2018年5月 3日 (木)

春のDSO祭り(前編) & 祝☆ 星ナビ6月号入選!

またまた・・1か月を超える未更新状態が続いてしまいました。
撮影はもう少し頻繁に行っているのですが、Blog更新が後回しになりがちです(汗)

ということで、今年の春物は銀河を中心にDSOをいろいろと撮影しました。

1月~3月に撮影した対象は以下の通りです。。もっとまめに更新したらよかったです。

【撮影したDSO】

NGC2903
M100
M95
M96
---ここまでアップ済み

M78(ガイドブレブレ、作品微妙でボツ)

---ここから
M1
M67
NGC5981,5982,5985 (りゅう座のTriplet)
M104
NGC3718,3729 /Hickson 56
M94
M81
M51
---ここまで
M90
M5
NGC4565
M63
M3
M16
NGC4038,4039

それぞれ1~2時間露光のものとなります。
メシエ天体を追加で撮影したいという思いもあり、15対象(全体で20対象)を撮影しました。
2台体制での撮影ということもあって、一晩に2~5対象を撮影しました。
まあ欲張りすぎですね。もっと長い時間かけてとらないといい作品ができないのですが。。

ところで、今年のDSOのテーマは、「ガイドの安定」でした。

その目的もあって、AXJを導入したわけですが結果として思うような成果を得れないケースも。。
原因は赤道儀本体の能力というより、ガイドシステムの問題が大きかったようです。

つまりは、
・親子亀、コバンザメ(赤道儀の上や下にガイド鏡を同架)する方法ではガイドがずれることが判明。
・その原因として、ガイド鏡筒、カメラの接続が緩みやガタがもあり、安定しなかった。
・それでも、精度が高いのはOffAxisやAOを使った場合。

という状況にありました。
AXJという赤道儀は、私自身の使い方の問題がありなかなか思うような成果が得られていないのですが、
実感として多少の風はもろともしないこともわかり、高いポテンシャルを感じております。

それでは長くなるのでまずは前編を・・・

☆☆天候がなかなかすぐれない予報の中、ダメもとで2回、神野山に撮影に行きました☆☆

【M1/crab nebula】

M1_2x_drizzle_2

冬?のDSOとして定番の対象です。
デジカメだとこんな感じが限界?でしょうか。。
過去の映像を見てみると、2014年12月に撮影したものがとてもシーイングよく写っていました。
この対象は撮影条件でかなり写りがかわるようです。

--
Title:M1
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 180sec x 35
Mount:takahashi Vixen AXJ
AutoGuide:Borg FL71,Watec910HX,Advanced Unit(SB10)
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/2/11 @Konoyama



【M67/open cluster 】

M67_2

かに座にある2つめ?の散開星団です。M44が有名ですが1600mmで狙うとちょうどいいサイズで収まります。
以前メシエ天体撮影マラソンをやっていたときは、FSQで写しましたので、長焦点は初めての撮影です。
散開星団はなかなか写真ではその美しさを表現できないですが、スパイダーがあると
多少のアクセントにはなりますね。

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Title:M67
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 180sec x 10
Mount:takahashi Vixen AXJ
AutoGuide:Borg FL71,Watec910HX,Advanced Unit(SB10)
Date:2018/2/11 @Konoyama



【NGC5981 5982 5985 / Draco triplet】

Draco_triplet

かつて、すさみでドブソニアンで見たりゅう座のTripletです。撮影するのは初めてで、
今春撮りたかった対象の一つです。
眼視でも3つの特徴的な形を確認する事ができます。
神野山での撮影のため、星の数が少ない&淡いところはなかなか描写がむつかしかったですが、雰囲気は伝わるでしょうか?
よく目を凝らしてみると小さな銀河がたくさん写ってますね。
Tripletと呼ばれてますが、細長い銀河(NGC5981)のちょっと先に4つ目の銀河(NGC5976)が見えています。
1億光年先にあるようで、その姿をとらえることができるのが不思議です。

--
Title:NGC5981 5982 5985 / Draco triplet
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR& SEO-SP4
Exposure:ISO4000 360 sec x 20 300sec x 2 240sec x 4 (Total:146 min)
Mount:Vixen AXJ
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/2/11,16 @Konoyama



