないというか。。

ということで、ここまでお読みいただきありがとうございます。長文失礼いたしました。

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2018年3月23日 (金)

春のメシエ天体銀河 3巡り目。。

春の銀河真っ盛りのシーズンです。

ずっと天気が安定しませんが、空は冬の対象から、春の対象に主役が移ってきました。

長時間の露光とはいかないので、明るめの対象をいくつか狙いましたブイ。
新兵器AXJにリッチークレチアンの1600mm+6Dを載せての撮影ですブイ。
サイズが小さいので画像処理はDSSで2x drizzleをかけてます。(25%トリミング)

【NGC2903】

Ngc2903_6d_300sec_x2_drizzle

これも過去に何度かトライした対象です。
しし座の頭、逆?マークの先にあり、1番に登ってくる対象です。
あまりシーイングが良くない熊野で撮った為か、中心部がぼやけています。そのかわり淡い腕は見えてますね。時間をかけていろいろな処理を試しましたが、、うーん。微妙な仕上がりです。

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Title:NGC2903
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR
Exposure:ISO4000 300sec x30
Mount:takahashi Vixen AXJ
Optics:Takahashi FSQ x 1.5Extender (f=675mm/F8)
Camera:QHY9 Gain10 offset130 -15dgree
Exposure:L 600sec x 10, Ha 600sec x 9 (2 x bining)

Date:2018/1@Iuchi @Oashi


【M100】

M100

マルカリアンチェーンのやや北側、かみのけ座にある綺麗な渦巻銀河です。二本の太い腕が非対称に見えていて、南北には淡いところが広がっています。
備前で撮影したこともあり、銀河の細かい模様がわかります。
上と左には、小さな銀河が見えてます。それぞれNGC4323、NGC4328です。
右下には細長い渦巻き銀河があります。NGC4312です。流石にたくさんの銀河が写ってます。

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Title:M100
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR
Exposure:ISO4000 300sec x30
Mount:takahashi Vixen AXJ
Date:2018/1/21@Oashi


【M95】

M95_20180120_3

しし座の前足側にあるメシエトリオ銀河の1つです。お隣のM96と一緒に撮影することも
可能でしたが、今回はじっくり?真ん中でそれぞれの対象を撮影しております。
なかなか特徴的な形の棒渦巻き型銀河です。シーイングがよかったので銀河の周りの様子も細かく写ってくれました。

こちらは天文ガイド4月号に掲載をいただきました!
銀河では初めての入選なのでとてもうれしいです。

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Title:M95
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR
Exposure:ISO4000 300sec x24
Mount:takahashi Vixen AXJ
Date:2018/1@Oashi


【M96】

M96_x30_2drizzle_3  

こちらは、M95とともに同じ銀河団に属しているM96です。
撮影が神野山でしたので、淡いところの表現はむつかしいかと思っていましたが、
周りの腕と、銀河中心の色が思ったより出てくれました。

2つを1600mm&フルサイズで取ると左右いっぱいいっぱいに広がりそうですが、
真ん中でとらえたほうが星の形もよさそうです。

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Title:M96
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR
Exposure:ISO4000 300sec x20
Mount:takahashi Vixen AXJ
Date:2018/1@Konoyama



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2018年2月28日 (水)

Autumn-Winter constellation with Sigma85mm /D810A

気づけばもう3月ですね(汗)

今回の秋から冬にかけてのシーズンでは、Sigma 85mm ArtとNikonのD810Aを組み合わせて星座の周りにある星雲や分子雲を撮りたいというテーマがありました。

少しアップロードが遅くなりましたが、いくつか撮影した作品をアップしておきます。
結構いろんなパターンをとることができました。ただどれも露光をじっくりかけることができておりません。Sigmaを持ち出した日は何日かありましたが、すっきりと晴れた日はなかったです。
いずれも元ファイルは10MBくらいのものですので圧縮しております。それぞれの大きなjpegはflickrにあげました。