【M104 / Sombrero nebula】

M104

春の定番銀河です。ディスク面の模様とかをいつかは写してみたいのですが。。
20cmでは無理でしょうか。

--
Title:M104
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 240sec x 16
Mount:takahashi Vixen AXJ
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/2/16 @Konoyama




☆☆ここからは、長焦点をとるにはとても最適な場所、大芦で撮影した銀河です☆☆

【NGC3718,3729 /Hickson 56】

Ngc3718_x21

この銀河も今春撮影したかった対象です。北斗七星の柄杓のお椀の下の方にある銀河です。
右側のNGC3718の特徴的な形が印象的です。分類はSpiral galaxyらしいですが、渦巻きというよりはネジってネジって、伸びて伸びて・・という感じですね。
(twisted and extended galaxy by NASA)
お隣のNGC3729の銀河は15万光年離れているそうですが、このねじれ銀河はお隣の銀河の重力が影響しているようです。
それぞれは、地球から5200万光年先。りゅう座のTripletよりは近いですね。。

そして、NGC3718の南側に見えている銀河群が有名なHickson56(HCG56)です。
56-aからeまで5つのコンパクト銀河群ですが、ちゃんと見つけられました。

Hcg56_2

これらはなんと4億光年先にあるそうです。 この1枚の写真を見ているだけで
宇宙の壮大さをたっぷり感じることができます。
ガイドがうまく決まらず、ぼやっとした印象になってしまったのが残念です。

--
Title:NGC3718, 3729 /Hickson 56
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 360sec x 22
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:Borg FL71,Watec910HX,Advanced Unit(SB10)
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/3/10 @Ohashi


【M94/spiral galaxy

M94_360sec_x15

りょうけん座にあるメシエ天体5つのうちの1つ。形に特徴がある銀河です。
中心部はかなり明るくて普通にとると飽和してしまいます。
一方周りに部分に淡いところはなかなか写ってくれません。

以前撮影したものは、内側の部分の模様が全く見えない作品でした → M94

今回は、銀河の模様も見えています。
外側の淡いリングも一様ではなくて、腕のような模様も目を凝らすと見えてきます。

--
Title:M94
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO4000 360sec x 15,120sec x8 ,60sec x6
Mount:Vixen AXJ
AutoGuide:Borg FL71,Watec910HX,Advanced Unit(SB10)
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/3/10 @Ohashi

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この2つの作品は、AXJ&GSO8RCで狙ったメインの対象でした。
精度を上げるためにガイド鏡をBorg71FLに変えてのトライでしたが、
どんどんと星が流れていく状況で原因がわからずアタフタしてました。

そんな中、せっかくの遠征なので長焦点の機材としてはお蔵入り?していた
EdgeHD800を1年ぶりに持ち出し、SXD2に搭載し、これまた久しぶりのAO装置を
つかっての撮影も同時並行で行いました。
課題だった?ガイド星探しも何とかうまくでき、オーソドックスな対象を狙いました。


【M81/Bode's galaxy】

M81_20180310_oashi

年明けの早いタイミングから狙える対象ではありますが、3月だと21時には高度が
50度を超えるので最初に狙いました。
EdgeHD800はもともと、APS-Cサイズの想定 かつ AO装置もついているため、
周辺はゴースト発生かつ減光している状態ですが、DSSで2xDrizzleする前提で撮影しました。

もう一台(AXJ&GSO)に苦しんでいる隙に? 着々とライトフレームを重ねていきましたが、
jpg画像を見てびっくり! ガイドエラーもなく、星がちっちゃい!!
解像度の基準にしている右下の二重性がきっちりと分解できています。
風がないこともありますが、SXD2でこんなにガイドが決まるのは初めて見ました。

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Title:M81
Optics:Edge HD 800 (f=2000mm/F=10)
Camera:Canon 6D SEO-SP4 triming
Guide:SX-AO OffAxis Guider / UltraStar/PHD2 guiding
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO4000 420sec x 16 , 180sec x 4
Process:DSS 2xdrizzle
Date:2018/3/10 @Ohashi

【M51/Wheelpool Galaxy】

M51_20180310_oashi_420sec_x_20_120s

であれば、欲張ってもう一対象!
ということで、りょうけん座の大好きな子持ち銀河を狙いました。
過去何度となく撮影してきましたが、ライトフレームを見て感激!?
銀河の模様がはっきりと見えてます。
この日は早めに帰る必要もあり、薄明まで2時間の時間を残して撤収しました。
(今から思えば少しもったいなかったです)

--
Title:M51
Optics:Edge HD 800 (f=2000mm/F=10)
Camera:Canon 6D SEO-SP4 triming
Guide:SX-AO OffAxis Guider / UltraStar/PHD2 guiding
Mount:Vixen SXD2
Exposure:ISO4000 420sec x 20 , 120sec x 8
Date:2018/3/10 @Ohashi


【祝 星ナビ6月号入選 !】

前置きが長くなりましたが、このシーイング奇跡の日にAO装置をつけて撮影した
M81が星ナビ6月号に掲載いただけました。
個人的にはM51の方が本命でした。両対象ともあまり手の込んだ画像処理をやっていなかったので、M81とかは地味目?かなぁと思っていましたが、解像度とかを評価いただけたのかなぁと思っております。

こんな雰囲気です → Img2983

長焦点は惑星と同様に、その日の空の状態が影響する対象ですね。
誤魔化しは効かないというか、誤魔化せないというか。。

ということで、ここまでお読みいただきありがとうございます。長文失礼いたしました。

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2018年3月23日 (金)

春のメシエ天体銀河 3巡り目。。

春の銀河真っ盛りのシーズンです。

ずっと天気が安定しませんが、空は冬の対象から、春の対象に主役が移ってきました。

長時間の露光とはいかないので、明るめの対象をいくつか狙いましたブイ。
新兵器AXJにリッチークレチアンの1600mm+6Dを載せての撮影ですブイ。
サイズが小さいので画像処理はDSSで2x drizzleをかけてます。(25%トリミング)

【NGC2903】

Ngc2903_6d_300sec_x2_drizzle

これも過去に何度かトライした対象です。
しし座の頭、逆?マークの先にあり、1番に登ってくる対象です。
あまりシーイングが良くない熊野で撮った為か、中心部がぼやけています。そのかわり淡い腕は見えてますね。時間をかけていろいろな処理を試しましたが、、うーん。微妙な仕上がりです。

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Title:NGC2903
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR
Exposure:ISO4000 300sec x30
Mount:takahashi Vixen AXJ
Optics:Takahashi FSQ x 1.5Extender (f=675mm/F8)
Camera:QHY9 Gain10 offset130 -15dgree
Exposure:L 600sec x 10, Ha 600sec x 9 (2 x bining)

Date:2018/1@Iuchi @Oashi


【M100】

M100

マルカリアンチェーンのやや北側、かみのけ座にある綺麗な渦巻銀河です。二本の太い腕が非対称に見えていて、南北には淡いところが広がっています。
備前で撮影したこともあり、銀河の細かい模様がわかります。
上と左には、小さな銀河が見えてます。それぞれNGC4323、NGC4328です。
右下には細長い渦巻き銀河があります。NGC4312です。流石にたくさんの銀河が写ってます。

--
Title:M100
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR
Exposure:ISO4000 300sec x30
Mount:takahashi Vixen AXJ
Date:2018/1/21@Oashi


【M95】

M95_20180120_3

しし座の前足側にあるメシエトリオ銀河の1つです。お隣のM96と一緒に撮影することも
可能でしたが、今回はじっくり?真ん中でそれぞれの対象を撮影しております。
なかなか特徴的な形の棒渦巻き型銀河です。シーイングがよかったので銀河の周りの様子も細かく写ってくれました。

こちらは天文ガイド4月号に掲載をいただきました!
銀河では初めての入選なのでとてもうれしいです。

---
Title:M95
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR
Exposure:ISO4000 300sec x24
Mount:takahashi Vixen AXJ
Date:2018/1@Oashi


【M96】

M96_x30_2drizzle_3  

こちらは、M95とともに同じ銀河団に属しているM96です。
撮影が神野山でしたので、淡いところの表現はむつかしいかと思っていましたが、
周りの腕と、銀河中心の色が思ったより出てくれました。

2つを1600mm&フルサイズで取ると左右いっぱいいっぱいに広がりそうですが、
真ん中でとらえたほうが星の形もよさそうです。

--
Title:M96
Optics:GSO8RC x 2inch flatner (f=1600mm/F=8)
Camera:Canon6D HKIR
Exposure:ISO4000 300sec x20
Mount:takahashi Vixen AXJ
Date:2018/1@Konoyama