【カシオペア付近】

Cassiopeia_s


大きな画像はこちら →

この領域は天の川やたくさんのHαを含む散光星雲が点在しています。
そして右上にはhxが見えていますね。
中焦点でモザイクをする強者もいらっしゃるようですが、そんな
パワーも晴れ間もないので、85mmで狙いました。
この時は月没後まだ暗くならない空であっという間に曇られたのですが
1時間ほどでそれなりに写りました。かなりシャープな星像です。

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Title:Cassiopeia widefield
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO2500 75sec x35
Mount:Vixen SXD2
Date:2017/10 @Imajo


【オリオン座付近】

Orion_s

大きい画像はこちら → 

ここはまさに本命中の本命!
これをとるためにこのレンズを買ったといっても過言ではないくらいに
ぴったりと大好きな領域がカバーされます。

オリオン星雲の周りを取り囲む赤茶の分子雲
馬頭星雲と燃える木星雲、そしてバーナードループと赤色のウニウニが広がります。
オリオンの左足にはリゲルに照らされた魔女の横顔が見え、その上にも白い分子雲が
漂っています。

本当にこのレンズ、よく写ってくれますね。これだけでも元が取れた気分です。。
熊野の暗いそらのおかげでわずか1時間の露光でこれだけ移りました。
南をとるなら本当に熊野ですね。ピカイチの空です。

☆こちらの作品は、2018年天文ガイド2月号に掲載いただきました!

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Title:Orion
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO2500 180sec x18
60sec x 4 , 20sec x 4
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Date:2017/11@Kumano



【カリフォルニア VS すばる】

M45_ngc1499_s

大きい画像はこちら →

この構図もオーソドックスです。赤と青の対峙。
それぞれの周りの分子雲を自分色に染めながら向かい合っています。
右側にはNGC1333 IC138がその様子を伺っています。
輝度さが激しく、なかなか処理のむつかしい領域です。
三重紀北町で初めての撮影でしたが、やはり空の暗さは熊野に軍配が
上がりますね。

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Title:M45 California nebula wide field
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO2500 150sec x42
Mount:Vixen SXD2
Date:2017/11@Nishiki



【ぎょしゃ座付近】

Auriga_s

大きい画像はこちら →

ここもカラフルな領域です。実はこの対象をこの冬3回トライしたのですが、いずれも雲が通過したりで枚数が足りてません。
あわせると何枚か撮りましたが、構図が微妙にずれていてたり星の大きさがあまりの違ったりということで作品に仕上げるに至っておりません。
この日も薄雲満載の空でした。天然のソフトフィルターがかかったようにライトフレームから星が肥大化しておりますが、おかげで星座の形がよく分かりますね。

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Title:Auriga
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO1600 180sec x9
Mount:Vixen SXD2
Date:2018/1/14@Kumano


【ヒアデス~すばる】

Mel25_m45_s

大きな画像はこちら →

さらなる枚数不足ですが、一度狙ってみたかったヒアデス星団付近です。じっくりとると美しい分子雲が浮かび上がってくるのでしょうが、わずか18分の露光では無理ですね。。
こちらはすっきりとした作品?に仕上げてみました。

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Title:Mel25 and M45
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO1600 180sec x6
vMount:Vixen SXD2
Date:2018/1@Kumano



【おおいぬ座付近】

Canis_s

大きな画像はこちら →

冬の天の川の南に位置するおおいぬ座です。左上にはカモメ星雲が、
そしてトールのヘルメットは色があまり出ていないですがカモメの左下に姿を確認できます。
こうやって見るとシリウスの明るさがずば抜けていますね。たくさんの星の中でもキラキラに輝いています。そしてM41もその存在をアピールしています。


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Title:Canis Major
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO1600 180sec x11
Mount:Vixen SXD2
Date:2017/12@Kumano