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2018年2月28日 (水)

Autumn-Winter constellation with Sigma85mm /D810A

気づけばもう3月ですね(汗)

今回の秋から冬にかけてのシーズンでは、Sigma 85mm ArtとNikonのD810Aを組み合わせて星座の周りにある星雲や分子雲を撮りたいというテーマがありました。

少しアップロードが遅くなりましたが、いくつか撮影した作品をアップしておきます。
結構いろんなパターンをとることができました。ただどれも露光をじっくりかけることができておりません。Sigmaを持ち出した日は何日かありましたが、すっきりと晴れた日はなかったです。
いずれも元ファイルは10MBくらいのものですので圧縮しております。それぞれの大きなjpegはflickrにあげました。


【カシオペア付近】

Cassiopeia_s


大きな画像はこちら →

この領域は天の川やたくさんのHαを含む散光星雲が点在しています。
そして右上にはhxが見えていますね。
中焦点でモザイクをする強者もいらっしゃるようですが、そんな
パワーも晴れ間もないので、85mmで狙いました。
この時は月没後まだ暗くならない空であっという間に曇られたのですが
1時間ほどでそれなりに写りました。かなりシャープな星像です。

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Title:Cassiopeia widefield
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO2500 75sec x35
Mount:Vixen SXD2
Date:2017/10 @Imajo


【オリオン座付近】

Orion_s

大きい画像はこちら → 

ここはまさに本命中の本命!
これをとるためにこのレンズを買ったといっても過言ではないくらいに
ぴったりと大好きな領域がカバーされます。

オリオン星雲の周りを取り囲む赤茶の分子雲
馬頭星雲と燃える木星雲、そしてバーナードループと赤色のウニウニが広がります。
オリオンの左足にはリゲルに照らされた魔女の横顔が見え、その上にも白い分子雲が
漂っています。

本当にこのレンズ、よく写ってくれますね。これだけでも元が取れた気分です。。
熊野の暗いそらのおかげでわずか1時間の露光でこれだけ移りました。
南をとるなら本当に熊野ですね。ピカイチの空です。

☆こちらの作品は、2018年天文ガイド2月号に掲載いただきました!

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Title:Orion
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO2500 180sec x18
60sec x 4 , 20sec x 4
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Date:2017/11@Kumano



【カリフォルニア VS すばる】

M45_ngc1499_s

大きい画像はこちら →

この構図もオーソドックスです。赤と青の対峙。
それぞれの周りの分子雲を自分色に染めながら向かい合っています。
右側にはNGC1333 IC138がその様子を伺っています。
輝度さが激しく、なかなか処理のむつかしい領域です。
三重紀北町で初めての撮影でしたが、やはり空の暗さは熊野に軍配が
上がりますね。

--
Title:M45 California nebula wide field
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO2500 150sec x42
Mount:Vixen SXD2
Date:2017/11@Nishiki



【ぎょしゃ座付近】

Auriga_s

大きい画像はこちら →

ここもカラフルな領域です。実はこの対象をこの冬3回トライしたのですが、いずれも雲が通過したりで枚数が足りてません。
あわせると何枚か撮りましたが、構図が微妙にずれていてたり星の大きさがあまりの違ったりということで作品に仕上げるに至っておりません。
この日も薄雲満載の空でした。天然のソフトフィルターがかかったようにライトフレームから星が肥大化しておりますが、おかげで星座の形がよく分かりますね。

---
Title:Auriga
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO1600 180sec x9
Mount:Vixen SXD2
Date:2018/1/14@Kumano


【ヒアデス~すばる】

Mel25_m45_s

大きな画像はこちら →

さらなる枚数不足ですが、一度狙ってみたかったヒアデス星団付近です。じっくりとると美しい分子雲が浮かび上がってくるのでしょうが、わずか18分の露光では無理ですね。。
こちらはすっきりとした作品?に仕上げてみました。

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Title:Mel25 and M45
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO1600 180sec x6
vMount:Vixen SXD2
Date:2018/1@Kumano



【おおいぬ座付近】

Canis_s

大きな画像はこちら →

冬の天の川の南に位置するおおいぬ座です。左上にはカモメ星雲が、
そしてトールのヘルメットは色があまり出ていないですがカモメの左下に姿を確認できます。
こうやって見るとシリウスの明るさがずば抜けていますね。たくさんの星の中でもキラキラに輝いています。そしてM41もその存在をアピールしています。


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Title:Canis Major
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO1600 180sec x11
Mount:Vixen SXD2
Date:2017/12@Kumano


【おおぐま座分子雲】

M81_82s

おおぐま座の頭部あたりに広がる分子雲です。
中心にはM81と82が見えています。
85mmの広域で撮影すると火山部分だけではなくて、分子雲がかなりの広範囲に広がっていることがわかります。
こちらも27分の露光かつ、薄雲ソフトフィルター状態なので作品としては微妙です。
じっくりと露光するともう少しいろんなものが見えてきそうです。
狙うなら北が暗いそらになるでしょうね。


大きい画像はこちら →

---
Title:M81 M82 Volcano nebula wide field
Optics:Sigma 85mm Art(F=3.2)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO1600 180sec x9
Mount:Vixen SXD2
Date:2017/12@Kumano

ということでSigma85mmの作品を一気にアップしました。
素晴らしいレンズだと思います。

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2018年2月15日 (木)

AXJ 長焦点の新兵器

2月も折り返しですね。ほぼ月1ブログとなっております(汗)

空は春の天体真っ盛りですが、関西は1月、2月と週末はすっきり晴れない状態です。

銀河を美しく取りたい! とずっと思っており、EM200やAOなどを使ってきましたが、
年末に新たなる散財を・・・

Vixenの新赤道儀 AXJを購入しました。Starbook10で使うAdvanced UnitやWatecの
高性能アナログカメラも合わせてなのでかなりの出費に。
そのために2年ほど愛用したEM200を手放すことになりました。

【Vixen AXJ赤道儀】

Img_1708

組み立てた写真は、遠征の時に撮ろうと思ってましたが、暗闇?での撮影となるため
断念しております(笑)

三脚はどっしりとしたAXD用のものにAXJのアダプタをつけて使うことにしました。
一番困ったのはケースで、これまでEM200を入れていたものには入りません。
内寸が420 x 420 x 220 くらいないと収まらないのですが、縦幅が長すぎていいケースが
見当たりません。
とりあえず特大の収納ケースを探しまくって?そこに小さな座布団を敷いて入れております。
(専用ケースはまだ売られていないようです)

ファーストライトは、月明かりの元でのHa撮影となりました。

【X'mass Tree星雲】

Composit_1binx13_2binx7

QHY9を持ち出したのですが、最近はすっかりNarrow撮影になってますね。
GSO8RCのReducerを使った作品は初めてです。

本当はHaだけではなく、S2やO3も撮りたかったのですが、この日も雲が多い1日と
なり早々に断念しHaだけを撮影していました。

枚数も少ないのですが、せっかくなので画像処理をしました。かなり強調しているのですが
白黒なので地味ですね(笑)

Narrowなので星の大きさはデジカメと比較しにくいのですが、ガイドはそれなりに安定しているようです。
そういえば、突然Starbook10とAXJとの通信が切れるエラーが多発してしまい、
「さっそく故障!?」と思ったのですが、一緒に撮影に来られていた天文中年さんのアドバイスで
Starbook10とAXJをつなぐケーブルの問題であることが判明。予備のものをお借りして事なきを得ました。

高い赤道儀なんだからちゃんとケーブルもチェックして出荷してもらいたいですね。
遠くまで撮影に行って、こういったトラブルが発生すると大きなショックになります。

--
Title:X'masTree ,Cone nebula
Optics:GSO8RC x AstroPhisics reducer x0.67 (f=1072mm/F=5.36)
Camera:QHY9S Ha filter
Exposure:Gain 10  Offset130 600sec x 13 + 2bining 600sec x 7
Mount:takahashi Vixen AXJ
Date:2018/1/6@Nishiki



さて、これでパソコンを使うことなく赤道儀を動かせるので撮影での手間が省けそうです。
もちろん導入補正の時は、ステラショットをつないで行いますが、ガイドはAdvanced Unitで行います。
時間を見つけて、AO UnitとAXJを接続した撮影にもトライしたいと思っています。