【おおぐま座分子雲】

M81_82s

おおぐま座の頭部あたりに広がる分子雲です。
中心にはM81と82が見えています。
85mmの広域で撮影すると火山部分だけではなくて、分子雲がかなりの広範囲に広がっていることがわかります。
こちらも27分の露光かつ、薄雲ソフトフィルター状態なので作品としては微妙です。
じっくりと露光するともう少しいろんなものが見えてきそうです。
狙うなら北が暗いそらになるでしょうね。


大きい画像はこちら →

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Title:M81 M82 Volcano nebula wide field
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO1600 180sec x9
Mount:Vixen SXD2
Date:2017/12@Kumano

ということでSigma85mmの作品を一気にアップしました。
素晴らしいレンズだと思います。

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2018年2月15日 (木)

AXJ 長焦点の新兵器

2月も折り返しですね。ほぼ月1ブログとなっております(汗)

空は春の天体真っ盛りですが、関西は1月、2月と週末はすっきり晴れない状態です。

銀河を美しく取りたい! とずっと思っており、EM200やAOなどを使ってきましたが、
年末に新たなる散財を・・・

Vixenの新赤道儀 AXJを購入しました。Starbook10で使うAdvanced UnitやWatecの
高性能アナログカメラも合わせてなのでかなりの出費に。
そのために2年ほど愛用したEM200を手放すことになりました。

【Vixen AXJ赤道儀】

Img_1708

組み立てた写真は、遠征の時に撮ろうと思ってましたが、暗闇?での撮影となるため
断念しております(笑)

三脚はどっしりとしたAXD用のものにAXJのアダプタをつけて使うことにしました。
一番困ったのはケースで、これまでEM200を入れていたものには入りません。
内寸が420 x 420 x 220 くらいないと収まらないのですが、縦幅が長すぎていいケースが
見当たりません。
とりあえず特大の収納ケースを探しまくって?そこに小さな座布団を敷いて入れております。
(専用ケースはまだ売られていないようです)

ファーストライトは、月明かりの元でのHa撮影となりました。

【X'mass Tree星雲】

Composit_1binx13_2binx7

QHY9を持ち出したのですが、最近はすっかりNarrow撮影になってますね。
GSO8RCのReducerを使った作品は初めてです。

本当はHaだけではなく、S2やO3も撮りたかったのですが、この日も雲が多い1日と
なり早々に断念しHaだけを撮影していました。

枚数も少ないのですが、せっかくなので画像処理をしました。かなり強調しているのですが
白黒なので地味ですね(笑)

Narrowなので星の大きさはデジカメと比較しにくいのですが、ガイドはそれなりに安定しているようです。
そういえば、突然Starbook10とAXJとの通信が切れるエラーが多発してしまい、
「さっそく故障!?」と思ったのですが、一緒に撮影に来られていた天文中年さんのアドバイスで
Starbook10とAXJをつなぐケーブルの問題であることが判明。予備のものをお借りして事なきを得ました。

高い赤道儀なんだからちゃんとケーブルもチェックして出荷してもらいたいですね。
遠くまで撮影に行って、こういったトラブルが発生すると大きなショックになります。

--
Title:X'masTree ,Cone nebula
Optics:GSO8RC x AstroPhisics reducer x0.67 (f=1072mm/F=5.36)
Camera:QHY9S Ha filter
Exposure:Gain 10  Offset130 600sec x 13 + 2bining 600sec x 7
Mount:takahashi Vixen AXJ
Date:2018/1/6@Nishiki



さて、これでパソコンを使うことなく赤道儀を動かせるので撮影での手間が省けそうです。
もちろん導入補正の時は、ステラショットをつないで行いますが、ガイドはAdvanced Unitで行います。
時間を見つけて、AO UnitとAXJを接続した撮影にもトライしたいと思っています。



【祝! 星ナビ3月号 入選】

201803

2/5発売の星ナビに、おうし座のレムナントを掲載いただきました。
デジカメとHaの同時撮影というフレーズ?が編集の方の目に留まったのでしょうか。

1月のブログに掲載したものでした。

もう少し露光時間をかけるとさらにブラッシュアップできそうな対象です。



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