【祝! 星ナビ3月号 入選】

201803

2/5発売の星ナビに、おうし座のレムナントを掲載いただきました。
デジカメとHaの同時撮影というフレーズ?が編集の方の目に留まったのでしょうか。

1月のブログに掲載したものでした。

もう少し露光時間をかけるとさらにブラッシュアップできそうな対象です。



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2018年1月 8日 (月)

謹賀新年

みなさま

新年あけましておめでとうございます。
旧年中は弊blogをご覧いただき、メッセージをいただきありがとうございます。

今年もよろしくお願いします。
今年こそ、すっきり晴れた新月期にたっぷり撮影できますことを祈念します。

気づけば・・12月は更新なしという失態でした。
撮影も遠征に行くものの、雲が多く、ちゃんと撮れずという日々が続きました。

ためた分?、昨年11月にとった4つの作品をアップします。


【M31 taken by FSQ85ED and new flattner】


M31_240sec_x_33_blog2

新たに購入したFSQ85ED用のフラットナーを使用しました。
もともとフルサイズが使えない鏡筒?ということでしたが、このフラットナー
を使うと周辺の星がまん丸に写ります。
比較的手にしやすい価格帯での発売でしたので、BabyQをお持ちの方には
おすすめですね。

--
Title:M31
Optics:Takahashi FSQ-85ED x Flattner 1.01
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO2500 240sec x33,ISO2500 60sec x4
Mount:takahashi EM200 Temma2M
Date:2017/11/25@Kihoku

see original file



【バラ星雲】

Bara_x29_blog

こちらも同じくフラットナーを使った作品です。
バラ星雲は明るくてよく写ってくれます。毎年撮影していますが、なかなか正解が
ないある意味むつかしい対象かも?ですね。

see original file

--
Title:Rosetta NGC2237-9 2236
Optics:Takahashi FSQ-85ED x Flattner 1.01
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure:ISO2500 240sec x29
Mount:Vixen SXD2
Date:2017/11/19@Kumano



【おうし座 レムナント】

Sh2240_rg180sec_x26_ha600sec_x_23_b

デジカメでは、箸にも棒にもかからなかった対象です。
かなり範囲の広いところに広がっている超新星残骸です。

冷却CCDのカメラに、久しぶりに?MiniBorg45ED+Reducerをつけて。
あと周りの星などを映すのにFSQ+Reducerとフルサイズカメラで
下弦の月の頃に撮影しました。
この2台をVixenのマルチプレートに同架しました。方向を合わせるために
微動雲台を使いました。それが原因なのか?、そもそも重すぎたのか?は
わかりませんが、冷却CCDの方は、ガイドのずれがあったようです。
流石Haだとよく写ってくれるので、残骸の形を確認する事ができました。

see original file

---
Title:Sh2-240
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure: ISO3200  180sec x 26
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure: Hα 600sec x 23 (Gain:10 Offset:130)
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Date:2017/11/11@Kumano




【ケフェウス クワガタ星雲あたり?】

Sh2157_m52_180sec_x_25_ha_600sec_x_

レムナントをとる前に向けていた対象ですが、あまりきっちり準備をしていなかったこともあり、クワガタを中心においております。
右上には洞窟星雲もあり、もう少し南に画角を振っていたらよかったかもと。。

ここもHaをブレンドしていますので、赤の星雲がよく見えてますね。

--
Title:Sh2-157 M52 NGC 7635
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Exposure: ISO3200  180sec x 25
Camera:QHY9,Astrodon Tru-Balance
Exposure: Hα 600sec x 7 (Gain:10 Offset:130)
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Date:2017/11/11@Kumano

see original file

ということで今年もどうぞよろしくお願いします。

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2017年11月29日 (水)

大台ケ原での撮影

もうすぐ12月ということで、大台ケ原での撮影はドライブウェイの閉鎖とともに完了となりますね。
11月は天候不良&寒すぎて?大台ケ原を訪れる機会はありませんでした。

10月初めに撮影したいくつかの対象をまとめてアップします。

【M78 LDN1621,1622】

M78_ldn1621blog

ここの領域は、カラフルな色合い、暗黒帯など大好きな要素が満載です。
昨年は南北縦構図で撮影しましたが、今回は横構図で狙いました。
LDN1621、1622の暗黒帯を長焦点で狙ってみたいです。

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撮影データ
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Mount:Vixen SXD2
Exposure: ISO2500  180sec x 35
Date:2017/10/1@Ohdaigahara

【NGC1333 IC138 B1,2,3,4】

Ngc1333_x18_newb

次は、とても淡い領域です。ちょうどカリフォルニア星雲とすばるの間にある
NGC1333、IC138です。
中央あたりにはたくさんバーナードの暗黒帯がありまして、このあたりの表現がむつかしいですね。

大台の空でしか狙えない対象かなと思います。

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撮影データ
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO2500 240sec x18
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Date:2017/10/1@Ohdaigahara


【NGC2264 Sh2-273 IC2169 /Xmas Tree,Cone nebula】

Xmas_blog

最後は、クリスマスツリー星団、コーン星雲、カタツムリ星雲あたりです。
定番の構図ですね。赤と青の対比がきれいな領域ですが、真ん中あたりにある
散開星団が美しいと思っています。

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撮影データ
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:Nikon D810A
Exposure:ISO2500 240sec x21
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Date:2017/10/1@Ohdaigahara


大台ケ原の空は流石という感じでしたが、できれば新月期にたっぷりと撮影したいです。
なかなかそんな機会はなく、大台の空はまた来年までお預けですね。

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2017年10月31日 (火)

10月も新月期は・・・

さて、10月も今日で終わりですね。

6月以降の天候不調のなかはや5か月が経過しましたが、
10月の新月期も結局台風の襲来もあってちゃんと撮影ができませんでした。

さすがに平日は遠征とかが厳しいので。。

バタバタしていてブログを更新できてなかったのですが、10月初めにわずか3時間の暗夜を求めて大台ケ原に遠征をしました。

この日は月が25時ころに沈むという条件でしたが、空は快晴でなんとか3時間撮影することができました。
3時間なので2対象をターゲットに撮影しましたが、1時間半ずつの撮影となってしまったためか、なんとなく中途半端な作品になってしまいました。

【大台ケ原のアンドロメダ銀河】

M31_x33b

この作品は、RAP2を使わないで、BIASを撮影して、ステライメージでダークフラット処理をしたものです。
出来上がってくる作品のカラーバランスがRAP2と異なっていて調整が結構むつかしかったです。
アンドロメダ銀河の色合いが何やらよく分からなくなってしまいました。
あとでもう一度RAP2を使って画像処理してみたいです。

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撮影データ

Title:M31
Optics:Takahashi FSQ-85ED x QE0.73(f=328mm/F=3.8)
Camera:Canon6D SEO-SP4
Mount:Vixen SXD2
Exposure: ISO2500  180sec x 33
Date:2017/10/1@Ohdaigahara





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2017年10月14日 (土)

野外星図 FIELD STAR ATLASにメシエ天体写真を提供

10月になり、めっきり秋らしくなりましたね。

ご報告が遅くなりましたが、月間天文ガイドさんが監修されている、
「野外星図 FIELD STAR ATLAS」の別冊にメシエ天体の写真が掲載されているのですが、ここの写真を提供させていただいております。

Cci20170917_0001_2

以前天文ガイドさんに、メシエ110天体の写真を掲載いただいたのがご縁で
今回の野外星図に写真をご提供させていただきました。

Cci20170917

天文ガイドに投稿したときから、さらに取り直したものも含めております。

雑誌とは違う場所に載せていただき、星空を見上げる方々に長らく使っていただけるものだけにとても光栄です。

ご興味のある方はこちらからご覧ください。

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2017年9月22日 (金)

星ナビ 2017年10月号入選<NGC6723 6726 6727 6729>

皆既日食の記録を残していたため、ブログでのご報告が遅くなりましたが、
星ナビ10月号に南のかんむり座にある反射星雲、分子雲帯<NGC6723 6726 6727 6729>の作品を掲載いただきました。

梅雨に入る前の作品です。前日は大荒れの天気でしたが、夜半に月が沈むと透明度の
高い空に・・・ 思い切って南の超低空にある難物にトライしました。

ブルーの反射星雲と暗黒帯、分子雲がある領域に球状星団が花を添えています。
思った以上にカラフルなエリアです。
9月号には掲載いただけなかったので、入選できなかったとあきらめていたのですが、
皆さんご承知の通りの晴れない空続きで、10月号で掲載をいただけたのかなぁと思っています。

【NGC6723 6726 6727 6729】

Ngc67236726

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Title:NGC6723 6726 6727 6729
Optics:Takahashi Epsilon 130D(f=430mm/F=3.3)
Camera:Canon 6D SEO-SP4
Exposure:ISO2500 120secx48
Mount:Takahashi EM200 Temma2M
Date:2017/6/3@Mitsue


大きなイメージはこちら


【星ナビ】

Hosinavi10

今回はいつも撮影をご一緒している天文中年さんやフルフルさんも入選されていて、
神野山天文クラブ(別名:神野山がま口壊れ隊)もますます活躍できればと思います。

さて今週末は晴れてくれるのでしょうか(晴れてくれるでしょう!)

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2017年9月17日 (日)

アメリカ皆既日食旅行記(5日目)

アメリカ皆既日食旅行記 (5日目~)  8/22~8/26

さてLAについて翌日にはAnaheimのDisneyResortへ移動です。
LAXからアナハイムの往復にSupershuttleを利用しました。
HPから簡単に予約できて時間に正確に送り迎えがきてくれました。乗り合いですが3グループぐらいでしたので
45分くらいで着きました。
Uberとかもかなりスマホを使って発展しているようですが、このシャトルもSMSをつかったやりとりで便利でした。

ShuttleBusはこちら

TripAdviserとかでは評価は二分されているようなので、私は運がよかったのかも?ですね・・

DisneyResortでは2泊3日で丸ごとParkをEnjoyしました。

施設は全体的に古い感じはありましたが、大きな混雑もなく乗り物を乗ることができました。
アトラクションに乗る前に荷物を預けることもなく、事前のチェックとか説明は適度な感じで
あとは自己責任?みたいな空気を感じました。
そのおかげで、お客様の回転が速いのではと思いました。サービスは過剰がいいのか不足しているくらいがいいのか・・

【DisneyLand and California adventure】

Disney

8/22,23,24と
8/25の午前1時の便で羽田へ時差もあって日本についいたのは8/26の午前4時ころでした。そのあと伊丹へ移動し帰路につきました。

【大阪の空】

Itami

大阪の天気は曇りでした。旅行お疲れさまでした~。
確かこの新月期もNGだったみたいで・・日本の天気はずっとすっきりしませんね。。

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アメリカ皆既日食総括

 

さて、楽しかったアメリカ皆既日食を総括したいと思います。
まず皆既日食の最終画像はこちら。(先日アップしたものと同じです)

【皆既中の太陽】

Corona_hdr_s

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撮影データ
 Opt:Mini Borg71FL x 1.4 テレコンバータ(f=560mm F=7.9)
  Camera:Nikon D810A DXモード ISO200
 Mount:SWAT-200
 Exposure:BKT撮影
 1/500、1/250、1/125、1/60、1/30、1/15、1/8、1/4、1/2の9枚露光 (BKT設定 9段、間隔は1.0)

 Proseccing:Photomatix-ProによるHDR合成
      ステライメージによるローテーショナルグラディエント
      Photoshopによるレベル調整


このときのコロナ画像はこちら

【Nasaページより】

Eclipse_composite_2017_without_cred

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コロナの外に広がるStreamerの様子がよくわかります。
まさに地球から見た姿と同じですね。


100年ぶり?にアメリカ大陸を横断する皆既日食。
アメリカ中、世界中が熱狂したと思います。

選択肢が多い分、どこで観測するか! が結構重要だったのかなと。。
私はOregon Madrasを選択しましたが、そのほかの地区でも概ね良い天気だったみたいです。

ただ当日の衛星画像を見ていると、雲がある地区も・・

【2017/8/21の衛星画像】

Weather

西海岸は晴れ、Wyomingは雲がかかるところが(Casperは薄雲だったようです)
当初検討していたKansas Cityは雨模様? 
雲量が60%以上と予想されたNashvilleあたりまで行けば雲が薄くなっていますね。

こればかりは結果論ですが、たくさんの方が観測できてよかったです。

奄美大島での皆既日食リベンジをかけて、アメリカ皆既日食ツアーとても素晴らしい体験になりました。
本当に忘れられない思い出です。

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